55 ユダヤの企図する「世界統一宗教」の正体

キリスト教会を世界統一宗教の構造のなかに組み込む(つまり、キリスト教会の自滅とキリスト教徒をユダヤの奴隷に転化させる)道は、すでに九分九厘まで完了しているのかもしれない。この道をどこまでも進んでゆくと、どのような光景が我々の前に繰り広げられるのだろうか。世界統一宗教は、次のような二重構造になるはずである。第一に、もちろん、「神」(イエス・キリストによればこの神は実は、「悪魔」であり、ルシファーであるが)に選ばれて全地球と全宇宙のすべてを所有し、享受する権利をもつ民(ユダヤ)がくる。これは旧約聖書』によって約束されているのみならず、『タルムード』によっても保証ざれている。

これを疑うことは、神(実は悪魔)を冒涜する最大級の罪であり、ナザレのイエスやイエスの弟子たちが殺されたように、この罪を犯した者は殺されねばならないのみならず、死後もその霊魂を永久に地獄に閉じ込めておかねばならない。第二に、幸いにも殺されずに生き長らえることを許される人々は、過去のすべての宗教と道徳律を放棄して、ただ一つの神(実は悪魔)とその神に選ばれた民ユダヤに、無条件かつ絶対的に服従する(あるいは服従することに喜ぴと幸福を感じる)心境に到達した人々である。この構図は、奇怪だろうか?SF小説の世界にしか存在しないものだろうか?現実である。そして、この究極の目標にもっとも近づいている国は、アメリカではなかろうか。

したがって我々が、アメリカをその深層と全体構造を見る立場に立つことができさえすればいいのだ。アメリカにはいま、「F○J症候群」の蔓延がいわれている。F○Jとは、「フィア・オプ・ジュ−」、すなわちユダヤ人恐怖症であり、ユダヤ人を批判する(事実を指摘するだけでも)ことを恐れる症状の意味らしい。すでにアメリカの大多数のなかに、神(実は悪魔)の選んだ民に触れることをはばかる心理がつくられてしまっている。

伝えられるところによれば、一九九一年三月二十六日(ユダヤの救世主ともいわれるニューョーク・プルックリン地区のユダヤ教ラビ・シネルソンの八十九歳の誕生日)から、毎年三月二十六日を「教育記念日」として全国で儀式を行なう法律が公布されているという。これは事実上、ユダヤ教をアメリカの国教とし、ユダヤ教に反対するアメリカ国民を法律で処罰し、投獄する時代の開幕のしるしではなかろうか。はやアメリカは、「キリスト教国」ではなくなっているらしいことに、我々は気づくべきではなかろうか。