クリスチャン生活を送る上ではっきりと理解しなければならないのは、
悪魔という敵の存在です。
クリスチャン生活を送るというとき、我々はどのようなイメージを持つべきなのでしょうか。クリスチャン生活を何十年も送った私自身の理解では、それは
どうも、順風満帆の中で風に吹かれて進むというものではないようです。
逆に悪魔というしつこく、執念深く、悪知恵が働き、人間心理を知り尽くした敵との戦いを経つつ天国をめざす、そんなイメージのほうが正しいように思えます。
クリスチャンになったということは、我々は史上最悪、最強の敵と戦い、
永遠の命を得る戦いの中に入ったということなのです。
悪魔は聖書によれば御使いの一人のようです。そして、その中でも高い地位に
属しているようです。そしてその仲間や配下の御使いを従え、
人間を憎み、地獄へ落とそうと待ち構えているのです。我々が
クリスチャンになったからといって、遠慮するわけでなく、クリスチャンの弱点やら、盲点を知り尽くし、何とか、せっかくの救いやら、永遠の命をかすめとり、奪い取るべくあきらめずに妨害、だまそうと精力的にその力を働かせる存在なのです。
キリストは悪魔に関してこういわれました。
ヨハネ8:44 あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。
悪魔が初めから人殺しであることを述べたのです。
このことばのように、悪魔は初めから人殺しであり、
人間を惑わし、殺し、またクリスチャンを惑わし、別の道を
歩かせたり、異端教理を信じさせたり、信仰を奪い、疑わせ、
何とかせっかく得た永遠の命を奪うべく、
滅ぼすことを生きがいとしているような存在なのです。
ゲームでもバレーボールでもボクシングでも敵を知らなければ戦いには
なりません。クリスチャン人生には明確な敵が存在し、
しかも、その敵は我々以上の能力を持つ存在であることを知りましょう。
しかし、自分の知恵や能力に頼らず、キリストに頼り、祈り、
神の知恵で歩む人々は勝利し、正しい道を歩むようになります。次のステップ
