#フリーメーソンに完全支配された米国

ベトナム戦争以来、私はアメリカという国を見直し始めた。メイフラワー号に乗って清教徒ピューリタ
ンがやって来て築いたはずのこの国、通貨にさえ「神にゆだねる」と刻むこの国、キリスト教の最も栄
えたこの国。しかし、ほんの少し調べただけで、その美しい仮面の下の驚くべき素顔が見えてしまった
のである。まず、大統領からして、サタンの巨大な帝国「新世界秩序」の使用人であった。ここにアメ
リカの国会の祈蒔室にあるステンドクラスの写真がある。この中にジョージ・ワシントンがひざまずき
敬虔に祈っている図柄がある。しかし、その上にあるのは何とルシファーの目である。

彼が祈っている
のは一般人が思い描く聖書の神ではない、明確にサタンに対して祈って居るのだ。彼は自らフリーメー
ソン三三階級であることを誇って
いた。メーソンの衣装を着てとった写真はごくポピュラーなものである。ワシントン以後全ての大統
領、閣僚、そして今や行政の末端まで、サタン崇拝者たちが支配し始めている。ところがアメリカのク
リスチャンたちは決してこの事を認めようとしない。

逆に私のようなものを「危険な人物」「おかしな
牧師」ときめつけるのである。研究者たちは敵の攻撃と味方の無理解のニつの戦いをしなければならな
い。その実、いずれは全ての人々にとって自分自身にふりかかっでくる間題であるのに。今アメリカで
は公立学校で『新グローパリズムニ○○○』というカリキュラムが導入されつつある。これはサタン礼
拝者で「ルシファー・トラスト」(後にさすがにあたりを気づかって「ルーシル・トラスト」と改名し
た)の創立者アリス・ベイリーの制作になる代物である。教育、保健、宗教と締め付けが始まってい
る。

この本では書かなかったが、保健にも重大な罠があり、宗教には「カルト防止法」が出来て、どん
な難癖でもつけて熱心なクリスチャンを投獄する事が出来るようになっている。アメリカのキリスト教
会は今や風前の灯である。私の目には、自分の庭のばらの花を愛でているアメリカのクリスチャンたち
の背後に、巨大な熊が舌なめずりしているように見えるのである。そして、それはもちろん、アメリカ
の市民全ての運命でもある。
 
 

私の本を読んだアメリカ在住のある国の方が、自分たちはアメリカを去るべきだろうかと尋ねてこられ
た。私は今すぐとは言わないが、その方がいいでしょうと答た。その理由の一つは「アメリカで私の本
が売られているのは日本語だから」であるからである。英語で書いたら無事には済むまい。事実、この
本の元になった非常に優れた研究者の本は、アメリカでは到底出版することは出来ないのである。私は
彼の安全を祈らない日はない。さいわい、日本は今のところ何とか無事である。しかし、米騒動、アメ
リカとの貿易紛争などじわじわと締め付けが始まっている。

日本よ、決して罠にはまってはならない。
中国に学んで、切り抜けなければならない。しかし、中国のキリスト教弾圧だけは学んで欲しくないも
のである。真のキリスト者は、愛国者であるのだから。中世以降、サタンは非常に巧妙な方法でキリス
ト教を破壊しようとしている。それがフリーメーソンである。ピーター・ワーグナーという有能な神学
者はその著書に「巧みに正体を隠しているフリーメーソンの霊」と言っているが、その通りである。フ
リーメーンンは決して自分たちがアンチ・キリストであるとは言わない。時には全くキリスト者の仮面
を被っている。次のぺージのマンガはその辺の事債を巧みについている。

今日、フリーメーソンはあら
ゆるキリスト教団体の中に入り込んでいる。アメリカ最大

の教団・南部パブテストの牧師、信徒の三分の一以上がフリーメーソンである。アメリカのキリスト教
会ではフリーメーンンについて口外できない雰囲気があるようだ。それはとなりの人がフリーメーソン
かも知れないからである。フリーメーソンは図々しくも自らをキリスト教団体と名乗る場合がある。例
えばYMCA(Young Man Christian Association)、YWCA、国際キリスト教大学などである。

YMCAはフリ
ーメーソンによって創立され、運営されてきた、非常にソフトな形の外郭団体である。国際キリスト教
大学は日本のフリーメーソンの東ケ崎潔氏の努力で創立された。氏は最近故人となられたが、死ぬまで
日本のフリーメーソンの重鎮であった。これは私が直接日本フリーメーソンから確認している。氏の父
君は私の父の信仰の友であったが、息子の潔氏がフリーメーソンとなったと、まだ幼い頃私は母から聞
いたことがある。私がアンチ・フリーメーソンの本を書く事になったのも不思議な縁である。この大学
の教会はどのキリスト教団体にも属していない、フリーメーソン・イルミナティが押し進めている宗教
統一運動、エキュメニカルを名乗っている。

ただし、東ケ崎潔氏がフリーメーソンの本当の正体につい
て知っていたかどうかは多分に疑間である。メーソンは有色人撞を決してその中枢には入れない。利用
するだけである。
だから恐らく単なる友愛団体と思っていたことだろう。それは今、六本木にあるメソニックピルの人々
も同じことであろう。

参考資料*アイ・イン・ザ・トライアングル(三角の中の目)
について

『全てを見通す神の目』として知られる、アメリカの一ドル紙幣の裏のピラミッドの頂上にある自は、
ルシファーの目である。しかし、そこには驚くぺき歴史が秘められている。それは何と五○○○年前、
吉代エジプトの神話に元を発している。この目は『ホルスの目』とも呼ばれる。ホルスとはエジブトの
冥界の王オシリスとその妻の女神イシスの子供である。

ホルスは父オシリスの死を悼んで、自分の目を
捧げた。それからオシリスはホルスの目を通して宇宙を見る事になった。ホルスの目はオシリスにとっ
て、『飛びかける目』、宇宙を巡る知覚である。そこから、ホルスを鷹として表しエジプトの遣跡には
鷹の絵や影刻が数多く表されている。また、古代エジプト人はホルスの目を人間の可能性の拡大、超越
的、神秘的エネルギーを表すと同時に、冥界、死後の世界、不死の象徴としても用いた。ところで、こ
のオシ
リス、イシスはそれぞれ大犬座の主星シリウスとその回りを回る伴星シリウスBを表わしている。そし
て、ホルスはそのシリウス星団に住むシリウス人だというのである。シリウスは太陽の四八倍の光度を
持つ星だが、シリウスBは暗く重い星である。

だからエジプト人はこの星を『暗闇の盟友』と呼んだ。
ここからさらに蛇の象徴ともされる。奇妙な事にこれとほぼ同し神話はアフリカのドゴン族、ボーゾー
族などにあるという。ところが間題はシリウスBが発見されたのは一八六二年なのだ。ドゴン族によれ
ばシリウス星団にはさらにシリウスCがあって、そのシリウスCにはその回りを回るニャン・トロという
星が存在するという。この星には水があり知的生命が住んでいると彼らの伝説は言う。しかし、この二
つはまだ発見されていない。いったい古代エジブト人やドゴン族はどこからそのような知識を得たので
あろ うか。
 
 

これは私から見ればいとも簡単な事でサタンは何千年も前から、人類に取り付き、さまざまな知識を授
けて来たのである。これがエデンの園でサタンが与えた知恵の樹『善悪を知る樹」の実であり、プラト
ン、ピタゴラスの求めた啓明であり、キリスト教会を悩ましたグノーシス(知識)主義の正体であっ
た。だから古代エジプト

から現在のイルミナティまで首尾一貫しているのである。こうしてアダム・ワイスハウプトらイルミナ
ティの首謀者らは『ホルスの目』を彼等のシンポルとして採用したのである。アダム・ワイスハウブト
はこれら古代のオカルト宗教を深く学んだと言われている。この目は現在、一ドル紙幣はもとより、国
連の瞑想の間、アメリカのCBSテレピネットワークの番組アイ・オン・アメリカに現われている、読者
はすでにTBS系の番組でご承知だろう。

この目は他にもいろいろな姿で現われている。フジ・サンケ
イ・グループのディフォルメされた目はどうなのだろうか。最近ではヤコブ・モルガン氏によって何と
日本の紙幣にまで入っているというのだからあきれたものだ。もっとも氏はそれをヤハウェの目と言っ
ているがそれは間違いである。余談だが、インド人が額に書く赤い点も、第三の目、知識の目であるか
ら、この目と同じものと考えられる。その点、インドははるかに先輩である。