◆編集後記2001/11/03
◆ダニエル書の大きな像に関する預言は今、私達の目の前で成就している。

ダニエル書の中で、終末に起きて来る、獣の国に関して以下のように記述されています。

”ダニエル書 2:40 第四の国は鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするか
らです。その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。”

第4の国が打ち砕く、先の国々とは、ダニエル8章を参照する時、以下の3つの国々であることがわ
かります。
第一の国:バビロン
第二の国:メデイアペルシャ
第三の国:ギリシャ

終末に起きてくるその獣の国が何なのか、それがもう既に現れているのかということは、終末におけ
る秘中の秘なのですが、しかし、
この獣の国に関して、上記の節から、以下のことがわかります。

1. ある獣の国が終末に起きる。
2. その国は上記、第一の国(バビロン)、第二の国(メデイアペルシャ)、第三の国(ギリシャ)
を粉々に打ち砕く。

すなわち、これらの3つの国々がこの獣の国により、粉々に砕かれることが、終末の獣の国を見分け
る、鍵になることがわかるのです。

話は変わりますが、アメリカ及びそれに指揮されたNATOの
国々があたかも10本の角のように大規模な攻撃をしたことが過去10年程に2度ありました。

最初は、湾岸戦争であり、その相手国は、イラクでした。多国籍軍は、
この国に爆弾を雨あられと降らせ、「粉々に打ち砕いて」しまいました。そして、このイラク国こそ
かつてのバビロニアの都市バビロンが位置する国なのです。彼等は、第一の国を「粉々に打ち砕い」
たのです!

次は、例のユーゴの紛争です。この時もアメリカ主導で、NATOの
軍隊が、この国に爆弾を雨あられと降らせ、「粉々に打ち砕」いたのです。さて、ユーゴスラビアと
は、世界のどこにある国なのでしょう。
この国は、今のギリシャ国があるバルカン半島に位置します。
かつてのギリシャ帝国の範囲を地図で見ると、この
あたり、今のユーゴスラビアのあたりまで、かつてのギリシャ
帝国の範囲だったように見えます。
彼等は、第三の国を「粉々に打ち砕い」たのでしょうか。
 

そして、現在、アメリカが主導し、NATOも加わりつつある
アフガニスタンに関しても、同じ流れの中にあります。
第二の国、メデイアペルシャは地中海から、インドに至る国であり、
現在のアフガニスタン国の範囲はすっぽりその中に包まれます。彼等は何と、第二の国を「粉々に打
ち砕」こうとしているのです。

アメリカとNATOが行動をともにして、他国を攻撃するのは、
このアフガン(NATOがこの国を攻撃するなら)でまだ3回目です。
そして、その3回は正確に上記ダニエル書の3つの国に符合しているように見えます。

何が獣の国なのか、そして今の我々が聖書のさし示す時間針のどこに位置しているのかは明白ではな
いでしょうか。

話は再度変わり、個人的なことになりますが、今回の同時多発テロと時を同じくして、
主が「終末の獣の国」に関して啓示を開いていて下さるようです。
このことの啓示に関しては何年も祈ってきたのですが、決して開かれることはありませんでした。
しかし、どうも今がその時、開かれる時のようです。
私はかつてのダニエルのようにこのことを開かれた主を崇めます。
ということですので、この件に関してはメッセージ完成しだい連載の予定です。