◆◆編集後記◆◆ ◆◆我々は毒を食べなければならない?◆◆2000/7/17
◆今、「雪印」の問題が新聞でニュースになっています。
もちろん、ミルクのタンクを規定どおり洗浄しない等のことがらは問題です。非難されてしかるべき
かもしれません。
◆しかし、日本の新聞等のマスコミの気になることは、「もっと大きな、深刻な問題でも相手が悪け
れば全く報道しない」ということです。
◆今、「遺伝子組み換え食物」がアメリカで作られており、日本でも輸入されています。
◆遺伝子組み換えなどと聞くといかにも科学的なことばなので、
現代バイオテクノロジーの粋をきわめたすばらしい食物が食べられるの
だろうと思いますが、実体は驚くべき「毒製品」があります。
◆たとえば、トウモロコシから害虫を取り除くことを目的として、
彼等は、あろうことかトウモロコシと「害虫を殺すBt菌」の遺伝子をかけあわせた「トウモロコシ」
を開発したのです。
◆これは、Btコーンと呼ばれます。確かに威力は抜群で、コーン(とうもろこし)の茎や芯を食い荒
らす蛾の幼虫のコーンボアラーはこのコーンを食べるとコロっと死んでしまいます。
◆害虫がコロっと死ぬのは、生産するには楽でしょうが、しかし、このコーンは人間(及び家畜)が
食べるものだということを忘れてはいけません。
◆ネズミが食べて死ぬ「ネコイラズ」を人間が食べれば、やっぱり人間の
からだがおかしくなるように、害虫がころっと死ぬとうもろこしを
食べて体に害がないわけはありません。
◆この「Btコーン」は実験段階ではなく、すでにアメリカでは作付け
率31%にのぼっています。当然、日本にも大量に輸入されているのです。
(生協の出版物より)
◆よほどこちらの方が「雪印」の問題より、大きな問題だと
思うのですが、新聞等はこのことを述べません。また日本の政府は
この害から日本人を守ろうとしません。
◆聖書には、終末の日に獣が世界の国々を支配することが書かれています。
確かに彼等は少しづつ、その支配を強め、「本当に深刻な問題」については、報道できない体制がで
きつつあるように思えます。