キリスト教とユタヤ教

 

 あなたの自慢の仕方、この事がもし本当なら、私逹の將來を考えるのは恐ろしい。
キリスト教の將來も。それに対しローゼンタールはいつた。

 『ここ米国は無理やり戰爭状態にされた階級が出來、多くの者は一掃されるだろ
う。間違いなくお前はその中に入つている。ユタヤ人に害はないだろう。俺はほら話を
しているのではない! 事実を教えている。キリスト教信奉者が防禦を初めても手後れ
だ。時は既にだいぶ経つている。ずつと大昔から我々は侵掠者だつたに違いない! 
それは間違いなく我々人生最大の目的の一つだ。我々こそ侵掠者だ!』

 彼の言葉は聡明である事を改めて思い出させたが、彼は自分が何について喋つてい
たか知らないと実感する。彼はいつた。

 『ユタヤ主義は他に類のない文化だ。世界のどんな所もそれに匹敵する物は何も、如
何なる物も存在しない。お前逹のいわゆるキリスト教はユタヤ主義の産物だ。ユタヤ主義の文
化的、知的影響は全世界中に感じられる。そう、全文明を通じても。』

 私逹が結果として黒人の驚異的人工増加の問題に直面しているかどうか彼に聞いて
みた。すると彼は黒人が幾つかの意味を持ち得る「自分逹の目的」を逹成するのに役
立つているといつた。

 私逹は市、郡、州の職場への黒人進出や、テレビでの黒人の活躍について議論し
た。叉、黒人がユタヤ教に改宗したのは、なんと愚かな事だつたかについても議論し
た。例えばサミー・デイヴィスのように。ローゼンタールはいつた。

 『それは無意味な事だ。我々は黒人がユタヤ人になれない事を知つているし、サミ
ー・デイヴィスが今でも黒人である事を知つている。改宗した事が彼に利益をもたら
したという事は有り得る。現実に彼は黒人のままだし、ユタヤ人ではない。』

 私はユタヤに関する自分の深い研究と、自分以上にユタヤの世界について研究を行なつ
てきた者はほとんどいないと彼にいつた。それから私の不愉快な発見について。ローゼン
タールと話しているとユタヤ人には道徳感がない事を思い出させた。彼はいつた。

 『お金は道徳よりも大切だ。我々は何でも金で解決する。我々の民族は攻
撃に逆らう武力がある所は永久に戰爭準備状態である事をイスラエルで証明してい
る。イスラエルは現在どんな突発的戰爭でも勝利する。頭のいいキブツ集団農場者は
その小国を中東の夢の国に作り変えようとしている。それは叉最終的に世界政府の全
本部と成るだろう(注九)。』

 私逹はウォーターゲート事件の悲劇と政府全体の腐敗について議論した。そして政
府代表者逹は国民の対處にもつと開放的且つ誠実に行動すべきだと提案した。ローゼ
ンタールはいつた。

 『それのどこがいいんだ? 大衆が政府運營の一体何を知つてるつていうんだ。大
多数は馬鹿で大間拔けだ!』

 今いつた事を引き合いに出してもいいですかと聞くと。

 『俺はお前逹が何をしようと構わない。そういつたはずだ。ほとんどの奴は口に出す度
胸がない。もしも我々がもつと公然と話せば、皆が互いをもつと良く理解するだろ
う。ユタヤ人と異教徒同士も。お前逹の民族は度胸がない。我々はお前逹の思想を作つ
ている。我々はお前逹にユタヤ人を公然と批判する事を恐れさせる「罪悪感」を植え込
んでいる。』
 
 

 (注九) タルムードのユタヤ主義はユタヤ人の世界支配、世界奴隸化の宗教である。