S4 油はすべてを教える

1ヨハネ 2:27 あなたがたのばあいは、キリストから受けた注ぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、――その教えは真理であって偽りではありません。――また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。

聖霊についてもう少し述べます。その聖霊は、別の表現では、油として語られています。上記ことばの注ぎの油とはまさに我々に与えられた聖霊をさします。
この箇所を見ていきましょう。

「あなたがたのばあいは、キリストから受けた注ぎの油があなたがたのうちにとどまっています。」

ここではキリストを信じたクリスチャンには、キリストから受けた注ぎの油が
我々のうちにとどまっていることが書かれています。この油とは聖霊をさす
表現です。ですので、たとえ誰であってもその人がクリスチャンになると
特別な恵みやプレゼントを受けます。それは霊のことであり、神の霊である
聖霊のことです。そして、繰り返すようですが、その聖霊こそが、
クリスチャンをクリスチャンたらしめている、根本的な力です。
どんな高価な外車でもガソリンが入って初めて動きます。同じように、聖霊はクリスチャン生活のいわばガソリンのような存在であり、我々はこの霊が与えられて初めて、クリスチャンとして歩む力やら、癒しが与えられるのです。

「それで、だれからも教えを受ける必要がありません。」

聖霊による恵みはいくつもあるのですが、ここでは聖霊を受けることにより、我々が必要な教え、歩みを神から教えられ、その結果、人の誰から教えられなくても歩むべき方法がわかる、このことについて語っています。
このことは事実であり、聖霊を私たちが受けるとその聖霊は私たちの進路、岐路、問題のあるとき、歩むべき方法、方向について語ります。

「彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、」

この油、聖霊は私たちの生活、歩み、仕事、学校、結婚、つきあい、聖書の理解、あらゆることについて私たちを教え、方向を示してくださいます。

「その教えは真理であって偽りではありません。」

真理とは本物、という意味合いです。世の中には、どれ
ほど、偉い学者や、識者が語っても実は偽りや
間違った教えがあります。しかし、神の霊である
聖霊が語る教えは真理であり、偽りではありません。

「また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。」

さて、私たちがクリスチャンになり、真理を悟り、賢い歩みをするようになったとしても、それはあくまで、イエスの霊である聖霊が教えてくれるのに過ぎません。私たちから出たものではありません。逆に惑わされて他の神に従っていくなら、聖霊から離れてしまう
危険性があります。ですので、キリストにとどまることが必要なのです。

さて、このように聖書は繰り返し、繰り返し、私たち信じたクリスチャンに与えられる神の霊、聖霊について語ります。クリスチャン人生とは神の霊、聖霊に導かれて歩むものなのです。このことを知りましょう。

そして、神の霊、聖霊は、キリストを信じたすべてのものに与えられるものです。もし、私たちがこの霊を受けていないなら、神に与えられるよう求めてください。神はよいもの、聖霊を求めるなら与えられることをしりましょう。

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