◆◆編集後記◆◆2000/10/23
◆中東で起きていることの真実は?◆
現在、イスラエルにおける「紛争」に関して、毎日のように新聞に記事が載ります。
しかし、肝心な部分、「彼ら」にとって、不利なことは隠されているのでは
ないかとも思われます。以下は、木村愛二さんのHPで無料公開されている
『偽イスラエル政治神話』よりの引用。同書は、「約束の国建国に関する偽り」
を暴くフランス人神父の勇気ある書。

ー引用始めー
イスラエル=シオニストが、アメリカとフランスのほとんどのメディアを支配する
結果、世界中に、事件の意味の逆転が押し付けられている。たとえば、イスラエル
の外交官がロンドンで襲撃されると、首相のサッチャー夫人が下院でPLOの仕業
ではないと明言しているにもかかわらず、これは、“テロリズム”となる。イスラ
エルの軍隊がレバノンを侵略して、何千人も殺したのに、この作戦の方は、“ガリ
ラヤに平和を”と名付けられるのだ!

 一九八九年一月一日、私はテレヴィで、“石の反乱”の結果、パレスチナ側に
三二七人の、そのほとんどが小石を投げた子供の死者が出ており、イスラエル側に
八人の、ーそのほとんどが自動小銃で(人々を)射撃した軍人ーの死者が出たと
いうニュースを見た。同じ日に、イスラエルの大臣の一人が言明した。
《パレスチナ人が暴力を止めなければ交渉はできない》
 夢を見ているのは私の方なのだろうか? それとも、または、このような批判精
神の知覚喪失状態は、集団的な悪夢なのだろうか? ナンセンスの勝利なのだろう
か?
ー引用終わりー

《パレスチナ人が暴力を止めなければ交渉はできない》との言葉に等しい、
ナンセンスな「人殺しの論理」を今回も「丸腰のパレスチナ人を100人程も殺し」た
後で、イスラエルは述べているのですが、それに対して、アメリカもましてや日本
は一言の抗議もしていません。日本の教会も右へならえのようです。