NO.558 反キリスト

”テキスト:2テサロニケ2:1 さて兄弟たちよ。私たちの主イエス・キリストが再び来られることと、私たちが主のみもとに集められることに関して、あなたがたにお願いすることがあります。
2 霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。
3 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日(KJV: The day of Christ: キリストの日)は来ないからです。
4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。
5 私がまだあなたがたのところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。
6 あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。
7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。”
 

本日は、「反キリスト」という題でメッセージしたいと思います。
有名な反キリストについて見ていきたいと思うのです。

テキストに沿って見ます。

”1 さて兄弟たちよ。私たちの主イエス・キリストが再び来られることと、私たちが主のみもとに集められることに関して、あなたがたにお願いすることがあります。

ここでは再臨とその再臨の主の前に我々が集められることが書かれています。
終末の日に再臨があること、これは決して忘れてはいけないことです。
何故主は来られるのか?
それは、我々の救いのために来られるのです。
消防自動車が火事の火に巻かれた人を助けに来るように、また救急車が、けがをして
動けない人の救援に来るように、私達の主の再臨は、意味のないものではなく、
大いに意味のあること、それは、終末の日に絶対絶命の危機にいる残りのものの
救助のために来られるのです。

「私たちが主のみもとに集められること」

その日、堅く主につき、最後まで忠実だった人々は、主の前に集められます。
 

”2 霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日(KJV: The day of Christ: キリストの日)がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。”
 

ここでパウロは終末に関して特に注意すべきことを特筆しています。
それで私達は彼のことばに耳を傾け、一体何を注意すべきなのかをよくよく理解すべきと
思います。当然ながら、聖書は、神のことばであり、その聖書が特筆することは、
必ず、終末の日に起きる惑わしと理解できるからです。
我々はこの警告のことばに耳を傾け、その内容を正しく正しく理解すべきなのです。

さて、ここでパウロは、「主の日がすでに来たかの様にいう惑わし」について述べています。
それで、私達は、「主の日がもう来たぞ」という惑わしについてよくよく気をつけなければならないことがわかります。

さて、そのことばですが、「主の日」ということばが既に惑わしです。
それは、この箇所の原語もまたKJV訳もここを「The day of Christ」(キリストの日)と
語っているからです。

主の日とキリストの日、これは明らかに違います。何故こんな
おかしな翻訳がまかり通るのか?うがった見方をするなら、
もう既に日本の聖書翻訳の中にもうその日の惑わしの前触れ、惑わしが入りつつあるとも
理解できます。そう、その日をクリスチャンが見分けられない様な準備がもう既に
聖書の中に仕組まれているのです。
逆にこのことを通して私達はこのことが大事なこと、非常に大事なことだと理解できるのです。

このことばから予想できることは、これから、偽りものが、「キリストの日がもう来た」、キリスト統治の
日が来たと宣言する日が来ることです。

そして、その予想にたがわず、おかしな教理が獣の国、アメリカ発でめじろ押しです。
あの教理、再建主義は、似たようなことをいっています。
今のところ、幸い日本ではこの教理についてあまり聞いたことがありませんが、
もし起こってくるなら
こんな愚かな教理をわざわざ日本で広げるのは、
きっと偽ユダヤの手先くらいしかないと思われます。
また、ピーターワグナーを始めとする第三の波系の怪しい面々も
「霊として来臨したキリストの霊を受けた使徒、預言者が統治する日」、
キリスト統治の日について語っています。そうです、これらの怪しい人々は、
「キリストの日」について語っているのです。

「すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。」

ですからこれから来る日は、多くのクリスチャンが「すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたり」する日です。そしてその惑わしは、もう「キリストの日が来た」という惑わしなのです。
遅かれ早かれ、我々は見るようになるでしょう。また聞くようになるでしょう。
「キリストの日が来た」、キリストの霊を受けた使徒、預言者に従えというムーブメントを。
しかし、このムーブメントこそ、かねてから預言されている偽りの日であることを知るべきです。

 ”3だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日(KJV: The day of Christ: キリストの日)は来ないからです。

「だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。」とのことばは
暗示的です。
何故なら、これからの時代のキリスト教会の惑わしは、キリスト教会のトップ、
中心人物を通してやってくるからです。
ですから、聖書より人を見る人、神のことばより、器のことばを尊重する
人はみな惑わされていきます。

「どのようにも、だまされないようにしなさい。」

終末の日はわなの日であり、偽善的な人々、みことばを偽りとする人々がわなにかかる日です。
そして、そのわなは用意周到に、たくみにかけられます。
教会の中心から、牧師や神学校、キリスト教雑誌、新聞などがこぞって偽りに加担するように
なるでしょう。結果、全ての者を偽りとし、神のことばをまこととしない人々は
惑わされていき、だまされていきます。

その偽りの型はあのカソリックから学べるでしょう。
聖書のことばより、法皇やら、神父、カソリック雑誌などをまことにする人々は、すでに
偽りに捕らえられ、マリヤ崇拝、進化論擁護などあらゆる偽りに飲み込まれています。

同じ様に今、神のことばを優先することを学ばない人々は、教会のトレンドやら、
人のことばに追随し、結果惑わされていくでしょう。

「なぜなら、まず背教が起こり」

私達が主の再臨の時に関して知るべきことはまず背教なのです。
まず背教が起きないことには、キリストの再臨は起きないのです。
それは、何故なら、背教が終末の日の迫害の前提だからです。
何故そういうかというと終末の日のできごとは以下の順番に起きると思われるからです。
1. 教会が背教、キリストを裏切るようになる。
2. その中で、反キリストが登場し、キリストのみことばと反対のことがらを
クリスチャンに強要する。
3. 結果、主と主のことばにつく人々は困難に会う。
4. その困難を救うため、主イエスキリストが再臨する。

こういう順番になるからです。ゴキブリがきれいな部屋ではなく、汚い部屋に発生するように、
反キリストも健全な教会の時代には発生、もしくは登場せず、逆に背教の極まった
日に登場するのです。

「不法の人、すなわち滅びの子」

不法の人はKJVでは、「man of sin」すなわち罪の人と書かれています。
ですから、反キリストは罪と関係があります。
彼はどのように罪と関係があるのか?それを説明して
ヨハネは以下の様に説明しています。

1ヨハネ3:4「罪とは律法に逆らうことなのです。
 

罪とは、律法すなわち神のことばに逆らうことなのです。
厳然と動くことなく、変わることない神のことばに逆らい、へ理屈を語り、
骨抜きにして、要は神のことばに逆らうこと、それが罪だとヨハネは
述べています。

そして、それは今、キリスト教会に起きつつあるムーブメントと奇妙に一致しています。
今、キリスト教会に起きているムーブメントは簡単にいえば、「神のことばに
へ理屈をこね、逆らい、反論する運動」といえるかもしれません。
ある人々は癩病が罪と関係あるとの考えはけしからん、書きかえろと主張しています。
結果、聞いたこともないツアラテなんてことばが聖書に使われています。

また同性愛は明確に聖書で禁止されているのですが、へ理屈をこね、同性愛とは、
本人の嗜好の問題、また性同一性障害として、生まれつき、同性しか
愛せない人もいる、子供を対象とした同性愛以外認めるべきだなどと、
とんでもない理論で反論する人々が欧米にはいます。
そんな冒涜的な風潮をすぐその気になって追随する愚かな神学者も日本にはいるとの噂です。
情けないことです。

さてかくのごとくラビのへ理屈経典、タルムードの様な
へ理屈ムーブメントが世界のキリスト教会には起きつつあることを理解してください。
そして、そのへ理屈、不服従、反抗、これらは、律法、すなわち神のことばに逆らうことであり、
それはそのまま罪であることを知ってください。

そして、反キリスト、別名、罪の人は、これらのムーブメントの延長線上に登場することが
予想されます。
彼はことばたくみに神のことばを骨抜きにし、反抗させるべく画策するでしょう。
そして、今、神のことばに既に反抗している全ての人々は、その日、反キリストの
偽りに気付くこともなく惑わされていくでしょう。
 

”4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。”
 

「彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し」とはどういう意味なのでしょう?
私の今の理解では、その日、宗教が統合され、併合され、そしてその上で、もっとも
すぐれた神として一人の人が君臨するということと思われます。
そんなことがあるかと思う人もいるかもしれませんが、現在の世界のトレンドは、
この方向に向かっています。

国連主導で、世界の宗教者会議が開かれ、また、研究者によれば、そもそも国連が、
統一宗教を形成する動きがあるとのことです。
いずれ、世界の宗教が統一されてもおかしくない状況が整いつつあるのです。
そしてその宗教統一された曉には、頂点にこの反キリストが君臨するのでしょう。

また、今、アフガン、イラク、イランなどイスラム教の国々が攻撃され、
イスラムの宗教が侮蔑されつるあります。これもその日、全ての宗教が
下に置かれる日の備えと理解できます。
 
 


5 私がまだあなたがたのところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。
6 あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。”

定められた時に反キリストが出現することが書かれています。
定められた時とは、世の人の神への反逆が極まった日、また教会の背教が極まった日です。
これは、旧約の日を思い起こせば理解できると思います。
ある日、ユダ王国に対して恐るべき獣の王国が来襲する日がありました。
それは、獅子に形容されるバビロン王の来襲の日です。この獣王国のために
ユダは蹂躙され、人々は、バビロンに捕囚されました。このバビロン来襲の日は、
どの様な日だったのでしょう。聖書によれば、それは神の民の不信が極まった日だったのです。
 

終末の反キリストが出現する日、それも同じパターンです。何故獣の王国アメリカが世界のキリスト教会を把握し、蹂躙し、あげく反キリストまで、教会の中心に建てるのでしょう。
それは、同じく新約の神の民の不信が極まったからなのです。

「彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。」

引き止めている者とは聖霊です。

”7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。”

「不法の秘密はすでに働いて」いることが書かれています。
パウロの時に働いていたのですから、今も当然働いているわけです。
そして、引き止める者聖霊が教会から追い出される日にこの反キリストが登場します。
ですから、これから、起きる聖霊追い出し運動の後に反キリストが登場するわけです。
もちろん、聖霊追い出し運動などという本当のことは誰もいいません。
逆に、霊の追い出し、悪霊追い出しとの名目で聖霊を追い出すようになるでしょう。
繰り返していいます。今、神社や、寺に向かって勇ましく、
霊の戦いを行っている人々は、いずれこの惑わしに引きづり込まれるでしょう。
もう、その日、決して許されることがないと聖書で明記された、
聖霊冒涜の日はすぐまじかです。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
 
 
 
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