ユタヤ人の信仰と宗教

 
 この啓発的な会話の靜けさの中で、立て続けに出て來るその理解ある言葉は素人の
口から出たものではない事は明らかだつた。

 如何にしてユタヤ人は他の人種の中でそうたやすく承認を得るのか、ローゼンタール
に聞いてみた。彼の答えは長く延々と続いた。

『大変早い時代から世界で生きて行きたいという願いにせき立てられ、ユタヤ人は人種
的な見方から全ての注意をそらすための方法を探し始めた。宗教集団の思想を借用し
たり、利用したりする事よりもつと效果的且つ疑いの無いものは何かと考えた。我々
はアーリヤ人からこの考えを借りる他なかつた。我々ユタヤ人は如何なる理想主義も持
たない。だから我々自身の意識から発展したどんな宗教機関も決して持たなかつた。
この事は現世以外の命の信仰が我々とは相いれない事を意味する。実際、タルムー
ドはこの世の豪華な生活の規則は定めているが、來世のために自分の準備をすると
いう原理は定めていない。タルムードはユタヤ民族を維持するためと我々とゴイとの関
係を定めた教えの選集である。我々の教えは道徳的問題と関係がない。
むしろ如何に「取る」かと関係がある(注十)。』

 『ユタヤ人の宗教的教えの中の道徳価値に関していふと、アーリヤ人には無気味に見
える意味で我々がその種の宗教を持つていた事を示す徹底的な研究がある。我々は宗
教的訓練が発展させるその種の成果の最高の見本である。我々の命はこの世限りであ
り、性格がその新しい信条の創始者と同じくらい異なるように我々の精神は基
督教の真の精神と同じくらい異なる。キリスト教の創始者はユタヤ人の評価と
自分がユタヤ人の一人ではないといふ事実を公にした。我々がいつものよう
に商売の利益の手段として宗教を利用していたから、彼はそうしなければならないと
思うと我々を神殿から追い出した(注十一)。』

 『その時代、我々に対するイエスの態度のために、我々はなんとかしてイエス
を十字架に磔にした。しかし今のキリスト教徒は政党に入り、選挙に勝つためユタヤ
人の票を請う事で自分逹の価値を落としている。彼等の中には自分の国の利
益に反して政治的陰謀に荷担する者もいる(注十二)。』

 『我々はユタヤ人が異質な民族ではないと納得させるのに成功している限り、「宗教
団体」を構成する宗教代表者を除き、他の民族に混じつて他の国々の中で生きてゆけ
る。その事は特異な性質ではあるが。実際の所、これは我々の虚僞の中でも
最大のものだ(注十三)。』

 『我々は国々に混じつて寄生蟲として生き続けるため、我々自身の特
異な性質と生活習慣を隱さねばならない。多くの者がその国々に混じつ
ているユタヤ人を本当のフランス人、イギリス人、イタリヤ人、ドイツ人だと信じてい
るから、このやり方で我々の成功はこれ迄続いてきた。彼等はたまたま、それらの
国々に普及しているのと異なる宗教に屬している。公務員は最小の歴史的意義しか持
たないから、政府に関する分野は特に比較的容易に我々の悪名高い欺瞞を負わせる事
が出來る。それ故、我々ユタヤ人が異なる国家を形成し、単なる「懺悔」の信奉者では
ないという事に何の疑いもない。我々が支配する出版物を一目見せるだけで、知的水
準の最も低い者にも十分な証拠を与える筈である。』
 
 

(注十) これはユタヤ民族の寄生蟲的性質を説明する。ユタヤ人同士は互いに富を取り合
う事はないが、他者からは努力の成果と財産を「取る」。

(注十一) バビロンの商人は私逹の社会を商業化してきた。

(注十二) これらの人々は樣々な名前で呼ばれてきた。ヤクザ者、政治的職権濫用者、
渡り屋政治家、いかさま師、売国奴、手先、手下など。

(注十三) ユタヤ人は本性を隱し、身分と権力を守るのに役立つよう、五つの大きな嘘を
作つた。則ち、
 (一) ユタヤ人はイスラエル住民で、從つて、神の選民であるという事。
 (二) イエスキリストはユタヤ人であるという事。
 (三) 六百万人のユタヤ人が第二次世界大戰中ホロコーストで殺されたという事。
 (四) 全ての人種は平等である、叉は人類は皆兄弟であるという事。
 (五) ユタヤ人は私逹と異なる宗教集団であるという事。