NO.629この世を支配するもの


”テキスト:ヨハネ12:
31 今がこの世のさばきです。今、この世を支配する者は追い出されるのです。

本日は、「この世を支配するもの」という題でメッセージをしたいと思います。
 

上記のことばの意味合いを考えたいと思うのです。この世を支配するものとは誰か、そして、
それは「どこから」追い出されるのか、それを考えてみたいと思うのです。

この世を支配する者、それは敵サタン、悪魔なのです。

この追い出される敵、サタンに関して上記ヨハネ伝の記述は、「この世を支配する者」と
なっています。KJVでは、この世の君です。

ですから、いわんとしていることは、こういうことなのです。
主イエスの時代、神につくべき、神の民のその中枢に至る迄、この世の君が支配していた、
このことです。このことは、事実です。当時のユダヤ教、またラビ、パリサイ人たちの
教えは神からの教えでなく、この世の教えなのです。

ユダヤタルムードを見ることにより、このことを理解できますが、それは非常に世的な教えです。
「神は、夜ラビ達に教えを請いにくる」などと人間中心的な考えが、支配しています。
 


主イエスの時、ユダヤ教の教えはこの世的なものとなっていました。
そしてそれは神の民の敗北であり、神の民の集まりがこの世の君に支配される様な現状が続いていたのです。しかし、主が来られたとき、この世の君は追い出され、神の民の集まりから、
この世的な教え、考え、教理は一掃されました。
 

ペテロ、ヨハネ、パウロの書簡を見てもわかるように、教会は天的なものとなり、
この世と明確な一線を画すようになったのです。
この世を支配する君は教会から追い出され、一掃されたのです。

さて、このことは、終末の日に繰り返されます。

以下の黙示録の
箇所を見ればさらに理解できるかと思います。

”黙示録12:7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、竜と戦った。それで、竜とその使いたちは応戦したが、
8 勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。
9 こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は投げ落とされた。彼は地上に投げ落とされ、彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた。
10 そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。
11 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。”
 

ここでは、天における戦いについて書かれています。
天とは、「天の星のごとく」といわれたアブラハムすなわち、真の教会のことであり、
具体的には天的な教会のことです。

”7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、竜と戦った。それで、竜とその使いたちは応戦したが、
8 勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。”

ここでは、ミカエルとその使いたちが敵とたたかっていることを見ます。
ミカエルは以下のダニエル書の記述を見るかぎり、ペルシャ、ギリシャなど、
この世の君と戦う天使であることがわかります。

”ダニエル書 10:13 ぺルシヤの国の君が二十一日間、私に向かって立っていたが、そこに、第一の君のひとり、ミカエルが私を助けに来てくれたので、私は彼をぺルシヤの王たちのところに残しておき、

それで、竜とは、この世の国と関係した君であることがわかります。
これらの竜とその使いは、天、天的な教会で、
どのような戦略、方法で戦ったのか?
 

想像できることは、教会を世的なもの、この世の国、この世の方法を浸透するための
戦いを続けていたと理解できます。

以下のこの竜に関する節もこのことを裏書きします。

”ヨハネの黙示録 12:3 また、別のしるしが天に現われた。見よ。大きな赤い竜である。七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠をかぶっていた。”

この竜は、「七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠を」もっていた、
すなわち獣の国、アメリカそのままであり、終末の日に教会に戦いを挑むこの世の君、この世の勢力の中心勢力はアメリカであることがわかるのです。

このことは、成就しており、教会をこの世に引きづりこむ国、この世の君に引き渡すために
画策した国は、ソ連でも中国でも北朝鮮でもなく、しかし、アメリカなのです。
パーパスドリブンチャーチ、ヤベツの祈り、またこの世的なカウンセリング手法、心理学手法を
教会に持ち込む、はたまた、この世の流行歌を歌うCCMの様に、音楽の面でも
この世の方法が持ち込まれています。
それは、全てアメリカ主導で行われているのです。
 

”9 こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は投げ落とされた。彼は地上に投げ落とされ、彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた。”
 

ここでは、「あの古い蛇」として、この蛇が特定されています。この蛇とは何か?
黙示録の多くの記事は創世記と対応しています。創世記の蛇とは、あのエデンの園の蛇であり、
エデンの園のまんなかで、アダム、エバをだまし、彼らから永遠の命の木(永遠の命の象徴)
を奪った蛇です。
この蛇は教会の真ん中で君臨し、今も君臨しているのですが、しかしこの黙示録の日、
天すなわち、天的な教会からは追い出されるこのことを預言しているのです。

今も蛇は教会の真ん中で君臨し惑わしを継続しています。
これは、現在進行形のできごとです。レフトビハインドを始めとしたあらゆる終末ヨタ教理、
エキュメニカル教理だの、数々の嘘を教会内で続けているのです。

その結果、お声新聞の様にお声に従い、2段階携挙の偽りを指摘した人々を教会から
追い出したりしています。

しかし、この日、黙示録の日、これらの蛇、竜のわざは、完全に
みこころの教会から一掃されます。
 
 
 
 

 

”10 そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。”
 
 

ここで書かれているようにその日始めて、神の救いが明確になります。
救いの教理に関するあらゆる嘘が暴露されます。
また、神の力を明確に見るようになるのです。
 

”11 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。”
 

さて、この勝利は殉教を伴うものであることがここで、暗示されています。

この黙示録の記述を通して、私達はこれからのキリスト教会の近未来を
以下の様に考えます。

1. アメリカを始めとするのキリスト教会の動向、動きはますます、
この世の君であるサタン、悪魔の思いに沿ったものとなる。
具体的には、教会はこの世化する。
このことは既に起きており、アメリカにおいては、キリストの処女降誕、復活、
再臨などを語る教会はカルト的な教会とみなされつつあり、
税の優遇処置もない。

2. この様な動きに反撃する真のクリスチャンの運動が起きる。
結果、まったくこの世の力、サタンから解放された小数の教会が世界に起きてくる。
 

3. 彼らに対するアメリカ主導の迫害も起きてくる。
カルト扱いされ、殉教するものもあらわれる。

この戦いの激戦地はアメリカであり、アメリカにおいて
殉教がまず起きるでしょう。

この様な時代が今すぐにも始まろうとしています。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー  セミナーのお知らせ -----------------------------7d83b21f902a2 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream