◎キリスト教を原点から否定するニユーエイジの心理学


アメリカのあるニューエイジ研究書に、上のような表がのせられている。このことについて考えてみよう。いま、アメリカの約五千万人がニューエイジ系列下といわれている。最近(一九九二年十一月)のアメリカの大統領選挙で、クリントンとともに副大統領に当選したゴア上院議員は、熱烈なニューエイジ派の一人だそうだ。というのも、心理学とそのテクノロジーは、

アメリカでは日本人の我々が想像を絶するほどに日常茶飯のものであるらしいが、前出の表はニューエイジと心理学が、G○DとG○○Dの○のスペルーつが違うだけで、あとはそっくり同じであることを示している。現代の心理学の主流は、自己尊重(セルフ・ェスティーム)のテクノロジーのようだ。このセルフ・エスティーム心理学で訓練された人々は、
@失敗を認めるよりは、名声(クレジット)を受け入れる気分になる。
Aほとんどすべての人が、自分は平均より上のレベルにあると思っている。
Bほんとうのところそれに値しない名声を自分のものとみなすのみならず、自分の犯した誤りに対する責任をとることを拒否する。
C自分たちの信念や判断を常に過剰評価する。
D不愉快な情報よりも心地よい情報を受け取り、記憶し、交信するようになる。

などともいわれている。つまり、この現代心理学は聖書の大前提、すなわち、人の原罪とエデンの国からの追放という教義に敵意をもっており、そのような「迷信」を抱いていることこそ、心理的トラプルの原因であるといってのける。結局、ニューエイジとその心理学は、キリスト教のそもそもの原点から破壊しにかかろうとするわけだ。
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