TNIV訳聖書とキリスト

 

 
 
 
 

      Terry Watkins Dial-the-Truth Ministries

マタイ27:22「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」

他の計画的、かつ混乱した誤訳聖書のことばは、ギリシャ語でいう「Christos」ということばである。
ギリシャ語の"Christos"は、常にキリストと翻訳(というより、現実には文字を移し替えただけの訳)される。
実際に主イエスキリストは、説教者、教師、クリスチャン、世界中の人々により、主またはイエスというよりは、「キリスト」と呼ばれる。
 主イエスキリストに従う人々は、クリスチャンと
 呼ばれる。これは、主イエスキリストとそれに従う人々にとっては、
 全く常識、標準である。

        「弟子達はアンテオケで始めてクリスチャンと呼ばれた。」
        使徒11:26

        TNIV訳の翻訳者は、意図的に"christos"というギリシャ語を「メシヤ」と69回も、
        誤訳した。

        興味深いことは、ウルトラ自由主義的であり、エキュメニカル、ローマカソリク、
        (外典を支持する)、NCCが著作権を持つ、フェミニストにより是認され、両性を含む、NRSV
      (N ew Revised Standard  Version )もまた、キリストとメシヤとを66回誤訳しているのである。

  アモス3:3「ふたりの者は、仲がよくないのに、いっしょに歩くだろうか。」とのことばの通りなのか。

     Zondervan出版社が、フェミニスト、性包含である、New Revised Standard Version (NRSV).をも
     出版したからといって、もはや誰も驚かないであろう。

      一体どうして、TNIV 翻訳者は、明白でかつ正確な「キリスト」の代わりに
      「メシヤ」を使用したのだろうか?
      TNIV訳聖書の序文には、以下の理由が書かれている。

      「TNIV訳における2つの変更に関する注意事項は、伝統的なキリストの代わりに
      メシヤということばを頻繁に
      代替させていることである。
      ユダヤ人が期待しているところへ、
      神が送られたという意味あいでことばが明確に使用されているところでは、
      . .(特に福音書、使徒行伝)メシヤということばを使用することが望ましいと判断した。
      しかしながら、この感覚があまり顕著でない場合、(特に
     書簡)ギリシャ語からの字訳(キリスト)を残した。

        (TNIV, 序文, p. viiより)

        この記述の中でまず始めに、「さらに伝統的なキリスト」のくだりは、
        誤導するものである。このことには、「伝統」は関係ない。
        単純な事実は、ギリシャ語のことばはキリストスもしくはキリストであるということである。
       平易かつ単純な話である。
      正しい翻訳(字訳)はキリストなのである。
    2つ目に、TNIV訳翻訳者は、明確なギリシャ語の本文がキリストであるにもかかわらず、
    「メシヤを使用するのが、より妥当である」と判断したのか?
    それは意図的に道を外すことである。
   TNIV翻訳者は、ギリシャ語テキストを捨て去り、それをさしかえることを「風がどう吹こうと」
   すでに決定しているのである。

   2つの単語、キリスト及びメシヤは、ともに新約に現れる。そして、
    メシヤということばは、たった2箇所にしか出てこない。
    . ヨハネ1:41と4:25である。
    このことは、KJB, NIV, RSV, NCV, NASB, 等の翻訳においては事実である。
    これらの訳では2箇所にしかメシヤが出てこない。何故か?
    単純なことである。ギリシャ語の単語が、"messias:メシヤと書いてあるからである。

    ただ、これらの箇所のみが新約聖書において、messias:メシヤが使用されている、
    箇所である。それらの箇所、
     ヨハネ1:41とヨハネ4:25の箇所を見ることは、
    大変示唆的である。
     思い出して下さい。ヨハネ1:41とヨハネ4:25とは、新約聖書中、
     「実際に」ギリシャ語のmessias:メシヤということばを含む、唯一の箇所であることを。

        John 1:41, KJB
        He first findeth his own brother Simon, and saith unto him, We have
        found the Messias, which is, being interpreted, the Christ.
        John 4:25, KJB
        The woman saith unto him, I know that Messias cometh, which is called
        Christ: when he is come, he will tell us all things.
 

        これら2つの箇所においてギリシャ語のメシヤ:messiasは、ギリシャ語のキリスト
     と同質であると明確に語られている。 神は明らかにそえらの相違を説明しているのである。
     新約の用語は、メシヤでなくキリストなのである。
     主はこれを平易にされたのか?単純な事実は、キングジェームス訳新約聖書において、
     555回キリストが使われていることである。
     何故なら、対応するギリシャ語の単語が、全てChristosであるからである。
     そして、約400年もの間、全ての英語聖書は、この単語を正しく「キリスト」と訳してきたのである。それは、伝統とは何ら関係がない。そうではなく、
      それは、「主がそういわれた」ことと関係あるのである。
      彼らのwebページ「現代英語における明確さ」の、サブタイトル「広がる理解:イエスとメシヤ」
      の中で、TNIV翻訳者は以下の理由を述べている;

      「イエスに対してメシヤニックな称号を使う時、特にマタイ、ヨハネ、使徒行伝においては、
      翻訳者は、メシヤという称号を使った。他の箇所で、
      称号が、特別メシヤの色彩を帯びていない時は、翻訳者は、ギリシャ語のキリストを使用した。」
        (TNIV: Clarity in Contemporary English, www.tniv.info/story/clarity.php)

        メシヤという称号は、メシヤニックジュー用語であり、それは、
        主にユダヤ人により認識される。
        多くの人々、特に現代の聖書の知識のない世代にとっては、メシヤが、誰であり、それが
        何を意味するのか何らの知識もない。
      TNIV翻訳者は、TNIV訳の使命は;
      「聖書原文の意味に明確に通じる、間違いなく正確な聖書翻訳を現在の世代に
      与えること」と言っている。

     しかし、これらは、「原文の意味に明確に通じて」はいない。
       原文は、明らかに「Christos:キリスト」と
       語っているからである。

       現在の世代の圧倒的多数は、メシヤが誰であり何を意味するのかその最小の知識も
       持っていない。
       しかし、もしあるとするなら、大変少ないが、キリストとは、誰か知らない者もいるだろう。

      翻訳者は、さらに
      「Christosがイエスへのメシヤ的称号として使用されるとき
     特にマタイ、ヨハネ、使徒行伝においては、
      翻訳者は、メシヤという称号を使った。」
      と語っている。
      しかし、それは違う。

      というのは、69回、「メシヤ」ということばが使われている中で、
      私は、少なくとも18の箇所で、明確に正確なキリストという
      ことばの代わりにユダヤ的なメシヤを誤って適用していると箇所を見つけた。
      たとえば、TNIV訳は、有名なルカ2:11を不正確に訳している。

      ルカ2:11,
      TNIV訳「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主なるメシヤ
      です。」

        "Today in the town of David a Savior has been born to you; he is the
        Messiah, the Lord." (Luke 2:11, TNIV)

        KJV訳は正しく訳している。
          ルカ2:11,KJV訳
      「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」

        "For unto you is born this day in the city of David a Saviour, which is
        Christ the Lord." (Luke 2:11, KJB)

        ルカ2:11は、主イエスキリストを救い主として、語っている。
        救い主とは、ユダヤのメシヤについて語ったものではない。

        神に感謝すべきは、救い主はただにユダヤ人のみでなく、全世界のための方である。
       みことばがさし示すものこそ、もっとも明白である。

     以下の節は、「世界の救い主」、「全ての人の救い主」を積極的に語っていることに
     注目してください。

     ヨハネ4:42「そして彼らはその女に言った。「もう私たちは、あなたが話したことによって信じているのではありません。自分で聞いて、この方がキリストであり、ほんとうに世の救い主だと知っているのです。」
 

        John 4:42, KJB:
        And said unto the woman, Now we believe, not because of thy saying: for
        we have heard him ourselves, and know that this is indeed the Christ,
        the Saviour of the world.

        1テモテ4:10「私たちはそのために労し、また苦心しているのです。それは、すべての人々、ことに信じる人々の救い主である、生ける神に望みを置いているからです。」

        1 Timothy 4:10, KJB:
        For therefore we both labour and suffer reproach, because we trust in
        the living God, who is the Saviour of all men, specially of those that
        believe. (1 Timothy 4:10, KJB)
 
 

        マルコ1:1においては、メシヤに関する別の誤った適用がある。
        マルコ1:1のTNIV訳は、
        「神の子イエス・メシヤの福音のはじめ。」

        KJVは正しく訳している。

        Mark 1:1 The beginning of the gospel of Jesus Christ, the Son of God;
        (Mark 1:1, KJB)

        「神の子イエス・キリストの福音のはじめ。」
 

        注目すべきことは、マルコ1:1の意味あいは、「福音の始め」であることである。
        イエスキリストの福音は、
        決してメシヤ的呼称ではない。彼らは、
        . いかに、真理から外れてしまったことであろうか。

       イエスキリストの福音は全世界のためのものである!
      さらに注目すべきことは、TNIV訳は、「神の子」ということばを削除することにより、
      主イエスキリストの神性を急速に消し去ろうとしていることです。

      神に感謝すべきことには、TNIV訳は誤っており、
      福音は全ての造られたもののためであり、単にユダヤ人だけのものではないのです。
      .
        Mark 16:15, KJB
        And he said unto them, Go ye into all the world, and preach the gospel
        to EVERY creature. [not the Jewish, Messianic, etc.]

        「マルコ16:15それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」
 
 

      エペソ3:6は、特に「キリストの福音」は、ユダヤ人メシヤではなく、
      異邦人のためのものであることを述べている。

        Ephesians 3:6, KJB
        That the Gentiles should be fellowheirs, and of the same body, and
        partakers of his promise in Christ by the gospel:
 

        エペソ3:6「その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです。」
 
 

        福音が、ユダヤ的メシヤ王国の用語であるのか、決してそうではありません、
        神はその様なことを禁じています。
   イエスキリストの福音は、
   「望むもの全て」に向けられたものであり、
   ヨハネ3:16は、福音の神髄を
   「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」と語っている。

        私はききたい、聖書の主要な教理にこの様な無礼な否定をするとは、
        TNIV訳のスタッフは、
        本当に聖書を読んだことがあるのか?

       私は冗談でなく、真面目にきいているのである。

       彼等はただ座って、ギリシャ語やヘブル語をひねくり回しているのにすぎないのではないか、そしてただ、単純にKJV訳聖書を取り、それを読むことは決してしなかったのではないのか。
       彼等にとっては主イエスのマタイ24:15のみことばに耳を傾ける
       ことが非常に必要である。

       マタイ24:15「読者よさとれ。」

     また、恐らく、マタイ16:16(マルコ8:29、ルカ9:20も)は、
      もっともでたらめな「メシヤ」
      の誤訳を含むといえるだろう。
 

      KJB  Matthew 16:13-18:
        13 When Jesus came into the coasts of Caesarea Philippi, he asked his
        disciples, saying, Whom do men [notice the inclusive plural MEN ・not
        Jews] say that I the Son of man am?
        14 And they said, Some say that thou art John the Baptist: some, Elias;
        and others, Jeremias, or one of the prophets.
        15 He saith unto them, But whom say ye that I am?
        16 And Simon Peter answered and said, Thou art the Christ, the Son of
        the living God.
        17 And Jesus answered and said unto him, Blessed art thou, Simon
        Barjona: for flesh and blood hath not revealed it unto thee, but my
        Father which is in heaven.
        18 And I say also unto thee, That thou art Peter, and upon this rock I
        will build my church; and the gates of hell shall not prevail against
it.
 

        マタイ16:13-18(新改訳)
        13 さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は人の子をだれだと言っていますか。」
14 彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。」
15 イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」
16 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」
17 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。
18 ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。

    TNIV 訳のマタイ 16:16 は、

        13 When Jesus came to the region of Caesarea Philippi, he asked his
        disciples, "Who do people say the Son of Man is?"
        14 They replied, "Some say John the Baptist; others say Elijah; and
        still others, Jeremiah or one of the prophets."
        15 "But what about you?" he asked. "Who do you say I am?"
        16 Simon Peter answered, "You are the Messiah, the Son of the living
        God."

        (シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子メシヤです。」)
        17 Jesus replied, "Blessed are you, Simon son of Jonah, for this was not
        revealed to you by flesh and blood, but by my Father in heaven.
        18 And I tell you that you are Peter, and on this rock I will build my
        church, and the gates of death will not overcome it.
 

        マタイ16:13-18のテキストと内容は非常に明確である。
        18節を見てみましょう。参照されているのは、ユダヤ人のメシヤ王国ではなく、
        「教会」である。全く彼らは間違えているのである。

        この様に重大なミスがあるというのに、
        一体全体誰が、だらしなく、いいかげんなTNIVの翻訳を真面目に考えるだろうか?

        さらに、18節の目立つ誤訳にも注意ください。「地獄の門:the gates of hell」が今や、
        「死の門:the gates of death」になっている、これは、自由主義的なRSV, NCV 訳と同調した翻訳である。しかし、教会は「死の門」と戦っているのではなく、「地獄の門」と戦っているのである。
        馬鹿げたことである。

        思いおこしてください。これらのいいかげんな方法が、NIV訳聖書及び、アメリカで禁止されたNIVI(NIV Inclusive version)訳聖書を翻訳したのと同じグループ、同じ手法によるものだということを。
        以下は、TNIV訳のwebサイトからの直接の引用;

「評判の高いNIV訳を翻訳した完全に独立したグループは、
TNIV訳の仕事を請け負ったのと同じ、有名なグループである。
        NIV訳の学問性を高めた広く尊敬される翻訳方法は、TNIV訳の発展のためにも用いられた。」

        (Faithfully Produced by CBT, www.tniv.info/story/cbt.php)

        TNIV翻訳者自身によれば、
        「TNIV訳は、NIV訳よりさらに正確」なのである。

        「NIV訳は、非常に正確な聖書テキストであり、1984年迄にCBTが造りだせる最良のものだった。TNIV訳は、それより、更に少し正確な聖書訳であり、
        それは、2001年までにCBTが製作したものの中でベストである。」
        (TNIV FAQS, www.tniv.info/QandA.php)
 

      驚愕の結論:
      誤った、計画的な「キリスト」の削除は、1
      ヨハネ2:22で前もって語られている
      反キリストのしるし、指紋である。

      1ヨハネ2:22 kJV訳「偽り者とは、イエスがキリストであることを否定する者でなくてだれでしょう。御父と御子を否認する者、それが反キリストです。」

        1 John 2:22, KJB:
        Who is a liar but he that denieth that Jesus is the CHRIST? He is
        antichrist, that denieth the Father and the Son.

        TNIV訳の翻訳者は、この警告に対してどのように答えたのか?
        簡単である、彼らはそのみことばを変えたのである!
        その通り、彼らはその節を変え、彼らの証拠の指紋を消しさり、訴える証拠を
        隠したのである。
        私は思うには、反キリストとは、
        ユダヤ人のメシヤ王国に関することではないのか。
 

          1
      ヨハネ2:22 TNIV訳
      「偽り者とは誰か。
      イエスがメシヤであることを否定する者でなくてだれでしょう。御父と御子を否認する者、それが反キリストです。」

      1 John 2:22, TNIV:
        Who is the liar? It is whoever denies that Jesus is the Messiah. Such a
        person is the antichrist ・denying the Father and the Son.

        女性の反キリスト?

 さらに注意して下さい。
 1ヨハネ2:22において、TNIV-NIV訳グループは反キリストに関連して、
 「彼:he」という男性代名詞を、中性的な「人:person」に変えています。
 ギリシャ語のテキストは、特にそして男性一人称である、outosすなわち、
 heが使われています。
 女性の反キリスト?、ヒラリークリントンや、Virginia Mollenkott
 が大喜びしそうなことばです。

 TNIV訳は以下の箇所で、69回も、キリストとうことばをメシヤと変えています。
 

      Matthew: (16 回)
      1:1, 1:16, 1:17, 2:4, 11:2, 16:16, 16:20, 22:42, 23:10, 24:5, 24:23,
      24:24, 26:63, 26:68, 27:17, 27:22
      Mark: (8 回)
      1:1, 8:29, 9:41, 12:35, 13:21, 13:22, 14:61, 15:32
      Luke (12 回)
      2:11, 2:26, 3:15, 4:41, 9:20, 20:41, 22:67, 23:2, 23:35, 23:39, 24:26,
      24:46
      John (16 回)
      1:20, 1:24, 3:28, 4:29, 7:26, 7:27, 7:31, 7:41(2), 7:42, 9:22, 10:24,
      11:27, 12:34, 20:31, 21:31
      Acts (12 回)
      2:36, 3:18, 3:20, 5:42, 8:5, 9:22, 17:2, 17:3(2), 18:5, 18:28, 19:23
      Romans (1 times)
      9:5
      1 John (2 回)
      2:22, 5:1
      Revelation (2 回)
      11:15, 12:10,
 

1ヨハネ2:22 「偽り者とは、イエスがキリストであることを否定する者でなくてだれでしょう。御父と御子を否認する者、それが反キリストです。」
 
 
 
 
 

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