ホ『あなた方は詐欺の逹人だ。あなた方のずるいやり方のせいで、あなたの民族が
世界中の政府に侵入するのを許してきた。』

 ロ『どうしてそれが悪いんだ? どうして銀行、大学、教会、政府を乘つ取る事が
悪いんだ? 異邦人はそれらを管理する程頭が良くないのに。 二、三年前ならこん
な風にいわなかつただろう。でも今は違う。今の我々の世界戰略を邪魔する
物は何もない。だからもつと自由に物をいえる。俺が暴してきたおかげで、他
のユタヤ人も度胸があれば、遠慮なく物がいえるようになるかもしれない。我々は臆病
な民族ではない。』

 ホ『あなたは自分と自分の民族に大変自信が有りますね?』

 ロ『我々は離れ離れにされたとしても、実際には何者も絶対、我々を切り離せな
い。』

 ホ『我々とは誰の事ですか?』

 ロ『我が民族、ユタヤ人は全体で見ると「一つとして」見なされる。どんな事があつ
ても、絶対に我々を引き離せない(注四十一)。』
 
 ホ『私はユタヤ人同士が恨みを以て喧嘩をすると聞いた事がありますが!』

 ロ『いや、それは全く違う。確かに我々は互いに喧嘩する事もある。だが今いつた
ように全体で見ると、我々は「一つとして」見なされる。我々の長所は分割と表裏
だ。それは絶対確実な武噐だ。我々は巧みだ。いよつとしたらその応用の徹底主義者
かもしれない。お前逹は肩を竝べる程頭は良くない。』

 ホ『私逹にはあなた方ユタヤ人が絶対理解しない、匹敵しない文化が有ります。』

 ロ『ユタヤ人は家族的生活をする。我々の文化は高い教育水準を必要とする。我々は
基準を設けて自分逹の子供が親の基準を上回るようにさせる。我々の民族は教育上の
劇的な進歩を示し続けている。我々の子供の成功は全く学校だけによるものではな
く、家族にもよっている。そして我々はこれらの逹成を大変誇りに思つている。お前
逹は話にならない! 毎年米国では一二、〇〇〇人以上の医学博士が医学部を卒業す
るが、その内の約一〇、〇〇〇人がユタヤ人だ。法学部の学生のユタヤ人比率はもつと高
い。我々の支配に対するどんな抵抗も束の間で終わる程、ユタヤ人はここ米国の鞏固な
基礎の上に立つている。お前はキリストがユタヤ人だつた話とか、神の選民の話とか、六百
万人の話を我々があざ笑つている事を知つている。この事は我々が世界で他に類のな
い結束力を持つている事を物語つている筈だ。ユタヤ人は今迄会つた事もない、いよつ
としたら、聞いた事もない他のユタヤ人とも緊密さを持つている(注四十二)。』

 ホ『ローゼンタールさん、このインタビュウの中で私に嘘を付いていなければいい
と思います。もし嘘を付いていたら、私逹はあなたに仕返し
するでしょう。いいですか?』

 ロ『俺がお前にいつた事は本当だ。何もかも。嘘を付く必要はない。』

 ホ『私はユタヤ人の熱中の対象が貪欲と利益とキリスト教の破壞だと思いました。私のい
つている事は間違つているでしょうか?』
 
 ロ『全ユタヤ人のために答えられない。』

 ホ『私は大部分のユタヤ人の事をいつています。私は正しいでしょうか?』
 
 ロ『多分、大部分のユタヤ人はそう感じているかもしれない。でもそれのどこが悪
い!!』

 ホ『あなたの心の中に棘があるから、そういういい方をしているんだと思います。
ひよつとしたら、自分で信じていない事もいつているのかもしれません。あなたがい
ふ事の中には、ほとんど信じ難いものもあります。』

 ロ『まぁ、お前が信じているものを神の今畜生といつて罵つたりしない。俺は正直
な答えと考えをいつてきた。もうこれで質問は終わりだ。約束を忘れるな。約束した
事以外にテープを使つたと分かつたら、お前は酷い目に遭うだろう。分かつたか?』

 ホ『分かりました。それではローゼンタールさん、このインタビュウで約束した謝
礼の殘りをどうぞ。』
 
                                         (了)