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テキスト：使徒13章40 ですから、預言者に言われているような事が、あなたがたの上に起こらないように気をつけなさい。
41 『見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである。』」"
本日は「驚き、驚く」という題でメッセージをします。
テキストに沿って見て行きます。
”40 ですから、預言者に言われているような事が、あなたがたの上に起こらないように気をつけなさい。”
これは、どのようなシチューエーション（状況）で語られたことばかというと、パウロが、
ユダヤ人の会堂に入って語っている言葉です。
”
41 『見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである。』」"
その預言者のことばとは上記ことばです。信じられないこと、驚くようなことを神がなされる、そして、その結果、背教の民は滅びる、そう語られています。
このことの意味合いを本日は見て行きたいと思います。このことばは以下のハバクク書の引用です。
この箇所を見ていきましょう。
”ハバクク1：2 主よ。私が助けを求めて叫んでいますのに、あなたはいつまで、聞いてくださらないのですか。私が「暴虐。」とあなたに叫んでいますのに、あなたは救ってくださらないのですか。
3 なぜ、あなたは私に、わざわいを見させ、労苦をながめておられるのですか。暴行と暴虐は私の前にあり、闘争があり、争いが起こっています。
4 それゆえ、律法は眠り、さばきはいつまでも行なわれません。悪者が正しい人を取り囲み、さばきが曲げて行なわれています。
5 異邦の民を見、目を留めよ。驚き、驚け。わたしは一つの事をあなたがたの時代にする。それが告げられても、あなたがたは信じまい。
6 見よ。わたしはカルデヤ人を起こす。強暴で激しい国民だ。これは、自分のものでない住まいを占領しようと、地を広く行き巡る。
7 これは、ひどく恐ろしい。自分自身でさばきを行ない、威厳を現わす。”
この箇所を一節づつ見ていきます。
”2 主よ。私が助けを求めて叫んでいますのに、あなたはいつまで、聞いてくださらないのですか。私が「暴虐。」とあなたに叫んでいますのに、あなたは救ってくださらないのですか。”
終末の日は、暴虐、迫害の日であり、正しい人が、苦難に会う日です。
”3 なぜ、あなたは私に、わざわいを見させ、労苦をながめておられるのですか。暴行と暴虐は私の前にあり、闘争があり、争いが起こっています。”
終末の日は、正しい人々が災いに会い、また、訴えられ、争いの起きる時です。
主がいわれた下記のことばの通りです。
”マタイの福音書 10：21 兄弟は兄弟を死に渡し、父は子を死に渡し、子どもたちは両親に立ち逆らって、彼らを死なせます。
22 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人々に憎まれます。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。
23 彼らがこの町であなたがたを迫害するなら、次の町にのがれなさい。というわけは、確かなことをあなたがたに告げるのですが、人の子が来るときまでに、あなたがたは決してイスラエルの町々を巡り尽くせないからです。”
かつて、主イエスについた、１２弟子はその正しさのゆえに、曲がった道を歩む、
ユダヤの律法学者、パリサイ人に迫害されました。
同じように、終末の日は、正しくみことばに立つ人々が迫害される日なのです。
”4 それゆえ、律法は眠り、さばきはいつまでも行なわれません。悪者が正しい人を取り囲み、さばきが曲げて行なわれています。”
終末の日は、「律法は眠り」というように、あたかも神の正しいみことばなど、
眠っているかのような日です。あらゆる人々が好き勝手な解釈、自分勝手な思い込みの解釈を行い、
それを誰もとがめることもない日です。
キリストが２回も再臨するはずはないのですが、しかし、
そんな正しいことをいうと、主の十字架をになっているといいつつ、実際はお声新聞のように、人間のお心を行っている
人々に、教団や神学校を追い出される、大変な時代であり、
神のことばをないがしろにする人々が大手を振ってまかりとおる時代なのです。
「悪者が正しい人を取り囲み、さばきが曲げて行なわれています。」
正しいことばを語る人が悪者に取り囲まれる、そんな曲がった時代、それが終末の時代なのです。
かつて主はゲッセマネの園で、祭司長から送り込まれた、群集に取り囲まれました。
それは、上記ことば、「悪者が正しい人を取り囲み、さばきが曲げて行なわれています。」との
ことばが成就した日です。
同じように、終末の日にも宗教、教会の指導者や、リーダー達が邪悪なものとなり、結果、
正しく神のみことばに立つ人々が取り囲まれるようになるでしょう。
すでにアメリカでは、キリストが復活したとか、再臨するとかの
正しい教理をとなえる教会は、５０３C教会法に従い、原理主義者として、特別な目で見られるようになりつつあります。
”
5 異邦の民を見、目を留めよ。驚き、驚け。わたしは一つの事をあなたがたの時代にする。それが告げられても、あなたがたは信じまい。”
このことばが上記パウロが引用していた、預言者の箇所なのです。
このように、曲がった道を歩む神の民に対して、一つの事を神はなさる、そのことを誰かが告げても、
そんなことが起きるとは、と決して信じられないことであると、神はいわれました。
何を神は起こそうとされるのでしょう。
そのことは、パウロの時代を考えるとわかります。
それは、当時の曲がった神の民が想像もしない形で、降臨された、あの主イエスのことです。
誰もナザレの大工の子イエスが預言されたメシヤであると思わなかったのです。しかし、
メシヤはベツレヘム出身である、ナザレ出身のイエスは偽者であると決めつけた彼らを
ひっくりかえすことを神はなされました。何とこのイエスは、その母マリヤが人口調査のため、
旅をしたその途中のベツレヘムの宿屋で生まれた人物だったのです。
このような逆転を誰も思ってもいなかったのです。「それが告げられても、あなたがたは信じまい。」とのことばの通りとなってしまったのです。
さて、終末の日にもこれと同じことが起こるでしょう。神はかつての
時と同じく新約の神の民の不信、背教をいきどおっておられます。また、その教師達の道を曲げる、教えを怒っています。
それゆえ、再度、驚き怪しむことを神は行われるでしょう。
具体的には、主の再臨は、今のクリスチャンの常識とは全く異なる方法となるでしょう。
実際は、
艱難の前にキリストが再臨することはありませんし、キリストが２回に渡って再臨することもないのです。
また、エルサレムの第三神殿に反キリストが現れるわけでもなく、反キリストが、政治指導者として、
ヨーロッパを統一し、統治することもないのです。これらのキリスト教会の常識はみな、ことごとく裏切られるでしょう。何故なら、神はこの時代に対して、驚き、怪しむことを行われるからです。
”
6 見よ。わたしはカルデヤ人を起こす。強暴で激しい国民だ。これは、自分のものでない住まいを占領しようと、地を広く行き巡る。”
終末の惑わしに関連して、カルデヤ人が起こされることがわかります。
このことは、主の初降臨の時にも起きました。といっても主イエスの時代にユダヤの民が
カルデヤ、バビロンの軍に占領される、という意味合いではありません。
そうではなく、彼らの教理や教えがカルデヤ、バビロン化している、という意味合いでです。
当時のパリサイ人の教えの本、タルムードは バビロンゆかりの教えに影響され、バビロニアタルムードといわれていました。
そして、民は聖書の教えを受けているようで、実際はタルムード、バビロンゆかりの人間的な
教えを受けていたに過ぎなかったのです。そして、それゆえに彼ら民衆は正しくメシヤをそれと理解できなかったのです。
そして、このことは、再度終末の日に再現することを知りましょう。
終末の日にも再度、バビロニアタルムードの影響が起きます。
このことは、陰謀に関することであまりいわれないことなのですが、アメリカの神学校や、神学の中枢には、クリスチャン教師をよそおったユダヤ教ラビが多く潜り込んでいます。彼らはパリサイ派です。そうです、新約聖書に書かれた
パリサイ派は今でも存続しているのです。
そして、
彼らはアメリカ神学に大いに影響を与えています。それのみか、アメリカを通して、全世界の教会の
教理や教えに、影響を与えているのです。結果全世界の教会は彼ら、バビロニアタルムードゆかりの
パリサイ人の影響を今でも受けるようになっています。
「強暴で激しい国民だ。これは、自分のものでない住まいを占領しようと、地を広く行き巡る。」
このことばは今、まさに成就しており、カルデヤ、バビロン由来のバビロニアタルムード民族の
教えは、彼らのものではない教会を占領し、全世界の教会に行き渡っているのです。
”
7 これは、ひどく恐ろしい。自分自身でさばきを行ない、威厳を現わす。”
おそろしく、そして、教会を席巻したカルデヤ、バビロンの教えを理解しましょう。
そのことは、教会の不信のゆえに起きることが許されたのです。
終末における主のみこころを行いましょう。
ー以上ー