世界統一が成功したら日本はどうなるか

#ユダヤ帝国のヒエラルキーを始めて公開

昨年、私は『悪魔最後の陰謀』を書いて、今、世界を我がものにしようとしている力の存在について警
告した。そして、さらに研究を続けているうちに、どうも日本人の研究者たちには、ある限界がある事
に気がついた。それは聖書の知識である。今日、世界を征服しようとしている人々は、聖書に言うとこ
ろの悪魔サタン・ルシファーによって霊感を受けている。これらの人々が信じ、その行動の基礎となっ
ているものは反キリストの精神なのである。言うなれば、それはキリスト教へのアンチテーゼであり、
宗教的に言うなら背教ないしは背信である。

サタン・ルシファーは初めから神に対立する勢力として存
在したのではなく、もともとは神を賛え、仕えるものとして神に創造された天使の長である。それが神
に反逆したためにサタンとなり、悪魔と呼ばれるようになった。これが分からないと今世界で起こって
いることが理解できない。もともと対立するものと、あとから反逆したものとでは罪の重さは違うので
ある。聖書には「神は愛である」とある。

愛に対して反
逆を持って報いたと言うところにルシファーの罪の深さがある。さて、その事については改めて書くこ
とにして、次のぺージの図を御覧いただきたい。これはサタン帝国のUp to Date(最新)の姿である。恐
らくこの図は今まで公表された事のないものではなかろうか。と言うのは上の半分は全く聖書の知識が
ないと分からないし、下の半分は聖書の知識のある人は関心がないからである。しかし、断言するがこ
れこそサタン帝国ないしは反キリストのヒェラルキー(力の階級制度)の真の姿である。

もちろん、実
際にはもっと複雑怪奇な姿をしているのだろうが、これが基本である。多くの研究者たちはこの図の上
半分を無視しているか、あるいは知らないのである。これは新約聖書のヨハネの黙示録一二〜一三章に
出てくる、悪魔の三位一体を図にしたものである。サタンにも三位一体がある?その通り、ある。そし
てそれは間もなくこの世に実現する。この三位一体には「龍」と「海から出てくる獣」と「地から上っ
てくる獣」と言う三つのファクターがある。

これが悪魔の三位一体である。龍は言うまでもなくサタ
ン・ルシファーであり、これはキリスト教の神に当たる位置を占める。第一の獣はその子、キリスト教
で言えば御子イユスに当たる人間の形をしたものである。もう一つは第二の獣で、これは第一の獣を拝
ませる働きをするからキリスト教で言う聖霊に当たるが、人間の
形をしていると思われる。

現在そのいずれもまだ我々の目には見えていない。しかし、すでにそのため
の準備は着々と進み、それぞれの働きの分野は確定し始めている。第一の獣は前にも書いたが政治家で
ある。世界の政治経済の頂点に立つ民族の家族から生まれるだろうと私は見ている。第二の獣は恐らく
宗教家であろう。クリスチャンたちはこの事を知っている、ところがこのような壮大な計画、世に言う
〃陰謀〃の春在となるとこれが不思議なほど簡単に、ない、と断言するのである。どうもクリスチャン
たちは世の終りに出てくる反キリスト(獣I)やその宣伝マン(獣2)が、ある日突然現われて、一夜の
内に世界を征服すると思っているらしいのだ。

とんでもない彼らはすでに数世紀に渡ってその準備を
着々と進めている。たしかに、この獣Iと獣2はまだこの世に現われてはいない。それはまだ霊の世界に
いてこの世の追随者たちを遠隔操作しているのである。そういう言い方が気に入らない向きには、「そ
のような目的を達成しようとして働いている人々がいる」と言い換えてもいいかもしれない。私はこの
本で、なぜそのような動機を持つ人々がいるのかについても語ろうと思うが、ここではとりあえずこの
帝国のヒエラルキーについて説明していこうと思う。

高慢だと思われる事を覚悟して言うと、今、世界
の動きを評論する評論家、世界の未来を
予言する学者諸先生の学説を聞くと間抜けで読む価値などないと言わざるを得ない、この陰謀の観点が
全く抜けているからである。それは一つにはこの大陰謀の計画者たちの巧妙な煙幕によるものである。
いや、あるいは気がついていても書けないのかもしれない。書こうと思ったらそれこそ本当に命がけな
のだから。