No. 731 黙示録と御使い(2)

”テキスト:ヨハネの黙示録 9:1 第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。
2 その星が、底知れぬ穴を開くと、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上り、太陽も空も、この穴の煙によって暗くなった。
3 その煙の中から、いなごが地上に出て来た。彼らには、地のさそりの持つような力が与えられた。
4 そして彼らは、地の草やすべての青草や、すべての木には害を加えないで、ただ、額に神の印を押されていない人間にだけ害を加えるように言い渡された。
5 しかし、人間を殺すことは許されず、ただ五か月の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺したときのような苦痛であった。
6 その期間には、人々は死を求めるが、どうしても見いだせず、死を願うが、死が彼らから逃げて行くのである。
7 そのいなごの形は、出陣の用意の整った馬に似ていた。頭に金の冠のようなものを着け、顔は人間の顔のようであった。
8 また女の髪のような毛があり、歯は、ししの歯のようであった。
9 また、鉄の胸当てのような胸当てを着け、その翼の音は、多くの馬に引かれた戦車が、戦いに馳せつけるときの響きのようであった。
10 そのうえ彼らは、さそりのような尾と針とを持っており、尾には、五か月間人間に害を加える力があった。
11 彼らは、底知れぬ所の御使いを王にいただいている。彼の名はヘブル語でアバドンといい、ギリシヤ語でアポリュオンという。”

本日は、黙示録と御使い(2)として、この件をさらに見ていきましょう。
くり返しますが、黙示録の特徴はこの書の中で、異常にひんぱんに
御使いに関する記述があることです。
そして、それは、黙示録の時代、異常な時代のその理由を示すものです。
黙示録に書かれている異常なできごと、教会や、クリスチャンを襲う恐ろしいできごとの
その理由は、弟、人間、クリスチャンへの敵意に満ちており、殺意に満ちていた
御使いが、その殺意を実行することが許されるからなのです。

彼らの殺意や悪意に制限が加えられなくなった時代、それが、
黙示録の時代である、そのことを正しく知るべきです。

ですから、終末の時代においては、今までの教会時代には、決して経験しなかった
常識を肥えた惑わし、偽りが横行するようになるのです。そのことを知らなければこの
時代には決して対応できないことを知るべきです。

たとえば、ロケットが地上を離れ、宇宙へ飛び出すと今までの地上においては、
決して経験しなかった状態、無重力状態を経験するようになります。
コップを落としても決して下に落ちるわけではないのです。
このような特殊な状態を予想し、予見しなければ、決して宇宙にはいけません。
同じように黙示録の時代には今までの常識と異なる時代に入り、弟を殺そうとやっきになる悪意ある兄、御使いの惑わしの中で、命を救うことを記憶する必要があります。

この理解をもとにテキストを見ていきましょう。
順に見て行きます。

”1 第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。”

底しれぬ穴は、人間に悪意を持つ、御使い、弟殺しを望む兄、御使いを封じる穴です。しかし、
終末の日に、その穴が開かれる鍵が与えられ、その穴が開きだします。
そうです、弟殺し、人間殺し、クリスチャン殺しが解禁されるのです。

”2 その星が、底知れぬ穴を開くと、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上り、太陽も空も、この穴の煙によって暗くなった。
3 その煙の中から、いなごが地上に出て来た。彼らには、地のさそりの持つような力が与えられた。”

その殺意ある御使いは、直接人間を殺すわけでなく、そうではなく、彼、サタンの意を行う、
いなごと呼ばれる人々を用います。彼らは悪魔礼拝者たちです。

”4 そして彼らは、地の草やすべての青草や、すべての木には害を加えないで、ただ、額に神の印を押されていない人間にだけ害を加えるように言い渡された。
5 しかし、人間を殺すことは許されず、ただ五か月の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺したときのような苦痛であった。
6 その期間には、人々は死を求めるが、どうしても見いだせず、死を願うが、死が彼らから逃げて行くのである。”

そのいなご、悪魔礼拝者たちが、害を加える相手は、「額に神の印を押されていない人間にだけ」にです。具体的には聖霊のしるしをきちんと受けていない人にだけです。
ですから、終末の日、悪魔礼拝者の惑わしやら、おかしなリバイバルから守られるためには、
きちんと聖霊のしるしを受けることです。
手前味噌ですが、書きます。私達レムナントのめんめんは、おかしな第三の波系のリバイバルには
惑わされず、逆にこのリバイバルに対して警告を与えています。
いなごの害など受けていません。逆にこれらの悪霊の器を糾弾し、ネットにうごめく
いなご民族を暴いています。

”7 そのいなごの形は、出陣の用意の整った馬に似ていた。頭に金の冠のようなものを着け、顔は人間の顔のようであった。
8 また女の髪のような毛があり、歯は、ししの歯のようであった。
9 また、鉄の胸当てのような胸当てを着け、その翼の音は、多くの馬に引かれた戦車が、戦いに馳せつけるときの響きのようであった。
10 そのうえ彼らは、さそりのような尾と針とを持っており、尾には、五か月間人間に害を加える力があった。”
 

悪魔の意志をおこなう、いなご民族の特徴が描かれています。
彼らは、「頭に金の冠のようなものを着け」すなわち、信仰の勇者として、
キリスト教会に登場します。
「顔は人間の顔のようであった。」
創世記によると、神の息を受けて人は人間として生きはじめます。これは、息、聖霊を受けるクリスチャンのたとえです。ですので、このいなご民族は、
実際はそうでないのですが、しかし、その顔は人間、クリスチャンに似ています。
いわばマラノです。

「 そのうえ彼らは、さそりのような尾と針とを持っており」

さそりは、霊的なことのたとえです。悪霊による害を加えるわけです。
 

”11 彼らは、底知れぬ所の御使いを王にいただいている。彼の名はヘブル語でアバドンといい、ギリシヤ語でアポリュオンという。”

ここで、彼らいなご民族、悪魔民族を支配しているのが、底知れぬ所の御使いであることが
書かれています。ですから、ここで書かれているのは、兄、御使いによる、
弟、人間、クリスチャンへの害に関しての記述なのです。

かくのごとく、終末の日、黙示録の日は、弟、人間、クリスチャンを憎む
兄、御使いのあらゆる災いが成就する日である、そのことを見ましょう。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー -----------------------------7da39c181c0218 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream