#おわりにこの真実を一人でも多くの人に知らせたい

昨年、私は『悪魔最後の陰謀』を書いて、今、世界の裏で、世界を完全にコントロールしつつある力に
ついて警告した。私は彼らが、何等かの攻撃を仕掛けて来るかと思ったが、何も来なかった。それは、
私が何も持っていなかったから攻撃のしようがなかったからかも知れない。もっとも、彼らのブラック
リストの特等席に座ったかもしれない。ある人からその様に伝え聞いた。その代わり、彼らは日本の新
聞広告をストップさせるという手を打って来た。

ヤコブ・モルガン氏の著書と共に、アメリカのユダヤ
人が日本経済新間のアメリカ支社を叩き、さらに日本の全国紙の広告を全てストッブするという方法で
やって来た。これは全く予想外の方法だった。そして、実に巧みな方法だった。だから、この本も新間
広告は出来ないのである。日本だからその程度で済んで幸だったと言うべきかもしれない。アメリカだ
った ら今頃どうなっていることやら。

私は、いまさら、言論の自由とか表現の自由などというありもしない
権利で争おうとは思わなかった。ただ、私の本の内容が幾分かは証明されたと満足した。前の本を書い
て私が一番感じた事は、一般の人よりよく知っていなければならないクリスチャンがこの問題には全く
無知で、無関心であることであった。それどころか私のような少し変わった角度から聖書を読み現実を
見据えるものを白眼視する事であった。

とりわけ陰謀者たちの中に著名なキリスト教の指導者を書いた
ものだから、風当たりはひどいものである。しかし、彼らは次のような聖書の言葉を忘れているのであ
る。「だれにも、どの様にも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり…・」2テ
サロニケ2:3
聖書ははっきりと『だれにも』と言っている。しかし、クリスチャンは「あの人に限ってそんな馬鹿
な」と信じて疑わない。私はあの百倍も書く事が出来るだげの資料を持っている。

しかし、兄弟を(兄
弟であると祈る)訴えたくなかったのでたった一行しか書かなかった。そして一行だけは書かずにおれ
なかった。これはいい加減な事ではない。私は命を掛けて言うがこれは真実である。私はこの資料と資
料を書いた人物を信じている。

考えて見れば、サタンは人類の歴史以前からいたわけであり、人類の歴史と共にいたのである。我々が
知っている歴史は西洋史を中心とするものだが、これにはこの事は全く出てこない。ところがサタンは
この間ずっと眠り続けていたのではなく、活発に動いていたのだから、その歴史もまた、存在しなけれ
ばならない。さらにサタンも学習する。クリスチャンはサタンと言えばもっとも新しいものでも、聖書
に出てくる二○○○年前の姿しか知らない。

しかし、彼はこの二○○○年間、人類と共にいて、人類と
クリスチャンを観察し、学習し作戦を練って来たのである。サタンは人類が何が好きで何が嫌いか知っ
ている。また、彼はクリスチャンが何が好きで何が嫌いかも知っている。人々はいまだに、サタンが
「にんにくと十字架」で追い払えるものだと思っている。サタンは聖書が嫌いで、キリスト教の伝道に
真正面から反対すると思っている。だから、サタンが聖書の翻訳事業に金を出したり、有名な伝道者の
バックアップをするはずは絶対ないと思っている。サタンはおおかたの人間が考え、クリスチャンが考
えているほど馬鹿ではない。私には今、エデンの園でアダムとエパが口にした「善悪を知る木の実」の
意味がやっと分かりかけてきている。エデンの園で、アダムとエバを誘惑したサタンは今でも同じよう
に人類を誘惑し続けている。

サタンはアダムとエパだけでなく、全人類に、その歴史のいついかなる時
でも、常にささやきかけ、ほとんどの人類を惑わし続けている。そして、実に興味深い事にその道具は
今でも「善悪を知る木の実」なのである。エデンの園を去ったアダムとエパから数世代にして、人類は
一度絶滅に瀕した。聖書によるならば実にノアという一人の男とその妻子らわずか数名を除いて、ほと
んど全てが洪水によって死に絶えたとある。

これはゆゆしい示唆である。人類は少なくとも一度、絶滅
に瀕したと言う吉代の記録が今に残されているのである。しかも、その原因が「善悪を知る木」の実す
なわち『知恵の木』の実の果汁の毒なのである。そしてその実は洪水によってなくならなかった。六○
○○年の長きに渡って、その毒は生き続け、人類全体に覆いかぶさり、今や再び人類を絶滅の危機に導
こうとしている。この「善悪を知る木」の事をュダヤ教の変形したオカルト宗教カパラは『セフィロ
ト』(命の木とも言う)と呼んでいる。

そして、それは別名をグノーシス(知恵を意味するギリシャ
語)と言う。フリーメーソンの思想はカパラから生まれた宗教であり、グノーシス主義である。これが
エホパの証人を生み、世界統一政府を生み出した。「その木は、まことに食べるに良く、目に慕わし
く、賢くするというその木はいかに
も好ましかった」創世記3:6というほど、善悪を知る木の実はアダムとエパを魅丁した。今なおそれは
同じ魅力を持って人類を誘惑している。

しかし、アダムとエバが楽園を追放されたように、この木の実
を食ぺる者は間もなく悲痛な追放を味わうだろう。

終わり。