NO.122 像について

テキスト:”黙13:14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像(image)を造るように、地上に住む人々に命じた。”

本日は「像について」という題でメッセージします。黙示録には、終末には、反キリストである獣の像をつくることが命じられると書いてあります。この像について聖書が語っていることを見ていきたいと思います。聖書の中で、この「像」という原語が使われている箇所を見ていきます。

1)”マタイの福音書 22:20 そこで彼らに言われた。「これは、だれの肖像(image)
ですか。だれの銘ですか。」21 彼らは、「カイザルのです。」と言った。そこで、イエスは言われた。「それなら、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」”

ここでは、このことばは、(カイザルの)肖像という意味で使われています。この事実は語りかけがあります。何故なら、終末にもおそらく、人々が新生したローマの長(カエザルにあたる人)の像を作るようになるからです。

聖書の中では、このカイザルはキリストと反対の立場で書かれています。すなわち、キリストに対する反キリストの立場で描かれています。以下を見て下さい。

”ヨハネ19:14 その日は過越の備え日で、時は六時ごろであった。ピラトはユダヤ人たちに言った。「さあ、あなたがたの王です。」
15 彼らは激しく叫んだ。「除け。除け。十字架につけろ。」ピラトは彼らに言った。「あなたがたの王を私が十字架につけるのですか。」祭司長たちは答えた。「カイザルのほかには、私たちに王はありません。」”

ここで、神の民は王であるキリストを拒否し、代わりにカイザルを王としました。このことは終末に起きるできごとの予表です。終末にも神の民は王であるイエスの霊、聖霊の語ることばより、カエサルを選ぶようになります。

2)”ロマ1:22 彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、
23 不滅の神の御栄えを、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたち(image)に似た物と代えてしまいました。”

ここでも人々が愚かになり、不滅の神の栄光を滅ぶべき人のかたち(image)にかえることが書かれています。

3)”ロマ8:29 なぜなら、神は、あらかじめ知っておられる人々を、御子のかたち(image)と同じ姿にあらかじめ定められたからです。それは、御子が多くの兄弟たちの中で長子となられるためです。”

しかし、神のみこころは、我々が神のみ子のかたちに変えられていくことです。

今年(1999年)の一月には、EUの通貨統合が行われました。

これは、何年か前にEUで通貨統合に関する指令や規制が発行され、その中で、今年の一月に完全実施というように、前もって定められていたのです。

これは、彼等により、定められ、そして、今年完全に実施されたのです。
さて、これは、私の全くの推測ですが、患難時代の7年とか、3年半とかの 期間は、このEUが発行する指令と関係あるのではないかと思っています。

この後、聖書に記されているように、7つの頭と10の角を持つ獣(EU)が日本、アメリカを含む全世界を支配するようになります。そして、このEUを、その長である反キリストが支配するのです。 ヒットラーがヨーロッパを席巻、掌握した時のように、世界は一人の人の手に握られます。

その頃、「このカルト」を規制する指令や法案が出されると思われます。その法案の内容は、「このカルトの根絶」であり、その発行から完全実施までの期間は、恐らく3年半、もしくは7年と思われます。

この中で、多くのクリスチャンがふるわれていくでしょう。ですから、今、私達はその時への、備えをしなければ、なりません。のんびりといつまでもサタンにだまされていてはいけないのです。
 

終末における主のみこころを行っていきましょう。

ー以上ー

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