通算No.18 神のみからくる栄誉
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ヨハネ5:44
”互いの栄誉は受けても唯一の神からの栄誉を求めないあなたがたはどうして信じることができますか”
このみことばはKJVの訳では”神のみから来る栄誉を求めないあなたがたはどうして信じることができますか”と訳されています。私はこの方が正確な訳ではないかと思っています。
このみことばはこのことを暗示します。すなわち、クリスチャンとして歩むとき我々が受ける、2種類の栄誉があるということです。1種類は”人から来る栄誉、人同士で互いに受け合う栄誉”とでもいうものです。これはこの世から受ける栄誉であっても、またはクリスチャンどうしの間であっても、何しろ人から来る栄誉のことをいっています。そしてもう一つは”神のみから来る栄誉”です。神のみから来るという以上、人からは理解されない、場合に寄っては非難されるのかもしれません。そして、どうもこの2つの栄誉は相容れないもののようです。
私たちの願いは神から栄誉を受けたい、そして同時に人からの栄誉も受けたいということです。どちらも同時に受けることができるなら、それにこしたことはありません。しかし、実際の経験上、神のみから来る栄誉を求めていくと、往々にして人から来る栄誉は犠牲にせざるを得ない、そのようなことがあります。
もちろん、我々の方でわざわざ人から嫌われることをする必要はありませんが、神からのほまれを求めた結果、人からの評価が得られないということは往々にしてあるのです。
例として、この世に居られた時の主イエスのことを考えてみましょう。人からの評価ということを考えるなら、主イエスこそ、人からもっとも不当な評価をうけられた方です。悪霊つきと呼ばれ、律法をおかす者、人を惑わす者、神に逆らう者と呼ばれました。多くの人にののしられ、石を投げられそうになったり、がけから落とされそうになり、最後には十字架につけられてしまいました。
弟子達はキリストの後について行きましたが、しかし、彼等もキリストを正しく理解していたとは限りません。キリストがこの世におられた時、人から正しく理解されること、受けるべき当然の評価を受けることはありませんでした。人からの栄誉はあまりなかったのです。
主イエスが人からの理解、栄誉を求めるつもりなら、それを自分にとって大事なこととして優先するなら、もっと賢い方法、人に受け入れられやすい方法があったでしょうが、しかし彼はそれを求めなかったのです。逆に神のみこころを優先し、神のみから来る栄誉を求め続けたのです。そして、このような歩みをされたイエスこそが我々の信仰の導き手そして完成者なのです。模範なのです。
もう一人の人のことを考えてみましょう。パウロのことです。彼は初期のキリスト教会の時代、多くの人がまだモーセの律法の教えから完全には抜けだしきってはいない時に”十字架の福音”を述べ伝えました。この福音を理解する人達もいたでしょうが、しかし、頑固で心が固い人達には受け入れられませんでした。
彼は書いています。”兄弟達、もし私が今でも割礼を宣伝えているならどうして今なお迫害を受けることがありましょう。それなら十字架のつまづきは取り除かれているからです。”ガラ5:11
彼は長い間、モーセの律法のなかで暮らし、その習慣が骨の髄まで、しみついている人達に十字架の福音を宣伝えることが容易でないことを知っていました。また、この福音が全ての人に受け入れられるとは限らないことを知っていました。それどころか、モーセの律法に熱心な人達には十字架はつまづきとなり、彼が誤解され、迫害されること、命をねらわれることもあることも知っていました。
また、彼がケパを非難した時のように、割礼に対して、妥協的な、あいまいな働き手とぶつかったり、論争しなければならないこともあることも知っていました。
しかし、彼は神の真理を優先し、人から良く思われたり、自分が人から良い評判を得ることを優先したりはしませんでした。
彼は人にわかりやすいこと、受け入れやすいことを語ることにより受ける人からの栄誉より、神のみから来る栄誉を求めたのです。たとえ人から理解されなくとも神が彼に語られたことに忠実だったのです。
主イエス、使徒パウロ、彼等こそ、人からの栄誉ではなく神のみから来る栄誉を求めた人達です。
繰り返すようですが、神のみから来る栄誉は往々にして人から来る栄誉と相容れないことが多いのです。
そして、私達が神のみから来る栄誉を求め始めると往々にして試しがやってきます。それは神のみから来る栄誉を真に求めるか、それとも本当は人からくる栄誉をもとめているのかという選択です。
人から理解されなくとも、あるいは非難されても神のみからの栄誉をもとめるのかどうかというためしです。
しかし、その中でも主のみこころを行っていきたいと思います。
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