影 の 独 裁 者

                                              
                                         第 一 部
                                              
 この国の大物上院議員に付くユタヤ人祕書官は、極祕インタビューの中でかう述べた。
『米国民が奮起して、この国からユタヤ人を追い出さないのは驚くべき事だ。』

 ユタヤ人、ハロルド・ウォーレス・ローゼンタールはユタヤ人が重要な国家計画を全て支
配していると認めた上でこういつた。

 『我々ユタヤ人は、キリスト教米国民がたやすく我々の手に落ちてきた事にいつも驚かせら
れる。原住米国民がフルシチョフによつて滅ぼされるのを待つている間、我々は全て
の支配に服從するよう彼等に教えてきた(注一)。』

 誰にも気づかれずに国家を乘つ取る事が出來たのはどうしてかと尋ねると、ローゼン
タールは報道機関の絶対的支配が勝利の原因だと答えた。彼は全ての報道をユタヤ人が支
配している事を自慢した。手を加えられたニュースの受け入れを斷わつた新聞社は、ど
こも広告を引き上げられるため、彼等に從つてきた。これがうまくいかないと、ユタヤ人
は紙とインクの供給を止めさせる。『それはいとも簡単な事だ』と彼はいつた。

 政府の役人について尋ねた時、過去三十年間、誰もユタヤ人の承諾なしに政治権力を握
つた者はいない、とローゼンタールはいつた。『(フランクリン)ルーズベルトが我々
の手先となつた一九三二年以降、米国民は一度も大統領を選んだ事がない。つまり、ル
ーズベルト以降、全ての大統領は我々の手先だつた(注二)。』

 ジョージ・ウォーレスについての議論で、今日ウォーレスが立つている視点を心に留
めて置いた方がいいとローゼンタールは笑みを浮かべていつた。合衆国の外交政策の話
になると、インタビュウの極祕事項はほとんど話がそらされた。キッシンジャーの外
交政策の全貌を見拔けなかつた米国民の愚かさを彼は軽蔑と嘲笑であざ笑つた。『そ
れは初めから終はりまでシオニスト共産主義政策である。だが、国民はこのユタヤ人政策
が米国の利益になると思つている(注三)。』彼はユタヤ人の外交の例として「緊張緩
和」とアンゴラの事を挙げた。米国民の騙されやすい性質は彼には軽蔑でしかなかつ
た。
 
 
 

 
            ユタヤ人は自分逹の命令を実行する指導者逹に名譽を与える。ここに
           いるユタヤ人、アバ・エバンとデイヴィッド・ベングリオンは、ハリ
           ー・S・トゥルーマン大統領にユタヤのメノーラを贈呈している。トゥ
           ルーマンはユタヤ人国家の承認を助け、ユタヤ人のパレスチナ入国許可の
           法案を支持した。

                                               
                                               
                                               
 インタビュウの質疑は、ほとんど全ての分野に渡つて続いた。

 『我々ユタヤ人は米国民に対し、次から次へと問題を重ねてきたし、混乱勢力として問
題の兩面を助長させている。だから国民は問題から目が離せなくなり、全ての出來事の
背後にある人物を見失う。我々ユタヤ人は猫が鼠を弄ぶように米国民を弄ぶ。』

 その会話は何時間も遲くまで続いた。米国は今、計画された恐怖時代に入つている
と、人は思うかもしれない。ユタヤ人の企みは全ての異人種を互いに戰わせる事である。
ローゼンタールは冷淡にもこういつた。『我々の世界制霸の日が來るまで、大衆の血は
流れ続けるだろう(注四)。』この信じ難い議論の後、数時間、私の心に無力感が広が
つた。同じ「人間」の別な集団が、そんなに心底卑劣で意識的に邪悪な事が出來るの
か? けれどもその言葉を耳にしたし、手元の証拠は本物である。米国民は自分逹の血
が流され続けても、騙されやすいままでいられるのか? 私には騙されやすいままのように
思える。
 
 

 (注一) この服從はキリスト教に入信した時から、タルムード的概念の段階的採用によつて
可能にされてきた。そのようにしてユタヤ社会を作り出してきた。それはラビ・マーチ
ン・シーゲルが「キリスト教のユタヤ化」と呼ぶものである。

(注二) ルーズベルト以前、ユタヤ人はウッドロー・ウイルソン(一九一三年から一九二一
年)に影響を及ぼしてきたのは極めて明白だというような事をヘンリー・フォードは一
九二一年に書いている。『ウイルソン氏は大統領任期中、ユタヤ人と大変親しくしてい
た。周知のように彼の行政は著しくユタヤ的であつた。』「国際的ユタヤ人」三卷、二十八
頁、九行目、ディアボーン出版株式会社刊。

(注三) この理由はユタヤの報道機関が「シオニスト共産主義政策」を「憲法」規定に準じ
た「アメリカ政策」だと関連付けているからだ。私逹自身の政府政策についての無智は
これこそ本当の問題である。

(注四) これと同じ事が共産主義革命指導者逹によつて話されている。