NO. 588成就するダニエルの像に関する預言

テキスト:
”ダニエル書 2:31 王さま。あなたは一つの大きな像をご覧になりました。見よ。その像は巨大で、その輝きは常ならず、それがあなたの前に立っていました。その姿は恐ろしいものでした。
32 その像は、頭は純金、胸と両腕とは銀、腹とももとは青銅、
33 すねは鉄、足は一部が鉄、一部が粘土でした。
34 あなたが見ておられるうちに、一つの石が人手によらずに切り出され、その像の鉄と粘土の足を打ち、これを打ち砕きました。
35 そのとき、鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に砕けて、夏の麦打ち場のもみがらのようになり、風がそれを吹き払って、あとかたもなくなりました。そして、その像を打った石は大きな山となって全土に満ちました。
36 これがその夢でした。私たちはその解き明かしを王さまの前に申し上げましょう。
37 王の王である王さま。天の神はあなたに国と権威と力と光栄とを賜い、
38 また人の子ら、野の獣、空の鳥がどこに住んでいても、これをことごとく治めるようにあなたの手に与えられました。あなたはあの金の頭です。
39 あなたの後に、あなたより劣るもう一つの国が起こります。次に青銅の第三の国が起こって、全土を治めるようになります。
40 第四の国は鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。

本日は、「成就するダニエルの像に関する預言」という題でメッセージしたいと
思います。

上記テキストに関しては以前書いた憶えがあります。
再度、今このことを書くその理由は、時代が進み、この箇所の預言がさらに
成就してきたからです。

このサイトのメッセージを書き始めてほんの10年程ですが、その間にこの
預言の成就はさらに進んでいます。
それで、今のこの時に再度書くことは意味があると思っています。
今は2008年2月です。

テキストに沿って見ます。

”31 王さま。あなたは一つの大きな像をご覧になりました。見よ。その像は巨大で、その輝きは常ならず、それがあなたの前に立っていました。その姿は恐ろしいものでした。”

この日、バビロンの王、ネブカデネザル大きな像の夢を見ました。
その夢はどの様な夢なのか、そしてその夢の解きあかしを、王はバビロンの知者に
問いを発したのですが、誰一人その夢を解きあかすことのできた人はいませんでした。
このことは、非常に、象徴的なできごとです。
また預言的なできごとです。預言的とはこのことです。
終末の日、この預言が実際に成就するその日、このダニエル書の像の預言を解く人は
バビロン化した、すなわちアメリカ発の教理で、洗脳、影響された教会には、
一人もいないということです。

彼らの誰一人として、その獣の国を目の前にして、この国こそ、預言された
国であることを語る人、啓示を解く人はいないでしょう。
 

彼らが解けないその理由は彼らが「バビロン」の知者だからです。
彼らは自分ではキリスト教会の神学者、牧師と自称するかも知れませんが、その実態、神の
前における名前は「バビロンの知者」であり、アメリカゆずりの嘘八百神学を
吹聴するしか能のない人々です。
結果、あほたれのように、獣の国は、ローマだとか、EUだとか、
ガセネタをつかまえています。

かつての日、この像の夢は全ての知者達を試す試金石として
用いられました。この夢を解けない者は、殺される、またバビロンの預言者であると
結論ずけられました。終末の日にも同じことが再現するでしょう。
その日、バビロンゆかり、アメリカゆかりの神学をたらふくくらい、
すっかりバビロンの知者となってしまった人々は誰一人この夢を解けず、
獣の国がどの国であるか、理解できないでしょう。そして、
このことは、今のキリスト教会で成就しています。
獣の国に関して誰も彼も的外れな、勘違いの解釈を行っています。

”32 その像は、頭は純金、胸と両腕とは銀、腹とももとは青銅、
33 すねは鉄、足は一部が鉄、一部が粘土でした。”

この像は、頭、胸、腹、足とそれぞれ、別の材料でできていました。
これはそれぞれ別の国をあらわします。
具体的には、以下の様になります。

1.頭:バビロン
2.胸と両腕:メデイアペルシャ
3.腹ともも:ギリシャ
4.すねと足: 終末の獣の国

それぞれ、部分に分かれているのですが、しかし、
全体としては、一つの像を形成しています。

上記1ー3の国、バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャは、ダニエル7章では、
それぞれ、獅子、熊、ひょうと表現されています。

”ダニエル7:1 バビロンの王ベルシャツァルの元年に、ダニエルは寝床で、一つの夢、頭に浮かんだ幻を見て、その夢を書きしるし、そのあらましを語った。
2 ダニエルは言った。「私が夜、幻を見ていると、突然、天の四方の風が大海をかき立て、
3 四頭の大きな獣が海から上がって来た。その四頭はそれぞれ異なっていた。
4 第一のものは獅子のようで、鷲の翼をつけていた。見ていると、その翼は抜き取られ、地から起こされ、人間のように二本の足で立たされて、人間の心が与えられた。
5 また突然、熊に似たほかの第二の獣が現われた。その獣は横ざまに寝ていて、その口のきばの間には三本の肋骨があった。するとそれに、『起き上がって、多くの肉を食らえ。』との声がかかった。
6 この後、見ていると、また突然、ひょうのようなほかの獣が現われた。その背には四つの鳥の翼があり、その獣には四つの頭があった。そしてそれに主権が与えられた。
7 その後また、私が夜の幻を見ていると、突然、第四の獣が現われた。それは恐ろしく、ものすごく、非常に強くて、大きな鉄のきばを持っており、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。これは前に現われたすべての獣と異なり、十本の角を持っていた。”

さて、この像に関する記述は、以下の黙示録の箇所を理解する鍵となります。
 

”黙示録13:1 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。
2 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。”

この黙示録の7つの頭と10本の角を持つ獣に関して
色々な意見がありますが、それは、このダニエル2章の
像の箇所を正しく理解すれば、正しく解釈できると思えます。
 
 

ネブカデネザルの像は、恐ろしい像であり、
その構成要素は、バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャ、終末の
獣の国の4つです。どの国もその当時の世界を圧倒的に支配し、
蹂躙した国なのです。

そして、バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャ、終末の
獣の国それら全てがあわさって一つの像、ネブカデネザルの像を構成しています。
これらはいわば集まっって一つなのです。

この理解に立つと終末の7つの頭と10本の角を持つ獣に関しても理解できます。
一つは、この終末の獣の国は、全世界を支配し、蹂躙する国であるということです。
ネブカデネザルの像に出てくる、バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャが世界支配の
大国であったように、この終末の獣も世界を支配するようになるのです。

しかし、終末においては、基本は世界支配なのですが、しかし、ひと味違うところがあります。
それは、目に見える支配ではなく、見えない支配、しかし、
実質支配するという方法です。

何をいっているのかいうと、アメリカ支配の方法を語っているのです。
たとえば、日本です。日本は名目独立国、しかし、物事がちゃんとわかっている
人々は、皆この日本はアメリカの属国に過ぎないと知っています。それは、おおげさでなく本当です。
日本の政治家、役人、放送、出版、自衛隊、みなアメリカ様の支配の下にあり、
意に沿わないことなど何ひとつおこなえません。

そして、それは、日本だけでなく、他の国々、世界中の国がそうなのです。
無知で、浅薄で、浅はかな人は、外側、見えることのみしか理解せず、現在の世界はアメリカに
実質支配されていることをみません。しかし、目の見える人は、
アメリカこそ、かつてのバビロン、メデイアペルシャ、
ギリシャローマにまさる他国を支配する帝国であることを知っています。

黙示録の7つの頭と10の角を持つ獣、それは、ダニエル書、ネブカデネザル王の
見た像と同じものかもしれません。同じものを別の表現をしているのに過ぎないと
いえるかもしれません。
その理由として、どちらにも同じ国が含まれています。
同じ国とは、獅子、熊、ひょうで表現される、バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャのことです。

この2つは同じものなのです。違いは、見る時代が違うということでしょうか。
ダニエルの時は、像の頭であるバビロンの時代であり、彼は同じ像の初めの時代に生きた人です。
彼にとって、この世界帝国の像は、頭の方から見えたのです。
それに反して、黙示録の像は明らかに終末の時点での世界帝国の絵が見えています。
像を足の方から見ているのです。

同じ像、預言は、終末に生きる人の目、足から見えているのです。
たとえば、同じ象でも前から見ると長い鼻が目立ちますが、後ろから見ると、大きな
お尻が目立ちます。印象が違うのです。

この様にこの2つの黙視は同じものでありながら、しかし、その見える印象は違うのです。
終末の視点で見ると、まず巨大な破壊怪獣の様な獣の国に目がいきます。
そして、その手足の10本の指の様にいうことを聞く、10本の角、
10の国々に目がいきます。しかし、これらの10本の国々に主体性があるのではなく、あくまで、
獣の国のいいなり、パシリの様に動くのです。

ダニエル書の像の足指は、10本でしたが、この10の国は、どこまでもアメリカのいいなりで、
戦争におもむくのです。

7つの頭は明らかにたての線、時間軸に沿った7つの国です。
他の箇所では、ヨハネの時代においてすでに5人は倒れている、6人目は今いると
書かれています。その6人目は、黙示録が書かれた時代にパウロ、ヨハネを迫害したローマ帝国であることは
明らかです。それ以前に倒れた5人の中に獅子、熊、ひょうに匹敵する
バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャが入るのは確かでしょうが、それ以外はどの国なのか、
私には確定できません。
 


34 あなたが見ておられるうちに、一つの石が人手によらずに切り出され、その像の鉄と粘土の足を打ち、これを打ち砕きました。”

一つの石、人手によらず切り出される石とは、明らかに隅の頭石である、イエスキリストのことです。
ここでは、キリストの再臨について語っているのです。
その石、再臨されたキリストは、何をするかといえば、「その像の鉄と粘土の足を打ち、これを打ち砕き」ます。
 

いわばかよわい女性オリーブをいじめる悪漢ブルート。そいつをやっつける頼もしい船乗りポパイ
みたいなことが起きるのです。具体的には、獣の国により、迫害されるクリスチャンが再臨のキリストに
より助けられるのです。


35 そのとき、鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に砕けて、夏の麦打ち場のもみがらのようになり、風がそれを吹き払って、あとかたもなくなりました。そして、その像を打った石は大きな山となって全土に満ちました。”
 
 

鉄、粘土は、7つの頭と10本の角を持つ終末の獣の国アメリカです。
そして、この国がその日、主の再臨の日に、砕け、あとかたもなくなることが書かれています。
そして、その像を打った石すなわち、キリストが全土に満ちることが書かれています。
ここで、言わんとしていることは、要するにこの世の国の支配が終わり、
キリスト統治の時代に移るということです。

ですから、私達は、キリストの再臨またそれにより、起こるキリストの統治、治める国ということを
そろそろ真面目に視野に入れて、予定に入れて行動しなければなりません。

キリストの再臨、統治なんていうと、おとぎ話の類い、非現実なSF小説みたいに考えている
人もいるかもしれませんが、もうそういうのんきなことをいっている時代ではないのです。

長く続いた江戸時代が終わる頃には、もう次の時代の事を考えなければなりません。
何故なら、もう長い間続いた武士の時代は終わり、次の時代、明治の時代に入ろうとしているからです。
いつまでも刀を持つことにこだわったり、武士だ、町人だと言っている人は
次の時代についていけません。

同じ意味合いで、我々は、ダニエルの預言した像の足の時代に今います。この後起きることは、この像が
破壊され、その後、石が地に満ちることなのです。そうです、我々はかつて、江戸時代の
終わりにいた人々がしばらくして、全く違う時代、文明開化の明治の時代に突入したように、
まったく違う時代、キリストの統治の時代に入ろうとしているのです。その
備えをなすべきです。

さて、何故、鉄と粘土の獣の国がまっさきに破壊され、砕かれるのか?
その理由は、この国が終末の日に暴虐無人を行うからです。

真に主につく人々を迫害する、だから、その日、主は再臨し、この獣の国を破壊し、砕くのです。
悪漢ブルート(獣の意味あり)がポパイによって倒されるように、獣民族と獣国が
破壊されるのです。
 
 

「風がそれを吹き払って、あとかたもなくなりました。」

この像、バビロンゆかりの大帝国、現在においては、獣の国アメリカは、
今世界を強腕で支配し、圧倒的な存在感を示します。この国はその時、
あたかも、未来永劫に存在するかの様に思えますが、しかし、聖書によれば、それは、いずれ
吹き払われ、あとかたもなくなることを知りましょう。もちろん、この国を操る嘘つき偽ユダヤも
同じ運命です。彼らはこの国をもといに世界を支配する日がもう目前だなんて、勘違いしているのでしょうが、いずれ、吹き飛ばされ、あとかたもなくなります。最後はゲヘナの火で自分の行った悪の
報いをつぐなうのでしょう。

こんなに明確に自分達の最後について預言されているのに、彼らはあいかわらずこりもせず、
いろいろと裏工作を繰り返しています。本当に聖書を知らない世界一の愚か者民族です。

”その像を打った石は大きな山となって全土に満ちました。”

像はバビロン以来、アメリカに至るまでの世界の大帝国、この世の国を現します。これらは、いつも
神とその聖徒に逆らい、迫害してきました。バビロンで迫害されたダニエルを始め、またアメリカで
偽ユダヤ人に迫害されているクリスチャンに至るまで、あらゆる悪はこの像を通してくるのですが、しかし、それらのこの世の国の悪事に鉄槌が下される日が来ます。

像を打った石とは、別名再臨のキリストのことです。
ですから、キリストの再臨とは今世界をおおう悪、アメリカやら、それを操る偽ユダヤの
横暴に対する報復、仕返し、リベンジという意味合いがあります。
彼らの国は滅ぼされ、後にはゲヘナの火が待ち受けています。

石が大きな山となって全土に満ちるとは、キリストの支配が全土に及ぶということです。
キリストが地を支配する、再臨するなんて、あまり現実感のない人々がおりますが、現実のこととして
計算に入れるべきです。
バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャ、アメリカに至る世界帝国は現実の存在、歴史的な
存在です。それなら、それと併記して書かれている、この全土に満ちる石、キリストの支配も
夢物語なのではなく、現実のことなのです。

そうもうこの世のことに拘泥したり、つきまとわれている場合ではないのです。
かつて、あまりにも自分達の町のことがらに巻き込まれたソドム、ゴモラの町の
人々は町といっしょに滅んでしまいました。
この世のことがらに巻き込まれ過ぎてはいけないのです。


36 これがその夢でした。私たちはその解き明かしを王さまの前に申し上げましょう。
37 王の王である王さま。天の神はあなたに国と権威と力と光栄とを賜い、
38 また人の子ら、野の獣、空の鳥がどこに住んでいても、これをことごとく治めるようにあなたの手に与えられました。あなたはあの金の頭です。”

バビロンは金の頭です。そして、像に含まれるいくつかの国の中で最初の国です。
そしてこのことは、黙示録の7つの「頭」と10本の角を持つ獣を理解するのに役立ちます。
何を言っているのかと言うと、7つの頭の最初の頭は恐らくバビロンであろうことが
想像できるといっているのです。
たくみにウソ話を吹き込むやからは、7つの頭はローマの7人の皇帝だなんて
嘘を強弁しますが、そんな風に理解しなければならない理由は聖書のどこにもありません。
かつて、啓示のない時代はそんな嘘を真に受けた人もいたかもしれませんが、今はそうであってはいけません。

くりかえしていいます。
黙示録では、7つの頭と10本の角を持つ獣について書いてあります。
この7つの頭については、謎です。どの国々がその7つの頭に相当するのか、
はたまた、この7つの頭、7つの国は、時代区分による国々の様ですが、いったいどの国が
その最初の国なのか不明なのです。
しかし、上記「バビロンが金の頭」であるという記述はこのことに関してヒントを与えます。
バビロンが頭なら、バビロンが黙示録の獣の7つの頭のうちの一つであることが理解できるのです。
 
 


39 あなたの後に、あなたより劣るもう一つの国が起こります。次に青銅の第三の国が起こって、全土を治めるようになります。”
 

バビロンの後、第二、第三の国が起きます。これはどの国かと言うと、
ダニエル書の他の記述を見るとメデイアペルシャ、ギリシャであることがわかります。
何故、第二、第三の国がメデイアペルシャ、ギリシャかというと、
他のダニエル書の箇所、7章や8章と比較するとそう結論ずけられます。
また、この解釈、第二、第三の国に関しては、どの注解書でも同じに書かれています。
詳細に見る時間もないので、このあたりは解説しません。

第一、第二、第三の国がどこかということに関して、解釈者の間に異論はなく、
議論はないのですが、問題は終末に起きるとされる第四の国です。
この国に関してはあらゆる異論、議論、ガセネタが飛び交っています。
意見が分かれているのです。


40 第四の国は鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。”

さて、今回の主題はこの節です。
第四の国、終末に起きる獣の国に関して語る箇所です。
多くの人は多くのことを第四の国、終末に起きる獣の国に関して語ります。
ある人はこれは、古代ローマ帝国のことだといいます。他の人はヨーロッパ、
EUのことといいます。レフトビハインドなどはそういいます。
色々に解釈できるのだから、どうとっても良いと言う人もいます。では、
この終末の獣の国を特定するヒントは聖書に書かれていないのでしょうか?

この国はあいまいな国であり、神は何らのヒントもまた特定する、道をも残しておかなかったのでしょうか?もし、そうなら、この方はあいまいな神であり、我々のどんな解釈もオッケーということになるのですが...。

私はそうは思いません。神は明確なヒント、この国を特定するヒントを記しておられたと
思います。それがこの箇所だと思います。

ここでいわれているのは、
この第四の国、終末に世界を席巻する国に関してヒントとして、
1. 鉄の様に強い国、大変な軍事大国であること
さらに
2. 第四の国はそれ以前の3つの国を破壊する
 
 

上記2つのことが書かれているのです。
このヒントをもとに我々はこの終末の国を探すよう、
求められているのです。

さて、改めてこの国はどの国なのでしょうか?
1に関して、世界1の軍事大国はどこか?
現在の世界を見渡せば、それはたった一国、アメリカしか見当たりません。
アメリカは何と一国で世界中の国々の軍事予算の総費用の40%をも費やして、
軍国化しています。世界ダントツの一位の軍事大国であり、2位から10位までの
全ての国の軍事費を合計してやっとアメリカ一国の軍事費に対応するのです。
世界の今迄の歴史を考えて見ても、アメリカ以上の軍事大国は世界に存在したことはありません。
もちろん、ローマ帝国以上の軍事大国なのです。
上記1のヒントに関して、該当するのは圧倒的にアメリカであることがわかります。

2について、それ以前の3国を破壊することに関して考えてみましょう。
上記テキストには、
「その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしま」う、すなわち、
終末に起きる第四の国はそれ以前の3つの国を粉々に打ち砕く、粉砕する、
破壊、壊滅させる、そのことが書かれています。
これがはっきりとしたヒントなのです。
 

さて、第四の終末の国以前の第一、第二、第三の国を破壊すると言うことを考えてみましょう。
その3つの国とは以下の国です。
1. 像の頭:バビロン
2. 像の胸と腕:メデイアペルシャ
3. 像の腹:ギリシャ

第四の国がこれらの国々を破壊すると預言されているのですが、
しかし、疑問があります。何故なら、もうかつてのバビロン、メデイアペルシャなどは、
現在は存在しないからです。存在しない国をどうやって破壊するのか?

しかし、聖書にそう書かれている以上、私達はこの預言を真剣に考えたいと思います。
かつてのバビロニア帝国は非常に大きな国でしたが、その首都、有名なバビロンは
今のイラクにありました。ですから、バビロンを攻撃するこれを破壊するという時、
それは現在ではイラク攻撃と同義なのです。

また、かつてのメデイアペルシャも大きな帝国であり、その東の橋はインドにまで至る大きな帝国でした。
この帝国全体を考えると範囲が広いのですが、その中心地、シュシヤンの城のあったところは、
現在でいえば、イランの国があるところなのです。旧約聖書、エステル記に記されている
アハシュエロス王のシュシヤンの城とは、実は現在のイランにあったのです。
ですから、現在において、メデイアペルシャの破壊という時、それは、イラン攻撃を意図し、
イラン攻撃を熱心に唱える人々こそ、終末の獣の国に近い人々です。

さらにギリシャの破壊ということを考えましょう。

ギリシャ帝国もインドに至る広大な帝国となりました。
ですから、その領域も広いのです。しかし、ギリシャを大帝国にした有名なアレキサンダー大王に
ついて考えると彼は、ギリシャ北方マケドニアの人です。現在、マケドニア公国という
国がありますが、この国のある所はかつてユーゴスラビアと呼ばれ、大きな空爆のあった
ところです。

さて、上記3つを破壊することがそのまま終末の獣の国の資格となるわけですが、
このことに関して先入観なしに考えてみましょう。

この3国を破壊した国があるかどうか、あるなら、それがどこの国かどうかを見たいのです。

*ローマ帝国:

よくローマ帝国こそ、この最後の獣であるという論議がなされます。
それでは、ローマに関してこの観点、イラク、イラン、マケドニアを破壊したことがあるかどうかという観点で見てみましょう。
ウイキペデイアの ローマ帝国の項に古代ローマの戦争一覧という記述があるので、
我々は古代ローマの戦争についてしることができます。
これを見た限り、ローマ帝国がイラク(バビロン)やら、イラン(ペルシャ)を徹底的に破壊したという
事実はないようです。

*EU:
EUが獣の国であると言う論議もあります。それでは、EUがイラク、イランまたマケドニアを破壊したことがあるでしょうか?結論からいえば、EUが主体となり、積極的にこれらの国を攻撃したことはないです。しかし、アメリカに引きずられて戦争に荷担したということはあります。ユーゴの空爆やら、イラクへの他国籍軍参加などです。すなわち聖書的にいうなら、獣本体としてではなく、逆に
獣の10本の角として、用いられたことはあると言えるのです。

*アメリカ*
さて、最後にアメリカのことを考えてみましょう。
アメリカはこの3国に対して、大規模な破壊を行った、もしくは大規模な破壊を
したことがあるでしょうか?
あるどころか、アメリカこそ、その破壊を行ったもしくは破壊を計画中の国なのです。
ですから、
この観点、過去の3国を破壊するという点で、アメリカは、世界ナンバーワンの有資格国なのです。
具体的に列挙します。

1. イラク(バビロン):
アメリカがかつてのバビロンすなわち今のイラクを攻撃したことは、現代の人はみな知っていることです。
親ブッシュの時の湾岸戦争、また子ブッシュの時のイラク戦争と2度にわたり大規模な空爆を行っています。結果、イラクは徹底的に破壊され、死んだ人も100万人を超えているとのことです。
世界には100以上の国がありますが、バビロン(イラク)を徹底的に破壊したのはただ一つの
国、アメリカなのです。この国こそ、ダントツで獣の国ナンバーワン候補なのです。

2. ギリシャ:
ギリシャ破壊と言うことを考えてみましょう。
ギリシャ帝国は広い範囲に及びますが、しかし、その帝国設立の立て役者であるアレクサンダー大王の
発祥地は、ギリシャ北方のマケドニアです。現在、マケドニア公国という小さな国がこの場所にあります。
しかし、実際の古代の時代のマケドニアはもう少し広い領域だったようです。旧ユーゴスラビアを含む地域だったようです。
そしてかつてユーゴスラビアと呼ばれた地域、
まさにこの場所に対してアメリカが主導したNATO軍による空爆が行われたのです。
結果として、アメリカはダニエル書に書かれた3つの国のうち2国を破壊した国となりました。

こんな国はアメリカ以外世界のどこにもありません。偶然というなら、すごい偶然です。
 
 

3.イラン(ペルシャ):
さて、ダニエル書に書かれた3つの国のうちの一つはメデイアペルシャであり、それは
現在のイランと関係があります。
そして、今のニュースを見ている人はアメリカがしきりにイラン攻撃の意図を臭わせていることを
知っているでしょう。イランには核があるとして、この国を攻撃しようとしているのです。
現時点(2008年2月)ではこの戦争は起きていませんが、恐らくいずれ起きるでしょう。

そしてその時がアメリカがこの預言を完全に成就するときなのです。
3つの国を破壊するといわれたその3つの国を破壊する以上、
アメリカこそが、このダニエル2章で預言された終末の獣の国であるということに
何らの問題もありません。

繰り返していいますが、このダニエル書、像の預言を成就しているのは、アメリカだけです。
EUもイギリスもはたまたロシアも中国もこの預言を成就せず、イラク(バビロン)を
徹底的に破壊したりはしていません。多国籍軍として、いいなりになって参加したことはあるかもしれませんが、しかし、その程度です。

私達の目の前に堂々と出現したこの大きな獣の国を正しく認識しなければなりません。
このダニエル書2章はあきらかにアメリカが獣の国であることを語っています。
そして、アメリカこそ、その終末の獣の国であることを預言する箇所はここだけではないのです。ダニエル書、黙示録に記されている獣の国に関する預言は全てこの国に対して実現しているのです。

ヨーロッパ10本の角の間から出るすなわち移民からできる国であることはアメリカに関して成就し、
また3本の従う角に関する預言もイギリス、ドイツ、フランスのアメリカへのいいなりに
よって成就しています。

聖書は終末のしるしてとして、獣の国の出現に関して語り、それは何と私達の目の
前にすでに出現しているのです。
このことを正しく正しくとらえましょう。
もう終わりの時代はすでに始まっているのです。
 

終末における主のみこころを行いましょう。
ー以上ー
 
 
 
 
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