◆編集後記◆ 2001/6/23
◆カンタベリー大司教は「十字架は事実だが復活は疑問」
とかたる。◆

以下はちょっと古いですが、世界で七千万人の信徒を擁する聖公会(英国国教会)の最高指導者であ
るカンタベリー大主教のジョージ・ケアリー氏に関する話です。【世界基督教情報より転載】
 

-引用始めー

    世界で七千万人の信徒を擁する聖公会(英国国教会)の最高指導
者であるカンタ
ベリー大主教のジョージ・ケアリー氏が、イエス・キリストの復活を問題にした
       こと、そしてホロコースト(ユダヤ人大虐殺)にキリスト教会が関わったと攻撃
       したことで、宗教界に嵐を呼んだ、と英紙『メール・オン・サンデー』でが報じ
       ている。
       ケアリー氏は千年期を迎えるメッセージ『イエス・二〇〇〇』でキリスト教信仰
       の核心を危うくした…このメッセージで何百万人もの聖公会信徒に、イエスが復
       活したかどうか知ることが出来ないと言ったのだ、と同紙は伝えている。
       「私はあなたがたに率直に言って、イエスが生き、そして彼が十字架に掛けられ
       たことはまったく確信出来るが、イエスは神によって復活された、と同様な確か
       さを持って信じることは出来ない」と大主教はメッセージで述べているという。
       このメッセージは今後数カ月内に発表される予定だが、それには、自身が復活を
       堅く信じてはいるが、「それはで人間の経験に反しており、そして我々の最初の
       天性は不信感である」と記されている。
       大主教の信仰は長年にわたって「大いに試され、そして堅く勝ち取られたものだ」
       と同紙は報じている。
       大主教は自身のコメントが「ジャーナリストをその気にさせる」ことが確実だと
       は認めている。
       大主教のメッセージは、さらに教会がホロコーストに関与したことで「イエスの
       名を傷つけた」と指摘、歴史を通して教会の足跡を広範に非難している。
       教会当局者が「中世にそしてナチのドイツでユダヤ人を犠牲にする点で、その一
       部分」を担った、と大主教が語った、と報道では明らかにされている。教会は北
       アイルランド和平についても『障害』となった。「女性抑圧、帝国主義政策、奴
       隷制度、言論自由の規制…などにも貢献した。を傷つけてしまったことの証明で
       ある」と言う。
       『オブザーバー』紙によると、カンタベリー大主教は先ごろランベス宮殿で、同
       性愛運動家と秘密に会談した。この報道も保守的なキリスト者の間に激しい議論
       を呼んでいる。
       福音派の司祭は「動物と性行為をした経験のある人と食事をともにするために座
       っているような」ものだ、と秘密会談を「恐ろしい」ものだ、と七月三十日語っ
       た。この会談に列席した主教の一人は、同性愛の問題が英国国教会を引き裂きか
       ねない、と警告している。
       復活は疑わしい、というカンタベリー大主教の声明は、当然のことながら聖公会
       内部に驚きの輪を広げることになった。
       オーストラリア聖公会北シドニー教区のポール・バーネット主教は、イエスの復
       活が歴史上の事実であり、キリスト教信仰の核心だと語った。
       「私は、福音書の教えを信頼できる歴史的事実として、信じ、それにより頼むこ
       とが出来るという堅い確信を示したい。アングリカン(聖公会信徒)は、すべて
       のキリスト教徒と同様、キリストが死から再び本当に立ち上がったと信じる」と
       バーネット主教は語った。

ー引用終わりー
世界の各教派のトップは獣が支配するようになるようです。