NO.642 獣を打ち殺す


”テキスト:1サムエル17:1 ペリシテ人(移民)は戦いのために軍隊を召集した。彼らはユダのソコに集まり、ソコとアゼカとの間にあるエフェス・ダミム(血の端)に陣を敷いた。
2 サウルとイスラエル人は集まって、エラの谷に陣を敷き、ペリシテ人を迎え撃つため、戦いの備えをした。
3 ペリシテ人は向こう側の山の上に、イスラエル人はこちら側の山の上に、谷を隔てて相対した。
4 ときに、ペリシテ人の陣営から、ひとりの代表戦士が出て来た。その名はゴリヤテ、ガテの生まれで、その背の高さは六キュビト半。
5 頭には青銅のかぶとをかぶり、身にはうろことじのよろいを着けていた。よろいの重さは青銅で五千シェケル。
6 足には青銅のすね当てを着け、肩には青銅の投げ槍を背負っていた。
7 槍の柄は機織の巻き棒のようであり、槍の穂先は、鉄で六百シェケル。盾持ちが彼の先を歩いていた。
8 ゴリヤテは立って、イスラエル人の陣に向かって叫んで言った。「おまえらは、なぜ、並んで出て来たのか。おれはペリシテ人だし、おまえらはサウルの奴隷ではないのか。ひとりを選んで、おれのところによこせ。
9 おれと勝負して勝ち、おれを打ち殺すなら、おれたちはおまえらの奴隷となる。もし、おれが勝って、そいつを殺せば、おまえらがおれたちの奴隷となり、おれたちに仕えるのだ。」
10 そのペリシテ人はまた言った。「きょうこそ、イスラエルの陣をなぶってやる。ひとりをよこせ。ひとつ勝負をしよう。」
11 サウルとイスラエルのすべては、このペリシテ人のことばを聞いたとき、意気消沈し、非常に恐れた。
12 ダビデはユダのベツレヘムのエフラテ人でエッサイという名の人の息子であった。エッサイには八人の息子がいた。この人はサウルの時代には、年をとって老人になっていた。
13 エッサイの上の三人の息子たちは、サウルに従って戦いに出て行った。戦いに行った三人の息子の名は、長男エリアブ、次男アビナダブ、三男シャマであった。
14 ダビデは末っ子で、上の三人がサウルに従って出ていた。
15 ダビデは、サウルのところへ行ったり、帰ったりしていた。ベツレヘムの父の羊を飼うためであった。
16 例のペリシテ人は、四十日間、朝早くと夕暮れに出て来て姿を現わした。
17 エッサイは息子のダビデに言った。「さあ、兄さんたちのために、この炒り麦一エパと、このパン十個を取り、兄さんたちの陣営に急いで持って行きなさい。
18 この十個のチーズは千人隊の長に届け、兄さんたちの安否を調べなさい。そしてしるしを持って来なさい。
19 サウルと兄さんたち、それにイスラエルの人たちはみな、エラの谷でペリシテ人と戦っているのだから。」
20 ダビデは翌朝早く、羊を番人に預け、エッサイが命じたとおりに、品物を持って出かけた。彼が野営地に来ると、軍勢はときの声をあげて、陣地に出るところであった。
21 イスラエル人とペリシテ人とは、それぞれ向かい合って陣を敷いていた。
22 ダビデは、その品物を武器を守る者に預け、陣地に走って行き、兄たちの安否を尋ねた。
23 ダビデが兄たちと話していると、ちょうどその時、ガテのペリシテ人で、その名をゴリヤテという代表戦士が、ペリシテ人の陣地から上って来て、いつもと同じ文句をくり返した。ダビデはこれを聞いた。
24 イスラエルの人はみな、この男を見たとき、その前を逃げて、非常に恐れた。
25 イスラエルの人たちは言った。「あの上って来た男を見たか。イスラエルをなぶるために上って来たのだ。あれを殺す者がいれば、王はその者を大いに富ませ、その者に自分の娘を与え、その父の家にイスラエルでは何も義務を負わせないそうだ。」
26 ダビデは、そばに立っている人たちに、こう言った。「このペリシテ人を打って、イスラエルのそしりをすすぐ者には、どうされるのですか。この割礼を受けていないペリシテ人は何者ですか。生ける神の陣をなぶるとは。」
27 民は、先のことばのように、彼を殺した者には、このようにされる、と答えた。
28 兄のエリアブは、ダビデが人々と話しているのを聞いた。エリアブはダビデに怒りを燃やして、言った。「いったいおまえはなぜやって来たのか。荒野にいるあのわずかな羊を、だれに預けて来たのか。私には、おまえのうぬぼれと悪い心がわかっている。戦いを見にやって来たのだろう。」
29 ダビデは言った。「私が今、何をしたというのですか。一言も話してはいけないのですか。」
30 ダビデはエリアブから、ほかの人のほうを振り向いて、同じことを尋ねた。すると民は、先ほどと同じ返事をした。
31 ダビデが言ったことを人々が聞いて、それをサウルに知らせたので、サウルはダビデを呼び寄せた。
32 ダビデはサウルに言った。「あの男のために、だれも気を落としてはなりません。このしもべが行って、あのペリシテ人と戦いましょう。」
33 サウルはダビデに言った。「あなたは、あのペリシテ人のところへ行って、あれと戦うことはできない。あなたはまだ若いし、あれは若い時から戦士だったのだから。」
34 ダビデはサウルに言った。「しもべは、父のために羊の群れを飼っています。獅子や、熊が来て、群れの羊を取って行くと、
35 私はそのあとを追って出て、それを殺し、その口から羊を救い出します。それが私に襲いかかるときは、そのひげをつかんで打ち殺しています。
36 このしもべは、獅子でも、熊でも打ち殺しました。あの割礼を受けていないペリシテ人も、これらの獣の一匹のようになるでしょう。生ける神の陣をなぶったのですから。」
37 ついで、ダビデは言った。「獅子や、熊の爪から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」サウルはダビデに言った。「行きなさい。主があなたとともにおられるように。」
38 サウルはダビデに自分のよろいかぶとを着させた。頭には青銅のかぶとをかぶらせ、身にはよろいを着けさせた。
39 ダビデは、そのよろいの上に、サウルの剣を帯び、思い切って歩いてみた。慣れていなかったからである。それから、ダビデはサウルに言った。「こんなものを着けては、歩くこともできません。慣れていないからです。」ダビデはそれを脱ぎ、
40 自分の杖を手に取り、川から五つのなめらかな石を選んできて、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にして、あのペリシテ人に近づいた。
41 そのペリシテ人も盾持ちを先に立て、ダビデのほうにじりじりと進んで来た。
42 ペリシテ人はあたりを見おろして、ダビデに目を留めたとき、彼をさげすんだ。ダビデが若くて、紅顔の美少年だったからである。
43 ペリシテ人はダビデに言った。「おれは犬なのか。杖を持って向かって来るが。」ペリシテ人は自分の神々によってダビデをのろった。
44 ペリシテ人はダビデに言った。「さあ、来い。おまえの肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう。」
45 ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。
46 きょう、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを打って、おまえの頭を胴体から離し、きょう、ペリシテ人の陣営のしかばねを、空の鳥、地の獣に与える。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。
47 この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はお前たちをわれわれの手に渡される。」
48 そのペリシテ人は、立ち上がり、ダビデを迎え撃とうと近づいて来た。ダビデもすばやく戦場を走って行き、ペリシテ人に立ち向かった。
49 ダビデは袋の中に手を差し入れ、石を一つ取り、石投げでそれを放ち、ペリシテ人の額を打った。石は額に食い込み、彼はうつぶせに倒れた。
50 こうしてダビデは、石投げと一つの石で、このペリシテ人に勝った。ダビデの手には、一振りの剣もなかったが、このペリシテ人を打ち殺してしまった。
51 ダビデは走って行って、このペリシテ人の上にまたがり、彼の剣を奪って、さやから抜き、とどめを刺して首をはねた。ペリシテ人たちは、彼らの勇士が死んだのを見て逃げた。
52 イスラエルとユダの人々は立ち上がり、ときの声をあげて、ペリシテ人をガテに至るまで、エクロンの門まで追った。それでペリシテ人は、シャアライムからガテとエクロンに至る途上で刺し殺されて倒れた。”
 
 

本日は「獣を打ち殺す」という題でメッセージしたいと思います。
有名なダビデとゴリアテの戦いから学びましょう。
テキストに沿って見ます。
 

”1 ペリシテ人は戦いのために軍隊を召集した。彼らはユダのソコに集まり、ソコとアゼカとの間にあるエフェス・ダミムに陣を敷いた。
2 サウルとイスラエル人は集まって、エラの谷に陣を敷き、ペリシテ人を迎え撃つため、戦いの備えをした。
3 ペリシテ人は向こう側の山の上に、イスラエル人はこちら側の山の上に、谷を隔てて相対した。”

この日、ペリシテ人は、ユダに対して戦いをいどみました。
敵が神の民の国へ侵入し、戦いを挑んできたのです。

”4 ときに、ペリシテ人の陣営から、ひとりの代表戦士が出て来た。その名はゴリヤテ、ガテの生まれで、その背の高さは六キュビト半。
5 頭には青銅のかぶとをかぶり、身にはうろことじのよろいを着けていた。よろいの重さは青銅で五千シェケル。
6 足には青銅のすね当てを着け、肩には青銅の投げ槍を背負っていた。
7 槍の柄は機織の巻き棒のようであり、槍の穂先は、鉄で六百シェケル。盾持ちが彼の先を歩いていた。

 

さて、その敵であるペリシテ人の中から、
一人の代表戦士が出てきます。代表戦士とは聞き慣れないことばですが、KJVでは、チャンピオンと
書かれています。

要するに一番強い敵が現れたわけです。
このゴリヤテを現す数字には不思議にも6に関係した数字が多いように思えます。
六キュビト半とか、六百シェケルとかの数字です。
もしかするとあの666の獣と関係があるのかもしれません。
世界歴史ナンバーワン、チャンピオンであるあの獣大国アメリカをほうふつさせるような
人物です。

”8 ゴリヤテは立って、イスラエル人の陣に向かって叫んで言った。「おまえらは、なぜ、並んで出て来たのか。おれはペリシテ人だし、おまえらはサウルの奴隷ではないのか。ひとりを選んで、おれのところによこせ。”
 

彼は、イスラエル人に対して、
「おまえらはサウルの奴隷ではないのか。」となじっています。

サウルは他の箇所で書いたように、サタンの型と思えます。
そうであるなら、神の民、クリスチャンに対して、
「お前らはしょせん、サタンのどれいではないかとなぶっているのです。

”9 おれと勝負して勝ち、おれを打ち殺すなら、おれたちはおまえらの奴隷となる。もし、おれが勝って、そいつを殺せば、おまえらがおれたちの奴隷となり、おれたちに仕えるのだ。」”
 
 

さて、ゴリャテは神の民であるイスラエル人に対して戦いをいどみました。
このことはみことばに関する戦いと理解できます。

「もし、おれが勝って、そいつを殺せば、おまえらがおれたちの奴隷となり、おれたちに仕えるのだ。」
との彼のことばは暗示的です。
私達はみことばに関する戦いに勝利し、敵のいつわりの教理に負け、
まどわされてはいけません。
何故なら、もし負けるなら、
敵のどれいになり、敵の惑わしの教理のどれいとなるからです。

たとえばホーリネス系の人々はウエスレーの偽りの教え、完全なきよめだのの
よた話をうのみにしており、この教理に負けています。
結果、彼らはこの偽りの教理のどれいとなり、いつまでたってもおいつけないニンジンをぶら下げられた
馬の様に果てしのない無意味な聖化を追い求めています。

しかし、聖書はクリスチャンが完全になるなどとは、決して語っておらず、あのパウロでさえ、
私はすでに得たのでもなく、「完全にされたのでもない」むしろそれを得ようと追い求めている、
と語りました。

彼らホーリネスの人々は、聖書をろくに読まないため、敵の偽り教理のどれいとなっているのです。
 
 
 

”10 そのペリシテ人はまた言った。「きょうこそ、イスラエルの陣をなぶってやる。ひとりをよこせ。ひとつ勝負をしよう。」
11 サウルとイスラエルのすべては、このペリシテ人のことばを聞いたとき、意気消沈し、非常に恐れた。”
 

このゴリヤテが出てきたのは、「イスラエルの陣をなぶってやる」ためでした。
同じく終末の日に獣大国アメリカが出現したのもクリスチャンをなぶり、その信仰を
崩し、キリスト教を崩壊させるためであることを知るべきです。
 


12 ダビデはユダのベツレヘムのエフラテ人でエッサイという名の人の息子であった。エッサイには八人の息子がいた。この人はサウルの時代には、年をとって老人になっていた。
13 エッサイの上の三人の息子たちは、サウルに従って戦いに出て行った。戦いに行った三人の息子の名は、長男エリアブ、次男アビナダブ、三男シャマであった。
14 ダビデは末っ子で、上の三人がサウルに従って出ていた。
15 ダビデは、サウルのところへ行ったり、帰ったりしていた。ベツレヘムの父の羊を飼うためであった。
16 例のペリシテ人は、四十日間、朝早くと夕暮れに出て来て姿を現わした。
17 エッサイは息子のダビデに言った。「さあ、兄さんたちのために、この炒り麦一エパと、このパン十個を取り、兄さんたちの陣営に急いで持って行きなさい。
18 この十個のチーズは千人隊の長に届け、兄さんたちの安否を調べなさい。そしてしるしを持って来なさい。
19 サウルと兄さんたち、それにイスラエルの人たちはみな、エラの谷でペリシテ人と戦っているのだから。」
20 ダビデは翌朝早く、羊を番人に預け、エッサイが命じたとおりに、品物を持って出かけた。彼が野営地に来ると、軍勢はときの声をあげて、陣地に出るところであった。
21 イスラエル人とペリシテ人とは、それぞれ向かい合って陣を敷いていた。
22 ダビデは、その品物を武器を守る者に預け、陣地に走って行き、兄たちの安否を尋ねた。
23 ダビデが兄たちと話していると、ちょうどその時、ガテのペリシテ人で、その名をゴリヤテという代表戦士が、ペリシテ人の陣地から上って来て、いつもと同じ文句をくり返した。ダビデはこれを聞いた。”
 
 

さて、このペリシテ人のチャンピオン、ゴリヤテのことばをあのダビデがききました。
ペリシテ人の意味合いは「移民」という意味合いです。
このことばのたとえの意味合いは純粋な昔からの神の民ではなく、この世のものを取り入れた
国、外国の民、異邦の民というニュアンスです。

終末においてもあの反キリスト国家、アメリカ、獣のチャンピオンであるあの
尊大なアメリカの声高な声が聞こえるでしょうが、しかし、その尊大な声を
聞き捨てにしない人々がいます。
 

”24 イスラエルの人はみな、この男を見たとき、その前を逃げて、非常に恐れた。
25 イスラエルの人たちは言った。「あの上って来た男を見たか。イスラエルをなぶるために上って来たのだ。あれを殺す者がいれば、王はその者を大いに富ませ、その者に自分の娘を与え、その父の家にイスラエルでは何も義務を負わせないそうだ。」”

イスラエルの人々はこの男、ゴリヤテを非常に恐れました。
同じく今の世界のキリスト教会は、獣の国アメリカのあらゆるトンデモキリスト教トレンドに
振り回され、影響され、また恐れおののいています。

いわく、トロント、ペンサコーラリバイバルbに振り回されているのです。

”27 民は、先のことばのように、彼を殺した者には、このようにされる、と答えた。
28 兄のエリアブは、ダビデが人々と話しているのを聞いた。エリアブはダビデに怒りを燃やして、言った。「いったいおまえはなぜやって来たのか。荒野にいるあのわずかな羊を、だれに預けて来たのか。私には、おまえのうぬぼれと悪い心がわかっている。戦いを見にやって来たのだろう。」
29 ダビデは言った。「私が今、何をしたというのですか。一言も話してはいけないのですか。」
30 ダビデはエリアブから、ほかの人のほうを振り向いて、同じことを尋ねた。すると民は、先ほどと同じ返事をした。
31 ダビデが言ったことを人々が聞いて、それをサウルに知らせたので、サウルはダビデを呼び寄せた。
32 ダビデはサウルに言った。「あの男のために、だれも気を落としてはなりません。このしもべが行って、あのペリシテ人と戦いましょう。」
33 サウルはダビデに言った。「あなたは、あのペリシテ人のところへ行って、あれと戦うことはできない。あなたはまだ若いし、あれは若い時から戦士だったのだから。」”

ダビデは自分が戦いに行くと申し出るのですが、
しかし、それは無理だとサウルはいいます。

”34 ダビデはサウルに言った。「しもべは、父のために羊の群れを飼っています。獅子や、熊が来て、群れの羊を取って行くと、
35 私はそのあとを追って出て、それを殺し、その口から羊を救い出します。それが私に襲いかかるときは、そのひげをつかんで打ち殺しています。
36 このしもべは、獅子でも、熊でも打ち殺しました。あの割礼を受けていないペリシテ人も、これらの獣の一匹のようになるでしょう。生ける神の陣をなぶったのですから。」”

ダビデは自分があのペリシテ人と戦うことができることを

サウルに証明するために自分が獣と戦ったことを語ります。
自分が獅子でも熊でも打ち殺したので、この男を殺すことができるというのです。
このペリシチ人の男は、獅子や熊の延長線上で語られていることがわかります。
ですから、別のいいかたをすると、この男は獣の一匹に過ぎないかのような
表現で語られているのです。
 

”37 ついで、ダビデは言った。「獅子や、熊の爪から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」サウルはダビデに言った。「行きなさい。主があなたとともにおられるように。」
38 サウルはダビデに自分のよろいかぶとを着させた。頭には青銅のかぶとをかぶらせ、身にはよろいを着けさせた。
39 ダビデは、そのよろいの上に、サウルの剣を帯び、思い切って歩いてみた。慣れていなかったからである。それから、ダビデはサウルに言った。「こんなものを着けては、歩くこともできません。慣れていないからです。」ダビデはそれを脱ぎ”
 

ダビデは、よろいや剣を持たず、敵に向かいました。
終末の日にもダビデの様に獣に立ち向かい、獣の国、アメリカのあらゆる偽り教理に
戦いを挑む人々がいるでしょうが、その方法は、よろいや剣を持つという方法ではないでしょう。
よろいや剣とは何を意味しているのでしょう?
 

私の想像では、たとえば、戦いの備えとして、みことばを扱う、神学校を席巻するという方法でしょうか。
はたまた、注解書やら、聖書の翻訳を牛耳るという方法でしょうか。
 

キリスト教会の神学校は、敵の教理を語り、神学書はゆがめられ、聖書翻訳も
敵の手にありますが、このような方法によらず、主は助けを与えられると言うのです。

”40 自分の杖を手に取り、川から五つのなめらかな石を選んできて、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にして、あのペリシテ人に近づいた。”

それでは、ダビデ、キリストの用いる獣を倒す方法はどのようなものなのでしょう?
終末の日にダビデで象徴されるキリストは、どのような方法を用いて、みごと、
獣の国、アメリカのよた教理を倒すのでしょうか?
 

それは、上記の様に「自分の杖を手に取」ることによってです。
杖は以前見たように、「人の歩みを助けるもの」として教師のたとえです。
ですから、その日、666の獣の国、アメリカゆかりの
偽り教理に対して勇敢に勝利するのは、主につく教師であることがわかります。

彼らの教えがこの獣大国のよた教理をくつがえすのです。
 

「川から五つのなめらかな石を選んできて」

そして、用いられるのは石すなわち弟子なのです。
かつての日、イエスの時代に律法学者、パリサイ人の蛇教理に勇敢に戦いを挑み、
それをひっくり返したのは、主の弟子であるペテロ、ヨハネさらにパウロを始めとする
弟子でした。終末の日も主につく弟子が用いられるはずです。

「川から..石を運んできて」という表現も暗示的です。川は
もちろん水が流れるところです。ですから、水からの石すなわち聖霊に満ちた
弟子がその日、ダビデすなわちキリストの手から放たれ、あの獣の巨人、
背教大国アメリカのよた教理の脳天を打ち砕く、そう語っているのです。
 

”41 そのペリシテ人も盾持ちを先に立て、ダビデのほうにじりじりと進んで来た。
42 ペリシテ人はあたりを見おろして、ダビデに目を留めたとき、彼をさげすんだ。ダビデが若くて、紅顔の美少年だったからである。
43 ペリシテ人はダビデに言った。「おれは犬なのか。杖を持って向かって来るが。」ペリシテ人は自分の神々によってダビデをのろった。”

ゴリヤテはダビデをさげすみました。
自分がこんな少年に倒されるとは思ってもいなかったのです。
同じ日が終末にも起きるかもしれません。
 

その日、あの獣大国の完璧な偽り教理、世界中を席巻したかのように
圧倒、征服したこの偽りを倒すのは、小さな少年、世界の弱小キリスト教国家かもしれません。
 

”45 ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。”
 
 

ゴリヤテは剣と槍と投げ槍をもって向かいます。
さらに盾もよろいも完璧に用意しています。その上、誰よりも大きな巨人です。
負ける要素など何もないのです。

今のアメリカゆかりのよた教理、悪霊リバイバルも同じようなものです。
レフトビハインドを始めとしたよた教理は大宣伝のベストセラー、ビデオ等で
広がっており、誰もこれに歯止めをかけることなど
できないかのようです。誰も獣の国の冒涜教理に
打ち勝つことなどできないかのようです。しかし、その終末の日、
「おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。」と
立ち上がる弟子達がいます。
 
 
 

”46 きょう、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを打って、おまえの頭を胴体から離し、きょう、ペリシテ人の陣営のしかばねを、空の鳥、地の獣に与える。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。”
 

頭を胴体から離すとはどういうことかというと、かしらなるキリストから切り離されるということです。
ですから、この終末の日、愚かにも獣大国アメリカを拝み、その偽り教理に従うクリスチャンは、みな、
キリストから引き離されてしまうのです。

「空の鳥、地の獣に与える」とは、以下の黙示録の記述に似ています。
 

”黙示録19:19 また私は、獣と地上の王たちとその軍勢が集まり、馬に乗った方とその軍勢と戦いを交えるのを見た。
20 すると、獣は捕えられた。また、獣の前でしるしを行ない、それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあのにせ預言者も、彼といっしょに捕えられた。そして、このふたりは、硫黄の燃えている火の池に、生きたままで投げ込まれた。
21 残りの者たちも、馬に乗った方の口から出る剣によって殺され、すべての鳥が、彼らの肉を飽きるほどに食べた。”

この箇所は、獣の軍勢すなわち、終末の日に獣大国アメリカのよた
教理で惑わされたクリスチャンが対キリストの戦いに入り、結果、
全ての鳥すなわち、悪霊にやられていくことが書かれています。

この記述と上記ゴリヤテの記述は同じことを書いていると理解できます。
ここで倒されるのはゴリヤテという一個人ではなく、むしろ、
終末の日に反キリスト大国アメリカに惑わされ、ことばなる方に戦いを挑む、
あらゆる背教クリスチャンに関して語られているのです。
 
 
 
 
 
 
 

”47 この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はお前たちをわれわれの手に渡される。」”

「主が剣や槍を使わずに救うこと」が強調されています。ですから、
その日、獣民族とその偽りは、あらゆるてだて、工作のかいもなく、敗れ去るようになるのでしょう。
彼らは、剣や槍すなわち、神のみことばに関するあらゆるてだて、方法を占拠、
占領し、コントロールする、しかもなお、彼らは倒されていくのです。
神学校、注解書全てを占拠、支配しながら、なおかつ、主の弟子たちの働きに
覆されていくのです。
 


48 そのペリシテ人は、立ち上がり、ダビデを迎え撃とうと近づいて来た。ダビデもすばやく戦場を走って行き、ペリシテ人に立ち向かった。
49 ダビデは袋の中に手を差し入れ、石を一つ取り、石投げでそれを放ち、ペリシテ人の額を打った。石は額に食い込み、彼はうつぶせに倒れた。
50 こうしてダビデは、石投げと一つの石で、このペリシテ人に勝った。ダビデの手には、一振りの剣もなかったが、このペリシテ人を打ち殺してしまった。”
 

この日、背教の巨人、ゴリヤテは一つの石、すなわち、
弟子の従いにより倒されてしまいました。
このことの別の表現は黙示録の下記ことばです。

”黙示録12:7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、竜と戦った。それで、竜とその使いたちは応戦したが、
8 勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。
9 こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は投げ落とされた。彼は地上に投げ落とされ、彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた。”
 


51 ダビデは走って行って、このペリシテ人の上にまたがり、彼の剣を奪って、さやから抜き、とどめを刺して首をはねた。ペリシテ人たちは、彼らの勇士が死んだのを見て逃げた。
52 イスラエルとユダの人々は立ち上がり、ときの声をあげて、ペリシテ人をガテに至るまで、エクロンの門まで追った。それでペリシテ人は、シャアライムからガテとエクロンに至る途上で刺し殺されて倒れた。”

この日、剣における大勝利がイスラエルにありました。
同じことが終末のイスラエル、すなわち、神の兵士たちの上にあるでしょう。

終末における主のみこころを行いましょう。
ー以上ー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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