NO. 737 ウザ打ち

”テキスト:
歴代誌第一 13:7 そこで彼らはアビナダブ(私の乳は光輝)の家から神の箱を新しい車に載せた。ウザ(力)とアフヨ(兄弟)がその車を御していた。
8 ダビデと全イスラエルは、歌を歌い、立琴、十弦の琴、タンバリン、シンバル、ラッパを鳴らして、神の前で力の限り喜び踊った。
9 こうして彼らがキドン(投げやり)の打ち場まで来たとき、ウザは手を伸ばして、箱を押えた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。
10 すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、彼を打った。彼が手を箱に伸べたからである。彼はその場で神の前に死んだ。
11 ダビデの心は激した。ウザによる割りこみに主が怒りを発せられたからである。それでその場所はペレツ・ウザと呼ばれた。今日もそうである。”
 

本日はウザ打ちということで、ウザが打たれたことを見ていきたいと
思います。

テキストに沿ってみて行きます。

”7 そこで彼らはアビナダブの家から神の箱を新しい車に載せた。ウザとアフヨがその車を御していた。”

ウザとアフヨの2人が、神の箱を乗せた車を御していたわけです。彼らはこの大事な使命を与えられ、
一生懸命、奉仕に励んでいたのでしょう。このことに問題はないように思えます。


8 ダビデと全イスラエルは、歌を歌い、立琴、十弦の琴、タンバリン、シンバル、ラッパを鳴らして、神の前で力の限り喜び踊った。”
 
 

ダビデと全イスラエルは、この神の箱が帰って来たことを喜び、歌を歌い、神の前で力の限り喜び踊りました。このことも何も問題はないように見えます。
 
 
 

”9 こうして彼らがキドンの打ち場まで来たとき、ウザは手を伸ばして、箱を押えた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。”

さてその神の箱が倒れそうになったので、ウザが手を伸ばしてその箱を押さえました。


10 すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、彼を打った。彼が手を箱に伸べたからである。彼はその場で神の前に死んだ。”

箱が倒れるのを阻止したウザはどうなったかというと、あろうことか
神の怒りをかい、打たれて死にました。


11 ダビデの心は激した。ウザによる割りこみに主が怒りを発せられたからである。それでその場所はペレツ・ウザと呼ばれた。今日もそうである。”

ダビデの心は激しました。ダビデにとってもこのことは意外であり、
理解できなかったのでしょう。
 

”それでその場所はペレツ・ウザと呼ばれた。今日もそうである。”

その場所は、ペレツ・ウザすなわち、ウザ、力による割り込みと呼ばれ、今日もそうである、
すなわち、現代に至る迄、教訓として私達に語りかけていることがわかります。
このことの教え、教訓は何なのでしょう?
 

このことを理解するためにもう少し先の聖書箇所を見る必要があります。
同じ1歴代15章で、ダビデは下記のように述べています。

”1歴代15章:12 彼らに言った。「あなたがたはレビ人の家のかしらです。あなたがた自身も、あなたがたの同族の者たちも、身を聖別し、イスラエルの神、主の箱を、私がそのために定めておいた所に運び上りなさい。
13 最初の時には、あなたがたがいなかったため、私たちの神、主が、私たちに怒りを発せられたのです。私たちがこの方を定めのとおりに求めなかったからです。」”
 

「最初の時には、あなたがたがいなかったため、私たちの神、主が、私たちに怒りを発せられたのです。」と書かれています。ですから、レビ人でないウザが神の箱にさわり、割り込んだ、そのことに
神が怒りを発した、そのことがわかるのです。
 

改めて神の奉仕とレビ人の関係がわかるのです。

さて、レビ人でない人が神の箱を動かしたり、力で、箱にさわったりする時、災いに会う、ということは今でも同じ、そのことを知りましょう。

旧約のレビ人は新約における弟子の歩みに通じ、神は弟子の歩みをしていない人々が、
勝手に神の箱を動かしたり、力を加えることに怒りを発せられます。

現在の神の家における大事な奉仕はみな、現代のレビ人、弟子の歩みを志す人々が行うべきです。
メッセージ、預言、御霊のたまものの奉仕などをです。

しかし、現代のキリスト教会においては、それらがみな弟子の歩みをしない、神の前にはレビ人ではない
人々により行われつつあります。
結果、メッセージは人間的な教えや考えを発する場となり、ウザの割込みが行われるようになりつつあります。
そしてそれゆえ、ウザが打たれるわざも起きつつあります。

主を正しく恐れ正しく行いましょう。
 

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
  -----------------------------7da2eb1b703a4 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream