通算No.48 聖霊は真理に導く

テキスト: ヨハネ16:13
”しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。”

今日は聖霊の働きについてみことばから見ていきたいと思います。

テキストには聖霊は私たちを”すべての真理に導き入れ”ると書いてあります。このことをさらに詳しくみていきたいと思います。

真理ということばは少し抽象的な言葉です。反対語を思い浮かべたらもう少し理解しやすいかもしれません。真理の反対語は”偽り、間違い”です。

この世の中にいて、よくわかることがあります。それはこの世の中は偽りの考え、誤解、間違いに満ちているということです。日本人の多くは無神論者です。また、多くの人は進化論は全く正しいと思っています。しかし、これらは全く間違っています。真の神はおられ、人間は猿から進化したのではなく、最初の人間、アダムとイブの子孫なのです。

もちろん我々はアダムとイブの子孫ということが正しいのですが、それを未信者にいうときクリスチャンであっても、相手にどう思われるかと思うと恥ずかしかったり、ふっと何か自分のいっていることがおとぎばなしのような感覚がしたりします。これによって、逆にいかにこの世が偽りの霊、考えに満ちており、いつわりが幅をきかしているかがわかります。

さて、サタンは”偽りの父”です。この世の人々をあらゆる種類の偽りに導いていますが、キリスト教会の中にもあらゆる偽りを持ち込もうとしています。

ですから、私たちはぼーとしていたら、クリスチャンであっても惑わされたり、だまされると思った方がよいのです。あんな賢明なクリスチャンがどうしてというような間違いも多いのです。また、あらゆる種類の間違い、聖書の間違ったとらえ、みこころのとり違い、思い込みが教会の中に起こりえるのです。

どのような人でもサタンのうまい偽りのことばにはだまされるのです。

まして、私たちのようにさほど賢明でない者はどうすればよいのでしょうか。聖書を読んでは間違え、神のみこころを間違え、奉仕を間違え、結果として間違えだらけ、惑わされぱなしのクリスチャン人生にならないでしょうか。

しかし、心配することはありません。ここに”助けぬし”がおられます。この助け主は私たちを”あらゆる真理に導く”のです。導くということばは英語訳で”guide”と書いてあります。

去年イスラエル聖地旅行に参加させていただきました。そこで一緒になった姉妹がいってました。”以前もイスラエルへ来たが、その時は地図をみながら、自分でバスや車を乗り継いで目的地を探していかなければならなかったので大変だった。”

しかし去年はそんな心配はありませんでした。旅行社やガイドさんとタイアップしているので、我々がバスで寝ている間に目的地につきます。目が覚めたらシナイ山まで着いている。また別の日にはオリーブ山の著上のホテルにいるというように、行くべきところへピタッピタッと予定通り連れて行ってくれるのです。

旅慣れた人でも一人でエリコへ行こう、シナイ山へ行こうとするなら、多少の間違いがあるかもしれません。また困難やトラブルに巻き込まれる恐れもあるかもしれません。しかし、ガイドがいれば 小さな子供でも、目的地へ間違いなく到着することができ、また説明をきくことができるのです。

同じ意味合いで聖霊は私たちをガイドされます。その導きに従っていく時、私たちのような間違いやすい者でも正しい”真理”に入ることができるのです。

この方は私たちが聖書がわからない時、正しい意味、解釈を教えてくれます。また、教理がわからない時、正しく教えてくれます。進路に関して右へいくか左へ行くかどちらが正しいのかわからない時に”真理”すなわち、正しいことを教えてくれます。また、ある問題があって、多くの人の意見がありすぎてどれが正しいのかわからない時、正しいこと、すなわち”真理”を教えてくれます。

この方にあってみこころを行って行きたいと思います。
 

ー以上ー

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