未分類

背教

投稿日:


終末を考
えるとき、大きなキーワードは「背教」ということであると
思えます。

世の終わりに残念ながら、教会は背教してしまい、
神の十戒のあのことばもこのことばも守らなくなる、そのあげくには、
キリストを捨てて反キリストを拝むようになる、それが聖書が
予言している未来なのですから、我々は
自分の好き嫌い、優先度、感情になどとらわれず、神のことばが
語ることを尊重すべきだと思うのです。

私の理解では今のキリスト教は、終末に関して、ほとんど盲目、
無知蒙昧のように思えます。
ぜんぜん見当はずれな終末理解をし、艱難の前にすべての教会は天に引き上げられる、
などという、妄想話、作り話を本気にしています。
まるでいい大人なのに、「今日のクリスマスの夜にぼくの家にサンタさんがやってくるんだ」などと
いうおとぎ話を本気にしている人々みたいです。

彼らがそういう、与太はなし、作り話を本気にするのは終末の日における基本、それは
神の民が背教する日である、それがゆえに神の怒りが爆発する日、それが世の終わりである、
という基本の基本を正しく理解していないからだと思われます。

しかし、2テサロニケでは明確に背教ということばを使って世の終わりの教会の背教を
預言しています。

2テサロニケ
2:3 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。

2:4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。

ここでははっきり背教が起きる、ことが書いてあります。
ですので、繰り返しますが、自分の希望や、好き嫌い、好みで終末の教理を選ぶのでなく、
決して変わることのない神のことばに我々の信仰の基を置くべきです。

さらに追加するなら、その教会の背教のゆえに、不法の人、反キリストがあらわれ、
ついには、神の宮、すなわち教会の中心に座して自分こそ、神であると宣言する、すなわち、真の神である
キリストが追い出される日が来ることまでここには書かれているのです。

人間的な表現をするなら、奥さんが不倫をして主人を追い出し、ほかの男を家に連れ込むようなこと
になるのです。ここでいう奥さんは背教の教会、主人はキリスト、ほかの男は反キリストです。
他の家に入ってくる男も悪いのですが、不倫はひとりではできません。奥さんも悪いのです。
いいえ、不倫をする奥さんが一番の原因かもしれません。
ですので、終末の日のできごとの第一問題としてまず「背教」があるのです。

背教ということをまじめに理解しないと、終末の基本の基本さえ理解できないことがわかるでしょうか。

たとえば以下の箇所は神の民の背教ということを知らないと理解できません。

マタイ24:1 イエスが宮を出て行かれるとき、弟子たちが近寄って来て、イエスに宮の建物をさし示した。

24:2 そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「このすべての物に目をみはっているのでしょう。まことに、あなたがたに告げます。ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」

24:3 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」

ここで主は宮の崩壊について語っています。そして主の預言どおり、このエルサレムの宮はキリストが
十字架でなくなったあと、40年後のAD70年にローマにより、攻撃され、崩壊しました。
この都に住んでいた神の民は最後の一人まで殺されました。

なぜ、そのようなことが起きたのか?その理由は明白であり、この当時の神の民は神のひとり子である
キリストを拒絶し、迫害し、ついには逮捕して死刑にして殺したからです。彼らの背教に対して、
神の怒りが燃え上がり、この背教の民はみな滅ぼされたのです。

しかし、この宮の崩壊の預言は2重の預言でもあります。西暦70年に成就し、かつ
世の終わりにも再現するのです。

キリストの初降臨のときは、旧約の神の民の終わりの時代、そして再臨のときは、新約の神の民の終わりの時代です。
かつて西暦70年に起きた宮の崩壊が神の民と密接に関係しているなら、世の終わりに再現する
宮の崩壊も新約の神の民と密接に関係すると思ったほうが正しいのです。

これらの箇所に限らず、終末に関するあらゆるみことばが世の終わりにおける
神の民の背教を語っています。これらのひとつも見ることも悟ることもできないのは、失礼ながら、ただの
盲人としかいうことばがありません。

繰り返しますが、終末の大きなキーワードは新約の神の民の背教です。ただしく、悟りましょう。

-未分類

Copyright© エレミヤの終末ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.