フランスの歴史家六人による大著『共産主義黒書』(ロベール・ラフォ ン 社、一九九七年)の序章でステファン・クルトワは、共産主義体制下での犠牲者(死者総数)を、今後正 確 にさるべき個人的仮説として、国ごとに次のように提示している。
ソ連 二、〇〇〇万人
中国 六、五〇〇万人
ベトナム 一〇〇万人
北朝鮮 二〇〇万人
カンボジア 二〇〇万人
東欧 一〇〇万人
ラテンアメリカ 一五万人
アフリカ 一七〇万人
アフガニスタン 一五〇万人
コミンテルンと権力を
握っていない共産党 約一万人