資  金  力

 
 ユタヤ人が権力を手に入れてきた方法について尋ねるとローゼンタールはいつた。

 『我々の権力は国民の金融体系を操作する事を通じて作られてきた。我々が「金
は力なり」といふ言葉に説得力を与えた。我々の基本計画で明らかにしたように、
祕密の国家銀行を作る事は我々にとつて必要不可欠な事であつた。連邦準備制度
という名前は政府機関を連想させるが、我々の計画にうまく合致した。何故なら
それは我々の物だから。その設立当初から我々の目的は全ての金銀を取り上げ、
払い戻しの利かない無価値の紙幣に変える事だつた。これはうまく行つた!』

 「払い戻しの利かない紙幣」といふ言葉について尋ねると、ローゼンタールはいつ
た。

 『一九六八年以前、騙されやすいゴイは一ドル連邦準備札を米国の全銀行に採用
し、法律上、銀貨九十%中二十六・七三gの銀を含む一ドル硬貨とそれを取り替える
事が出來た。一九三三年迄は、その紙幣を金貨九十%中一・六七gの金を含む硬貨と
取り替える事が出來た。我々はただゴイに、より多くの払い戻しの利かない紙幣か銅
貨を与えるだけだ。我々は決して金銀を渡さない。渡すのはよりたくさんの紙切れだ
けだ』、と彼は軽蔑を込めていつた。『我々ユタヤ人は紙のごまかしを通じて繁榮して
きた。金を取り、代わりに紙切れだけを渡すのが我々のやり方だ(注十四)。』
 
 

                                              
           高利の貸付金と引き換えにキリスト教徒から抵当を要求するユタヤ人兩
          替商(右)の絵。キリストが兩替商の台をひつくり返し、彼等を神殿か
          ら追い出したという事実にも拘わらず、叉、ほとんど全ての歐州各国が
          同じ理由から彼等を追い出したという事実にも拘わらず、ユタヤ人は
          不正な経済行爲を続けている。

                                              
                                              
                                              
 その例を挙げてもらえないかと私逹は頼んだ。

 『その例は数限りなくあるが、二、三の分かりやすい例は株式証劵市場とあらゆる
形態の保険業、連邦準備局によつて実行された準備制度、そしていうまでもなく愚か
にもお金と呼ばれる紙幣と交換して取った金銀の何十億ドルだ。金の力は宣伝機関
を通じて世界支配の基本計画を実行する上で、無くてはならないものだつ
た。』
 
 これを実行するのにどのように計画を立てたのか尋ねると、彼はいつた。

 『最初に預金機構を支配する事によつて我々は会社資本を支配する事が出來た。こ
れを通じて我々は映画産業、ラジオ放送網、そして新しく発展しつつあるテレビ機関
の完全な独占を得た。出版社、新聞社、雜誌、及び專門誌は既に我々の手に落ちてい
た。最もうまみのあるのは、学校の全教材の出版を引き繼いだ後に
來るものだつた。これらの媒体を通じて我々は自分逹の目的に合うよう大衆の
意見を型に嵌める事が出來た。国民は我々が教える事を嘘であれ本当であれ、おうむ
返しのようにブーブーギャーギャーいうただの馬鹿豚だ。』
 
 

(注十四) 米国と世界の経済問題は究極的にはユタヤ問題である。ヘンリー・フォードが
述べているように『金錢問題は適切に解決しようとすると、ユタヤ問題と他の全ての世
俗的性質の問題に行き着く』。「国際的ユタヤ人」三卷、二二一頁目。