◆◆編集後記◆◆◆聖書は改ざんされる◆2000/11/20
終末の時代に、2つのことがら、「神のことば」と「聖霊のはたらき」に
害が加えられることは、黙示録を始め、聖書の多くの箇所が指摘していること
ですが、第二次世界大戦後、聖書の翻訳に、改ざんが行なわれていることを
以下の記述は述べています。
以下は、日本文芸社「ユダヤの全て」1400円 よりの引用。

ー引用始めー

だが現行の欧米の聖書は、KJV訳ではない。とくに第二次世界大戦後、異なる
訳による版が次々と出てきた。現在米国では、NIV(新国際訳)が聖書の
標準版とされているが、このNIVをはじめとし、現行の聖書は克明な調査
によれば、KJV訳(欽定訳)から削除、改変した箇所が、三万6千箇所に
のぼるという。

神から引きずり降ろされたキリスト

世界の聖書学と翻訳技術が向上したから、従来の誤訳が次々と正された
のだというが、この違いの説明である。明らかに改変した例をあげよう。
(口語訳)
”ヨハネ9:35-37
35      イエスは、その人が外へ追い出されたことを聞かれた。そして彼に会
って言われた、「あなたは人の子を信じるか」。
36      彼は答えて言った、「主よ、それはどなたですか。そのかたを信じた」
いのですが」。
37      イエスは彼に言われた、「あなたは、もうその人に会っている。
今あなたと話しているのが、その人である」。”

上記、35節の「あなたは人の子(the son of man)を信じるか」。と改変
れた箇所は、以前のKJV訳では、「神の子」(the son of God)とされていた。

「神の子」変じて「人の子」となったのは、この箇所だけではない。
また、別の例では、イエスについての記述が改変されている。

マタイ8:29「神の子イエスよ、我と汝と何の関わりあらんや」文語訳-KJV
         同           「神の子よ。いったい私たちに何をしようというのです。」新改訳

この例では、「神の子イエス」が「神の子」へ改変されている。
すなわち、これらの例から、明らかなことは、神の子と「イエス」は
同等ではない、「神の子=イエス」と考えさせないようにしている
ということである。その傾向はこの2例に限らない。「神の子が引きず
り降ろされ、「タルムード」でいう、「その男」
「ある人物」「大工の息子」「磔刑に処せられた者」と人間イエス
に引き下げられているのである。

ー引用終わりー

ここで記されているように、キリスト教会の内部に明らかに聖書、神学を改変、
しようとする「隠れた」働きがあり、その方向は、なぜだか、「タルムード」
のいうように、イエスを引き降ろす方向に向かっているのです。