もっとも日本人は先祖を神として拝むからもう一つの存在があるようだが、キリスト教から言
えば先祖の霊は死後ただちにパラダイスと黄泉に分けられ、最後の審判まで休んでいるからこの地上をうろうろする事はないと考えられている。ちなみにパラダイスとは一時的な休み場所で天国とは異なる。日本人は悪霊を悪霊として拝んでいるわけではない、神だと思って拝んでいるのである。さらに、今言うところの悪魔礼拝とは、唯一全能の神への背信として行われているのである。ところが日本人はその唯一全能の神と言う概念が全く分からないから西欧的意味での悪魔礼拝は絶対出来ないのである。悪魔礼拝とは神への反逆と言う過程があって初めて成り立つ行為であって、初めから神がいない日本人には反逆とか背信という事は出来ないことなのである。
西洋史にはもう一つの世界がある。それは教会
を中心とする歴史の陰に、実はそれに勝るとも劣らない規模で悪魔礼拝が存在したという事であった。いわゆる魔女、魔術は単なるお遊びや小説の事ではなく西洋史のもう一つの流れであった。欧米人の精神の根底には「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない」という、モーセの十戒がある。だから欧米人の場合、基本的には(現在はほとんど無意味なのだが)他宗教を信じる場合も、無神論もまずこの十戒への背信という過程を通る。しかし、日本人の場合、もともと神なるものが無いのだから背信という過程は通らない。旧約聖書において、イスラエル人が神をひどく怒らせているのは、彼等が神を信じなかったからではなく、選民として選んだのに背信したからである。
だか
ら聖書はこれを姦淫と呼び、イスラエルを淫婦と呼んでいる。しかし、イスラエル人以外の民族が神を信じなくてもそれは背信ではないから怒りの対象とはならない。それは信仰的には乱脈であっても、言わば放置されていたのである。
しかし、新約聖書においてイスラエルはイエスをメシア(キリスト)と
しては認めなかったために逆に神に見捨てられ、イエスをキリストと信じる異邦人は全て選民となった。欧米人の精神構造の根底にはこの意味での選民意識があり、その選民が悪魔礼拝をするのは背信、姦淫となるのである。悪魔礼拝とはその事を良く知っていてやる行為であり、今や欧米に深く静かに浸透している。この悪魔礼拝に生け贅として人間の幼児が捧げられるのである。悪魔礼拝まで至らなくとも、占星術、オカルト、ほとんど宗教的情熱と内容の錬金術はヨーロッパの歴史をキリスト教と共に縦糸、横糸のように織り成して来た。そして、今や公然と現代の欧米社会に登場している。私はこれらの秘密の活動を暴く事を目的としてい
るのではない。
そうではなくこれらの行為は『背信』という過程を通るという意味において日本人には
絶対に理解できない欧米人の心理を形成するはずだと言いたいのである。そして、それだからこそイルミナティは日本人を信用していないのである。面白い事に悪魔の手下たちは、神を信じていないから日本人を信しないのである。
ところがその家には体長一メートルほどの成人した長男がいたのである。それは父親が悪霊と取り引きし、金持ちにしてくれと頼んだところ、悪霊は代わりに何をくれるかと言ったと言う、そこで長男を与えた結果がそれであった。この家族は、牧師の忠告を間き入れず、悪霊との関係を断つ事を拒んだためにやがて非常に不幸な事になったと言う。
これはうそみたいな話だが、東南アジアではよくある話で別にめずらしく
もないことだそうだ。キリスト教会の一部では今でも悪魔払いをしている。また、原理運動、統一教会の指導的役割をしていたある日本人は、矛盾を感じ大きな悩みの後に脱会した。すると、文鮮明が夢の中に金銀をまとったきらびやかな姿で現われて散々に彼を打ち叩くのだそうだ。その恐怖と言ったらなかったという。
しかし、彼がクリスチャンになり洗礼を受けると、再び夢に現われたがその姿はボロポ
ロの服をまとい、みすぽらしい姿であったという。そして、彼が「あなたは何処から来たのですか」と間くと、「地を行き巡り、あちらこちら歩いて来た」と答えたそうだ。これはまさしくサタンの言葉なのである。旧約聖書のヨブ記というところに、不思議な話がある。ある時、神が会合を開くと、サタンもそこにやってくる。神が「あなたはどこから来たか」と間くと、サタンは「地を行き巡り、あちらこちら歩いて来ました」と答えている。この人はまだクリスチャンになりたてで、その箇所は読んだ事がなかったのである。
最近、いわゆる新宗教というものが流行っている。幸福の科学、阿含宗、真光教、オーム真理教などであるが、これらの宗教に共通しているのは、単に心の安らぎを求めたり、病のいやしを求めたりするだけでなく、特別な霊的能力を持とうとする事である。
私はだれがどの宗教に入ろうととやかく言う資格
はないが、こういう非日常の能力を求めると、あのインドネシアの中国人の二の舞になるから気をつけたほうがいいと申し上げて置く。実はある程度の超能力というものを身に付けるのは簡単なのである。それは悪魔、悪霊と取り引きする事である。確実に金儲けでも、超能力でも身に付く。しかし、必ずみかえり、すなわち呪いが子子孫孫に及ぶ。
これは迷信でもなんでもない、事実である。聖書でも悪霊つ
きというのはたくさん出てくる。彼らはあの時代だけいたわけではない。今でもいる。占い、コックリさん、熱心な修行などはこの悪霊を呼び寄せる。トランプ占いでも起こり得る。悪魔、悪霊はあなたの福祉や幸福のために来るのではない。
あなたを利用しやがて滅ぽすために来るのである。UF○、オーラ
などいろいろなスタイルはあるものの皆同じ事である。悪魔の帝国の見えない部分にもヒュラルキー(階級制度にともなう力)があって、地域を支配している。いわゆる占いやコヅクリさんは明らかに下っぱの悪霊であるが、一地方、
一国となると高位の悪霊が当たるようだ。聖書の中にはペルシャの君とかギリシャの君といった地域の支配霊の話が出て来る。それが世界全体を対象とするとなると、親玉の悪魔が出てくることになる。
陰謀の頂点に立つ人々が、数える事も出来ない富を持ち、悪魔礼拝者であることも納得できるだろう。ここに書いたことはキリスト教会でもごく一部の知識であり、嘲笑されるかもしれないが、事実である。日本で最も間題になるのは創価学会である。
この団体はその信徒の思惑とは関係なく、すでに完全にイ
ルミナティの道具となり、新世界秩序の下働きをしている。池田大作はイギリス・フリーメーンンのロッジの階級に迎えられたと言われる。この団体の会員は日本の社会の至るところにいて、極めて献身的であるから、今、日本に国家機密など無きに等しいだろう。池田は外国のいろいろな有名人と会い、その事を自慢しているけれど、それらのほとんどはフリーメーソンであり、そのコスモポリタニズムは新世界秩序の同義語である。
さらに、コスモポリタニズムは愛国心と矛盾する。国際化、世界連邦思想は
国家を破壊する事を目的としているのだと言う事を忘れてはならない。ただ、創価学会の場合、〃洗脳〃がそれほどにも見えないのが救いである。統一教会は洗脳宗教である。この信徒たちは命じられればどんな事でもするだろう。
ま た、文鮮明は日本人にどんな事をしても彼の韓国人としての良心にはいささかもとがめることはないだろう。むしろ日本への復讐として賞賛されるだろう。この宗教は創価学会よりはるかに危険である。文鮮明はロックフェラーのお気に入りで、アメリカ・フリーメーンンの会員である。彼はワシントンタイムスのオーナーだがその金は日本の信徒が集めて送ったものだろうか。統一教会についてはモルモン教のところで少し書き加える。