さらに聖書はこの獣の国がかつての国、ある特定の過去の国の再来であることをも語る。
黙示録黙示録17:8 あなたの見た獣は、昔いたが、今はいません。しかし、やがて底知れぬ所から上って来ます。そして彼は、ついには滅びます。地上に住む者たちで、世の初めからいのちの書に名を書きしるされていない者は、その獣が、昔はいたが、今はおらず、やがて現われるのを見て驚きます。
この国はこの黙示録の書の記者ヨハネの時より、「昔いた」。すなわち、ヨハネ以前の国の再来であることがわかる。アメリカはいったい過去のどの国の再来なのか?そのヒントとして、ワシのことが関係するかもしれない。
ダニエル書にはバビロンの王に関して以下の記述がある。
ダニエル4:25 あなたは人間の中から追い出され、野の獣とともに住み、牛のように草を食べ、天の露にぬれます。こうして、七つの時が過ぎ、あなたは、いと高き方が人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになることを知るようになります。
4:26 ただし、木の根株は残しておけと命じられていますから、天が支配するということをあなたが知るようになれば、あなたの国はあなたのために堅く立ちましょう。
4:32 あなたは人間の中から追い出され、野の獣とともに住み、牛のように草を食べ、こうして七つの時があなたの上を過ぎ、ついに、あなたは、いと高き方が人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになることを知るようになる。」
4:33 このことばは、ただちにネブカデネザルの上に成就した。彼は人間の中から追い出され、牛のように草を食べ、そのからだは天の露にぬれて、ついに、彼の髪の毛は鷲の羽のようになり、爪は鳥の爪のようになった。
ここでは、バビロンの王に対して以下のことが語られている。
バビロンは7つの時を経る
木の根株は残るので、バビロンは消滅するようで実は消滅しない。逆に7つの時を経た後復活する可能性がある。
バビロン王の特徴として「ワシ」のことが描かれている。
これらのバビロンの特長は、皆、今まで書いてきたアメリカに関する記述と一致する。従って、アメリカこそ、実は7つの時を経た後、復活するバビロンそのものかもしれない。また、アメリカの象徴としてよく語られるワシとは、上記聖書箇所からわかるように、バビロン王と密接な関係があるのである。
アメリカとバビロン、これらの2者は一見何の関係もないように見えるが、実は大いに関係がある、と指摘する人々もいる。
アメリカにはあらゆるバビロンの特徴、デザインが存在すると語る人々がいる。たとえば、アメリカの自由の女神の像、これは、バビロンの女神、イシスをデザインしたものであるとの指摘がある。この件はいつか別途取り上げたい。