帝政ロシアの「シベリア鉄道」も、ユダヤの資本で建設され、ユダヤ人の技師や商人が治線開
発の主力となっている。また、一八七○年代からのドイッの新会社設立プームにおいても、その主導力はユダヤであった。経済のユダヤ化ということは、経済の商業主義化であり、銀行が取引所管埋機能を通して経済生活の主人公になっていく、ということを意味する。ョーロッパ大陸で成功裡に実現したこの手法を、ロスチャイルドはモルガン、その他の代埋人を通してアメリカに輸出した。株式取引所というユダヤの発明物は、企業、会社も売り買いの対象とする。つまり、企業さえも商品にしてしまうのだ。商品であるから、需要と供給の変動によって、その値段も変動する。会社の値段が、その日の相場によって上がったり、下がったりする。抵いところで買い、高値で売れば、莫大な儲けが得られる。
つまり、これはバクチであり、賭け事なのだ。ユダヤは、新興産業国アメリカに政府公認のこのバクチ場をつくらせ、それからそれを運転する中心部を奪取した。モルガン・ギャランティー・トラストやその他の証券会社である。モルガンその他のユダヤ金融資本は、ウォール街を通じて、続々生まれるアメリカの新企業、新会社を監視し、ユダヤの支配下に組み込み、または排除する(没落させる)戦略的要地を得たことになる。つまり、ユダヤは、アノリカの非ユダヤ人企業に対して、生かすも殺すも自由の権力を得てしまったのである。