#ものみの塔を作ったユダヤ人ラッセル

第二の獣の動きの中で特別に注目すべき宗教は「ものみの塔」または「エホパの証人」である。エホパの証人とはものみの塔の信徒のことである。この宗教の本当の姿を、一番知らないのは実は当のエホバの証人たちかもしれない。これはフリーメーソンとは切っても切れない関係にあり、まさにメーソンの双子である。さらにフリーメーソンと、計画的なキリスト教会の破壊と、エホバの証人はイルミナティの世界統一へのプロセスの三本の柱なのである。

イルミナティはこの団体を非常に高く評価している。
それが証拠にすでにアメリカではこの宗教の会員には額と右の手に聖なる数字を書き込むことが教えられ始めている。この団体の特徴は、極めて秘密主義である事。トッブには「統治体」と呼ばれる組織があって決して下々のものには見る事も間くことも出来ない。正真のキリスト教会には秘密や階級などというものはない。まして、下層階級が伺い見る事も出来ない上部団体などというものは有り得ない。我々プロテスタントの場合、一応、牧師と信徒に分かれてはいるけれど、万民祭司であって、神の前には皆、平等である。大体「統治体」などという高圧的な組織によって操られていることを不愉快に思わ
ないのだろうか。エホパの証人は一四万四○○○人以外は天国に行くことが出来ない事になっているが、そんな馬鹿げた差別をどうして神が人の組織に与えようか。

この宗教の組織づくりは明らかに新世
界秩序の目指す『社会主義』、わずかのエリートと大多数の奴隷のスタイルである。「エホバの証人」は巨大な人間牧場の実験場であり、洗脳工場である。この洗脳によって、信者たちは自分たちが全く知らない目的に向かって盲目的に従順な羊に飼育されている。これは、ほとんどチャールズ・T‐ラッセルとジョセフ・F‐ラザフォードという二人の天才的な男たちによって作られた宗教である。もちろんその背後には長い異端グノーシスの伝統と多くの頭脳があったことは言うまでもない。一七世紀ドイツにユダヤ人でローエッセルと言う家族がいた。

彼らはスコットランドに移住する時、ラッセルと名前を
変えた。当時、スコットランドはエメラルドアイランドとして移民を受け入れていたのである。チャールズ・ラッセルはアシュケナジー・ユダヤの血統で、今日イルミナティのトップ13ファミリーの一つである。チャールズ・ラッセルはフリーメーソンだっただけではない。この組織の中でも特別に童要な人物であった。

エホパの証人は
新世界秩序の最重要なパートである。ラッセルはフリーメーソン・イルミナティの最高のグループ、スコテッシュ・ライト、ライト・オブ・メンフィス、ライト・オフ・ミツライムなどの会員であったと思われ、その秘密の知識に精通していた。チャールズ・ラッセルはスコットランドで一八五二年ジョセフ・T‐ラッセルとアン・エリザベス・パー二−・ラッセルの子として生まれた。チャールズが九歳の時母が死んだ。当時スコットランドはフリーメーソンが盛んで、伝統的な長老派の教会は常に異端と戦っていた。

ラッセルが長老派などの教会を次々と変わりながら、一番疑間に思ったのは地獄の教理であ
った。恐らく当時の教会は、地獄の教えを強調して人々を恐怖に追い込み勢力を保とうとしていたのであろう。偏狭で喜びのないキリスト教だったに違いない。ラッセルはなぜ恵み深い神が人を地獄に落とすのか分からなかった。彼の父は優しい人だったこともそれに関係しているかもしれない。しかし、彼がフリーメーソンを知ったのも父とその仲間たちであった。父は後年ラッセルの信仰に入り死ぬまで行動を共にした。やがて父がアメリカに移住すると共に、ラッセルもピッツパーグに移った。当時のピッツパーグにはキリスト教の教会よりフリーメーンンのロッジの方が多かった。

ここでラッ
 セルは、はっきりとキリスト教に決別し、彼の新しい啓示にしたがった宗教を作り出した。新しいと言っても、真空からは何も生まれては来ない。彼の宗教の思想、言葉、そして神そのものさえフリーメーソンのものであった。ラッセルの宗教は決して彼の独自の才能で生み出されたものではない。メーソンならだれでも知っているし、書いたものがある。スェデンポルグもその中の一人である。しかし、彼には他のメーソンにはない才能があった。

それは大衆の心をつかむ術である。今でも「ものみの塔協会」
はフリーメーソンとの関係を否定するが、ちょっとメーソソの思想を知った人なら、ラッセルの種本がメーソンのものである事は疑うこともなく判る。彼は三五○○人の前で「全ての民の願い」と題して次のような説教をしている。「永く侍望された…偉大なメシア…ユダヤ人が三五○○年間侍ち望み…フリーメーソンが二五○○年間待ち望んだ…同じ栄光の人、ヒラム・アビフ、偉大なるマスターメーンン、その死と栄化、そして未来の現れは彼らの隅の頭石に刻まれた文字によって引き続いて彼らの前に置かれている。彼は暴虐な死を与えられたと言われている、なぜなら彼は天の秘密のしるしであるソロモンの神殿に忠実であったからだ。

彼は再び必ず現れると言われている。その時、本物の神殿が完成される
であろう、そしてそこでイスラェルと全ての民の
ためにも大いなる礼拝が成就するであろう。彼は速やかに現れるであろう」

「フリーメーソンはその伝
承において同じ人物を期待している、その人はヒラム・アビフ、偉大なるマスターメーソン。この同じ偉大なメシア、天使長ミカエル、本物のメルキゼデグ、王にして祭司、我々は彼を人なるイェス・キリストとして知っている。(訳注これはおそらくイエスキリストがヒラム・アビフの生れ変わりという意味であろう。この生まれ変わりの思想はメーソンなどのオカルチストには共通するものである)