NO.717来年の今頃


テキスト:2列王4:
8 ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこにひとりの裕福な女がいて、彼を食事に引き止めた。それからは、そこを通りかかるたびごとに、そこに寄って、食事をするようになった。
9 女は夫に言った。「いつも私たちのところに立ち寄って行かれるあの方は、きっと神の聖なる方に違いありません。
10 ですから、屋上に壁のある小さな部屋を作り、あの方のために寝台と机といすと燭台とを置きましょう。あの方が私たちのところにおいでになるたびに、そこをお使いになれますから。」
11 ある日、エリシャはそこに来て、その屋上の部屋にはいり、そこで横になった。
12 彼は若い者ゲハジに言った。「ここのシュネムの女を呼びなさい。」彼が呼ぶと、彼女は彼の前に立った。
13 エリシャはゲハジに言った。「彼女にこう伝えなさい。『ほんとうに、あなたはこのように、私たちのことでいっしょうけんめいほねおってくれたが、あなたのために何をしたらよいか。王か、それとも、将軍に、何か話してほしいことでもあるか。』」彼女は答えた。「私は私の民の中で、しあわせに暮らしております。」
14 エリシャは言った。「では、彼女のために何をしたら良いだろうか。」ゲハジは言った。「彼女には子どもがなく、それに、彼女の夫も年をとっています。」
15 エリシャが、「彼女を呼んで来なさい。」と言ったので、ゲハジが彼女を呼ぶと、彼女は入口のところに立った。
16 エリシャは言った。「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱くようになろう。」彼女は言った。「いいえ。あなたさま。神の人よ。このはしために偽りを言わないでください。」
17 しかし、この女はみごもり、エリシャが彼女に告げたとおり、翌年のちょうどそのころ、男の子を産んだ。

18 その子が、大きくなって、ある日、刈り入れ人といっしょにいる父のところに出て行ったとき、
19 父親に、「私の頭が、頭が。」と言ったので、父親は若者に、「この子を母親のところに抱いて行ってくれ。」と命じた。
20 若者はその子を抱いて、母親のところに連れて行った。この子は昼まで母親のひざの上に休んでいたが、ついに死んだ。”

本日は「来年の今頃」という題でメッセージしたいと思います。
テキストに沿って見ていきます。

”8 ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこにひとりの裕福な女がいて、彼を食事に引き止めた。それからは、そこを通りかかるたびごとに、そこに寄って、食事をするようになった。
9 女は夫に言った。「いつも私たちのところに立ち寄って行かれるあの方は、きっと神の聖なる方に違いありません。”

エリシャは、キリストの型であり、そのエリシャに対してシュネムの女は、
心をとめました。

”10 ですから、屋上に壁のある小さな部屋を作り、あの方のために寝台と机といすと燭台とを置きましょう。あの方が私たちのところにおいでになるたびに、そこをお使いになれますから。」
11 ある日、エリシャはそこに来て、その屋上の部屋にはいり、そこで横になった。
12 彼は若い者ゲハジに言った。「ここのシュネムの女を呼びなさい。」彼が呼ぶと、彼女は彼の前に立った。
13 エリシャはゲハジに言った。「彼女にこう伝えなさい。『ほんとうに、あなたはこのように、私たちのことでいっしょうけんめいほねおってくれたが、あなたのために何をしたらよいか。王か、それとも、将軍に、何か話してほしいことでもあるか。』」彼女は答えた。「私は私の民の中で、しあわせに暮らしております。」
14 エリシャは言った。「では、彼女のために何をしたら良いだろうか。」ゲハジは言った。「彼女には子どもがなく、それに、彼女の夫も年をとっています。」
15 エリシャが、「彼女を呼んで来なさい。」と言ったので、ゲハジが彼女を呼ぶと、彼女は入口のところに立った。”
 

彼女の好意に答えたいとエリシャは彼女に子供のことに関して約束を与えようとします。

”16 エリシャは言った。「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱くようになろう。」彼女は言った。「いいえ。あなたさま。神の人よ。このはしために偽りを言わないでください。」
17 しかし、この女はみごもり、エリシャが彼女に告げたとおり、翌年のちょうどそのころ、男の子を産んだ。”
 

子供が生まれることに関連してエリシャは「来年の今頃」といいました。

このことばは、かつてアブラハムへの神の約束、以下の言葉を思い起こさせます。

”創世記17:
21 しかしわたしは、来年の今ごろサラがあなたに産むイサクと、わたしの契約を立てる。」”

ですから、彼女に生まれた子は、アブラハムに生まれたイサクのように約束の子、契約の子なのです。
 

”18 その子が、大きくなって、ある日、刈り入れ人といっしょにいる父のところに出て行ったとき、
19 父親に、「私の頭が、頭が。」と言ったので、父親は若者に、「この子を母親のところに抱いて行ってくれ。」と命じた。
20 若者はその子を抱いて、母親のところに連れて行った。この子は昼まで母親のひざの上に休んでいたが、ついに死んだ。”

さて、そのように神との約束によって生まれた子があろうことか、命を失ってしまった、
思いもかけないことが起きたのです。
それではいったい、神の約束はどうなるのか?
何もかも実現しないではないのか?この箇所はそのことを扱います。
「来年の今頃(2)」に続きます。
 

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー ------------QtxSbCxStYlyBKOXuVJJ3n Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename=""