NO.543レカブ人(2)


”テキスト:エレミヤ35:11 しかし、バビロンの王ネブカデレザルがこの国に攻め上ったとき、私たちは『さあ、カルデヤの軍勢とアラムの軍勢を避けてエルサレムに行こう。』と言って、エルサレムに住んだのです。」
12 そこで、エレミヤに次のような主のことばがあった。
13 「イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。行って、ユダの人とエルサレムの住民に言え。『あなたがたはわたしのことばを聞いて懲らしめを受けようとしないのか。「「主の御告げ。「「
14 レカブの子ヨナダブが、酒を飲むなと子らに命じた命令は守られた。彼らは先祖の命令に聞き従ったので、今日まで飲まなかった。ところが、わたしがあなたがたにたびたび語っても、あなたがたはわたしに聞かなかった。
15 わたしはあなたがたに、わたしのしもべであるすべての預言者たちを早くからたびたび送って、さあ、おのおの悪の道から立ち返り、行ないを改めよ。ほかの神々を慕ってそれに仕えてはならない。わたしがあなたがたと先祖たちに与えた土地に住めと言ったのに、あなたがたは耳を傾けず、わたしに聞かなかった。
16 レカブの子ヨナダブの子たちは、先祖が命じた命令を守ってきたのに、この民はわたしに聞かなかった。』
17 それゆえ、イスラエルの神、万軍の神、主は、こう仰せられる。『見よ。わたしはユダと、エルサレムの全住民に、わたしが彼らについて語ったすべてのわざわいを下す。わたしが彼らに語ったのに、彼らが聞かず、わたしが彼らに呼びかけたのに、彼らが答えなかったからだ。』」
18 エレミヤはレカブ人の家の者に言った。「イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。『あなたがたは、先祖ヨナダブの命令に聞き従い、そのすべての命令を守り、すべて彼があなたがたに命じたとおりに行なった。』
19 それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。『レカブの子、ヨナダブには、いつも、わたしの前に立つ人が絶えることはない。』」”
 

本日は、「レカブ人(2)」として、このことがらをもう少し見ていきましょう。

テキストに沿って見ます。

”11 しかし、バビロンの王ネブカデレザルがこの国に攻め上ったとき、私たちは『さあ、カルデヤの軍勢とアラムの軍勢を避けてエルサレムに行こう。』と言って、エルサレムに住んだのです。」”

ここには、レカブ人がバビロンを避けたこと、それゆえエルサレムへ来たことが書かれています。
終末のレカブ人として歩もうと志す人々もバビロンを避けるべきことを知りましょう。

終末の日の問題は、教会がバビロン化することであり、それを避ける人々にポイントがあります。
終末を語る黙示録の記事には以下の様にバビロンに関する記述が特筆されています。

”ヨハネの黙示録 18:2 彼は力強い声で叫んで言った。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、悪霊の住まい、あらゆる汚れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。
3 それは、すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み、地上の王たちは、彼女と不品行を行ない、地上の商人たちは、彼女の極度の好色によって富を得たからである。」”

ここに「すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み」と書かれています。
終末の日、バビロンの不品行のぶどう酒を全ての国々の民が飲む、すなわち、全てのキリスト教各派が
そのバビロン、アメリカ発の不品行のぶどう酒に影響されることが書かれています。
このことは、実現しており、多元主義者、CSルイスの教えや、トロント、ペンサコーラの悪霊リバイバルは、バビロン、アメリカを通して全世界のキリスト教会に浸透しています。
これらを通して多くのクリスチャンはキリストとの関係を断ち、他の霊を拝み、不品行を行うようになるのです。
それゆえ、以下の様に書かれています。
 
 

”ヨハネの黙示録 18:4 それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。”

終末を描く黙示録には、この女バビロンから、主の民は離れることを勧められています。
それを聴き従う人々にみこころがあるのです。
具体的にはバビロン、アメリカ由来のあらゆるキリスト教破壊の教理、教え、ムーブメントから一線を画すことです。
 


12 そこで、エレミヤに次のような主のことばがあった。
13 「イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。行って、ユダの人とエルサレムの住民に言え。『あなたがたはわたしのことばを聞いて懲らしめを受けようとしないのか。「「主の御告げ。「「”

さて、このレカブ人のことは、単にレカブ人がすばらしいということのみでなく、その神の
目的、視線は「ユダの人とエルサレムの住民」に向けられています。
彼らが発奮し、悔い改め、立ち返るためにこのことは語られたのです。
今でいえば、キリスト教会の一般のクリスチャンに向けて書かれたのです。

アメリカのレカブ人である、アーミッシュの人々の生きざま、その覚悟、この世のおける歩み方は
すばらしく、突然のできごとの中で、幼い13才の女の子でさえ、いつでも殉教の覚悟をもって
いることを世に示しました。
そして、彼らはアメリカの人々がどれ程、この世に染まり、クリスチャンの生き方から外れても
自分達はとどまるべきところに留まるとの心意気を世界に示しているのです。

もちろん、彼らは素晴らしいのですが、しかし、問題は彼らをほめそやすこと、もしくは彼らをほめそやすことだけではありません。問題、目的、視線はアメリカのいわゆる一般の平均的なクリスチャンに
注がれており、彼らがけれんみのない、この世の拘泥しない、アーミッシュの人々の歩みを見、自らを省みて悔い改める、そのことにあるのです。
 

”14 レカブの子ヨナダブが、酒を飲むなと子らに命じた命令は守られた。彼らは先祖の命令に聞き従ったので、今日まで飲まなかった。ところが、わたしがあなたがたにたびたび語っても、あなたがたはわたしに聞かなかった。”

かつての日、ヨーロッパの殉教者達の子孫である、アーミッシュの人々は、アメリカに
移ってきました。彼らは自らの身はこの新天地に移してもしかし、そうであっても
先祖達の教えを忘れず、このアメリカにおいても世に染まらず、世のものを受け入れませんでした。
アメリカ、バビロンの毒酒を決して飲まなかったのです。「レカブの子ヨナダブが、酒を飲むなと子らに命じた命令は守られた。」とのことばの通りです。

しかし、それにひきかえ、他の多くのアメリカの教団、教派、クリスチャンは変わってしまい、
この世に埋没してしまいました。多くの警告者が語ったことばも彼らの耳には届きませんでした。
「ところが、わたしがあなたがたにたびたび語っても、あなたがたはわたしに聞かなかった。」と
書かれている通りです。
 
 

”15 わたしはあなたがたに、わたしのしもべであるすべての預言者たちを早くからたびたび送って、さあ、おのおの悪の道から立ち返り、行ないを改めよ。ほかの神々を慕ってそれに仕えてはならない。わたしがあなたがたと先祖たちに与えた土地に住めと言ったのに、あなたがたは耳を傾けず、わたしに聞かなかった。”

アメリカのクリスチャンに対しては多くの神からの預言者、教師達が送られました。
その行いを改めるように彼らは語ったのです。しかし、
多くのクリスチャンはそれに聴きませんでした。結果、アメリカのキリスト教会は、
変質したもの、別のものになってしまいました。
彼らは、魔術の教科書、ハリーポッターの本を受け入れたりしています。
 

”16 レカブの子ヨナダブの子たちは、先祖が命じた命令を守ってきたのに、この民はわたしに聞かなかった。』
17 それゆえ、イスラエルの神、万軍の神、主は、こう仰せられる。『見よ。わたしはユダと、エルサレムの全住民に、わたしが彼らについて語ったすべてのわざわいを下す。わたしが彼らに語ったのに、彼らが聞かず、わたしが彼らに呼びかけたのに、彼らが答えなかったからだ。』」”

イスラエルの民の間における「レカブの子ヨナダブの子たち」の存在は、特殊なものでした、
すべてのイスラエル人が変質し、変わってしまったのではなく、彼ら、「レカブの子ヨナダブの子たち」は留まるべきところにとどまったのです。そのような模範を身近に見ながら、なおかつ背信の道を進んでしまう、そこにイスラエルの人々の問題があるのです。

アメリカのクリスチャンもアーミッシュ、現代の「レカブの子ヨナダブの子たち」の行動を身近に知りながら、その行いをただし、悔い改めようとはしません。逆にバビロン、アメリカからの
あらゆる酒をみさかいなく飲みつづけています。
キリスト教音楽は、変わり、ラブソングか、ロックミュージックか何だかわからないものに
変わっているのに、何も気にせず、その酒を飲みつづけているのです。
 

”18 エレミヤはレカブ人の家の者に言った。「イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。『あなたがたは、先祖ヨナダブの命令に聞き従い、そのすべての命令を守り、すべて彼があなたがたに命じたとおりに行なった。』
19 それゆえ、イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。『レカブの子、ヨナダブには、いつも、わたしの前に立つ人が絶えることはない。』」”
 

ここでは、堕落、変質した、ユダ、エルサレムの人々と対照的に「レカブの子ヨナダブの子たち」への
賞賛が書かれています。ですから、今の時代、現代のバビロン、アメリカ主導の変質した
キリスト教会にいる私達への勧めは、「レカブの子ヨナダブの子たち」の歩みであり、
決してバビロンの酒を受けるべきないことを知りましょう。

主の目は明らかに彼らに注がれています。彼らのように、「先祖ヨナダブの命令に聞き従い、そのすべての命令を守り、すべて彼があなたがたに命じたとおりに行なった。」ことにポイントがあるのです。

人々は変質し、バビロン化は進むとしても、主のみことばを行い、「そのすべての命令を守り、すべて彼があなたがたに命じたとおりに行なった。」人々にみこころがあることを知りましょう。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
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