1暴露された「世界を征服する」プラーグの秘密会議

イギリスのジョン・レードクリフ博士は、一八七○年、『セダンまで』という著書のなかで、一八六九年に、プラーグのユダヤ教のラビ、シノオン・ベン・イフダの墓地で行なわれた、ラビ・ライヒホルンの演説(ュダヤが極秘にしていたもの)を暴露した。レードクリフ博士は、偶然キリスト教に改宗した一ユダヤ人と知己となり、その助力によってひそかにユダヤ人の会議に入り込んで傍聴しえたのだ。これは、心ある非ユダヤ人が疑問としていたユダヤ人の真の秘密に触れた最初の快挙であった。レードクリフ博士の記述は、諸外国語に翻訳され、多大な反響を呼んだが、博士は問もなくユダヤ人のために暗殺され、彼を手引きしたユダヤ人・ソノルもまた、命を奪われている。ラビ・ライヒホルンのプラーグの秘密会議での演説は、次のようなものであった。「百年ごとに、我々イスラエルの選民はエホバが我々に約束したところの、世界支配に向かっての我々の進歩と、我々の敵キリスト教徒に対する征服が、どこまで進行したかを検討するためにサンヘドリン(ユダヤ民族の最高立法機閥)を開いてきた。

いま(一八六九年)、シメオン・ベン・イフダの墓地に集まった我々は、遇ぎ去ったこの一世紀は、我々を最終目的地のすぐ近くまで導いたこと、そして、この最終目的地はきわめて近い将来に達成されるであろうことを、誇りを持って言明することができる。すでに全世界の主要銀行、取引所、すべての政府の債券は、我々の手中にある。すべての新聞と劇場は我々の命令に従って動いている。」
一八六九年といえぱ、我が日本で明治政府が誕生した直後のことである。このライヒホルンの演説によれぱ、ユダヤの秘密最高指導部は、百年ごとに一世紀の総括をし、次の世紀の課題と行動方針を決定するのだという。一九六九年、もしくはその前後の年に、彼らは、過ぐる一世紀をどのように総括し、方針を決定したのだろうか。

「我々は、キリスト教徒のすべての階級を破壊するところの革命を解き放つであろう。そしてそれは、キリスト教徒を決定的に我々の奴隷とするであろう。かくして、神が彼の民(ユダヤのこと)になした約束が達成されるであろう」(ライヒホルン)
たしかに一八六九年から一九六九年まで、この地上に無数の「革命」が起きた。これらはすべて、ユダヤの仕掛けた謀略であったのだろうか。