No.532 貧しい者は幸い(2)


”テキスト:ルカ6:22 人の子のために、人々があなたがたを憎むとき、また、あなたがたを除名し、はずかしめ、あなたがたの名をあしざまにけなすとき、あなたがたは幸いです。
23 その日には、喜びなさい。おどり上がって喜びなさい。天ではあなたがたの報いは大きいからです。彼らの先祖も、預言者たちをそのように扱ったのです。
24 しかし、富んでいるあなたがたは、哀れな者です。慰めを、すでに受けているからです。
25 いま食べ飽きているあなたがたは、哀れな者です。やがて、飢えるようになるからです。いま笑っているあなたがたは、哀れな者です。やがて悲しみ泣くようになるからです。
26 みなの人にほめられるときは、あなたがたは哀れな者です。彼らの先祖は、にせ預言者たちをそのように扱ったからです。
27 しかし、いま聞いているあなたがたに、わたしはこう言います。あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行ないなさい。
28 あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい。
29 あなたの片方の頬を打つ者には、ほかの頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません。”

本日は「貧しい者は幸い(2)」としてさらにこの箇所を見ていきましょう。

テキストに沿って見ます。

”22 人の子のために、人々があなたがたを憎むとき、また、あなたがたを除名し、はずかしめ、あなたがたの名をあしざまにけなすとき、あなたがたは幸いです。”

終末の日には、人の子のため、すなわち、主イエスに堅くつく人々が教会から、除名されたり、
辱められたり、あしざまにけなされる日がきます。

教会とは、そもそもキリストの教会なのに一体何故、終末において、キリストに
堅くつく人々が迫害されたりするのでしょうか?

相撲の稽古をさぼって黒星続きでおこられたり、けなされる力士はいても、
一生懸命、相撲の稽古をして怒られる力士はいません。

仕事をさぼって、首になったり、減給になる社員はいても朝から晩まで一生懸命働いて
怒られる社員はいないのです。

世の中でもそうなのに、真理に根ざしているはずのキリスト教会で、
キリストに熱心な人々が非難される日が来る、そんなことがあり得るのでしょうか?

このことは、常識的には考えられませんが、しかし、聖書が
そう語るならその日は来るでしょう。
というより、その様な手品みたいな、逆転の日を来たらすために、
熱心に画策している人々がいるのです。

911テロだとか イスラムテロだとかいうヨタ話ととともに、宣伝されている
イスラム原理主義者への非難はいずれ、キリスト教原理主義者への非難と変わるでしょう。
原理主義者とは、英語でいうファンダメントリスト、すなわち、堅くみことばに
立つ人々、みことばに忠実な人々のことなのです。
いつのまにか、みことばに忠実な人を非難する土壌はすっかりできあがりつつあります。

また、教会のカルト化とかいう、怪しい、外国産、外人が扇動する
造られたムーブメントは、キリスト教会を席巻しつつあり、堅くみことばに
立つ、聖書の真理に立つ教会をカルトであると非難するようになりつつあります。

また、トランスフオーメーションだのの作り話、よた話とともに、
ことさらに一致、エキュメニカルが強調され、カソリックの偽りの教理を指摘する
人々は、カルト扱い、心の狭い人々として非難されつつあります。

かつての日、黙示録を書いたヨハネは神のことばのゆえに迫害され、パトモス島に流されました。
同じく、終末の日、「ことばは神」といわれたキリストのことばに忠実なゆえに
迫害、非難される日が来るでしょう。それが、「人の子のために、人々があなたがたを憎むとき、また、あなたがたを除名し、はずかしめ、あなたがたの名をあしざまにけなす」日なのです。
そうです、この手品の様な日は今私達の前に準備されつつあり、その日はすみやかに到来しつつあります。

すでにアメリカでは、主のみことばに忠実であるため、
そしてそうであるために、同性愛の集会に対して警告したクリスチャンのグループが逮捕され何十年もの投獄の判決を受け、また、
何万ドルという罰金刑を受けています。
そう、彼らは人の子、イエスのことばに忠実であったために、「人々が憎み、また除名し、はずかしめ、その名をあしざまにけな」されたのです。
 

かつて主は、「人の子のために」すなわち、イエスのために、
、人々が「あなたがたを憎む」、また、「あなたがたを除名し、はずかしめ、あなたがたの名をあしざまにけなす」ときが来ると語りました。

現在、クリスチャンと名がつく人々は、全世界で、プロテスタント、カソリック合わせて20億人にも
達しています。世界の大勢力です。キリスト教がマイノリテイだった頃ならともかく、これ程の人々がクリスチャンであるというのに、
それなのに、イエスの名のゆえに、主につく人々が憎まれたり、除名されたり、はずかしめたりと
いうことが起こり得るでしょうか?

まずそんなことは人間的にはあり得ないと思えます。
しかし、これは他でもない主のことばなので、我々は真剣に考えるべきなのです。

主はその様な手品の様な日が来ることを語っており、我々は今の時代、人々をクリスチャンを巧妙に扇動、
惑わす、手品士みたいな人々が暗躍していることをよく知っているので、
このことを一笑に付さず真面目に考える様勧めるのです。

私の予感では、この日は程なくしてやってくるでしょう。

”23 その日には、喜びなさい。おどり上がって喜びなさい。天ではあなたがたの報いは大きいからです。彼らの先祖も、預言者たちをそのように扱ったのです。”
 

さて、この様に主につく人々に対して終わりの日にねじ曲がり、真理からかけ離れ、
背教の道を歩む教会において迫害は必至なのですが、しかし、我々はそれをどう
受け止めるべきなのでしょうか?

聖書の答えは、「喜びなさい。おどり上がって喜びなさい。」というものです。
とはいっても、やけくそを書いているのではないのです。

我々の感覚としては、その様な目に会うのは、「嫌々ながら」「しかたなく」という感じであり、
たとえ主のため、真理のためでも「やっぱり迫害はあんまり..。」という感じでしょうが、
しかし、このことに関して主のいわれていることは我々の常識とは
だいぶ、否全然違うことを覚えましょう。

主はあたかも宝くじを引き当てた時の様に、大好運に会った人の様に喜べ、
おどりあがって喜べと語られたのです。

迫害を受けたら、それは、えびで鯛をつった時の様に大好運、超ラッキー
と思って喜べと語っているのです。
そんな風には思えないかもしれませんが、しかし、
聖書がそう語るなら、とりあえず、本当なのだと思う様にしましょう。
このことをパウロは以下の様に書いています。

2コリント4:17「今の時の軽い患難は、私たちのうちに働いて、測り知れない、重い永遠の栄光をもたらすからです。」

終末に艱難に会うと聞けば、人間的にはいやだなあと思うでしょうし、
ますます世の中が終末の観を呈して来るといやな感じが増さないでもないですが、
しかし、どうも聖書に従う限り、我々の考えと主の考えは違うようです。

艱難とその後の重い栄光とをくらべると、我々は身分不相応な栄光を受けるべく、
その艱難を経過するのだ、その様に選ばれているのだ、そう語られているのです。


24 しかし、富んでいるあなたがたは、哀れな者です。慰めを、すでに受けているからです。”

さて、主につく人々が困難に会い、みことばに忠実な人々がつらい目に会う、この曲がった
終末の時代にひとり、この世の春を謳歌し、また大いに誉れや慰めを受けている人々がいます。
それは、ここでいう「富んでいる」人々です。
この富む人々は、ラオデキヤ教会でいう、「豊かになった乏しいところは何もない」としている
人々、いわゆるたまものに「富む」、キリスト教会のリッチマンのことです。
彼らは終末の曲がり切った教会に大満足しており、地につく人々です。
この世において大満足しているのです。

彼らはまた、惑わされて貧乏クリスチャンを迫害する人々です。

貧乏人?
すなわち、霊の富や、聖霊(実際は悪霊)のたまものを
求めない人々を迫害するのです。

以下の様に書かれています。

”ヤコブ5:1 聞きなさい。金持ちたち。あなたがたの上に迫って来る悲惨を思って泣き叫びなさい。
2 あなたがたの富は腐っており、あなたがたの着物は虫に食われており、
3 あなたがたの金銀にはさびが来て、そのさびが、あなたがたを責める証言となり、あなたがたの肉を火のように食い尽くします。あなたがたは、終わりの日に財宝をたくわえました。
4 見なさい。あなたがたの畑の刈り入れをした労働者への未払い賃金が、叫び声をあげています。そして、取り入れをした人たちの叫び声は、万軍の主の耳に届いています。
5 あなたがたは、地上でぜいたくに暮らし、快楽にふけり、殺される日にあたって自分の心を太らせました。
6 あなたがたは、正しい人を罪に定めて、殺しました。彼はあなたがたに抵抗しません。”
 

さて
テキストに戻ります。

”25 いま食べ飽きているあなたがたは、哀れな者です。やがて、飢えるようになるからです。いま笑っているあなたがたは、哀れな者です。やがて悲しみ泣くようになるからです。”

「食べあきる」とは、パン、みことばに関連することばであり、要するに今の時代の
曲がり切り、添加物だらけのパン、教理を大いに食べたらふく食べ満足している人々のことです。

デーモンおじさんベニーヒンやら、トランスフオーメーションのよた話やら、嘘つき狼少年、
ピーターワグナーだのの嘘つきパンやら、あほたれユダヤのほら話、どアホウ再建主義を喜んでほおばっている愚かな人々のことです。

これらのパンを食べる人々はいずれ飢えるようになります。
何故なら、これらのパンには、真の栄養素も、健康もないからです。
狂牛病肉やら、遺伝子組み換えパンなどを食べていると健康になるどころかいずれ、
病気になり、体をおかしくします。霊の世界も同じであり、悪霊パンばかり食べている人が
健康になるはずもなく、いずれ飢え、かわくようになるでしょう。何故なら、これらのパンは真の意味で人の内側を満たさないからです。
 

「いま笑っているあなたがたは、哀れな者です。やがて悲しみ泣くようになるからです。」

同じ意味合いで、悪霊踊りで喜んでいる人々もやがて、「悲しみ泣くようになる」でしょう。
何故なら、これは、真の霊、聖霊から出たものではないので、真のいやし、満たしはないからです。
すでにトロント、ペンサコーラの悪霊水をたらふく飲んだ人々は深刻な害を受けています。
欧米では、このことに関して多くの人々が証ししています。

日本でもこの悪霊の反動で、霊的、精神的に変な影響を受けた人々が多くいます。
彼らの多くは今、「悲しみ泣くように」なっています。
 
 
 
 

”26 みなの人にほめられるときは、あなたがたは哀れな者です。彼らの先祖は、にせ預言者たちをそのように扱ったからです。”

これからの時代、大いにキリスト教会全体に喝采を受ける人々が出てくるでしょう。
キリスト教会の雑誌、新聞、テレビなどから、大いに賞賛され、大いに宣伝される、
「預言者」のことです。具体的にいえば、日本で1万人のクリスチャンを集める収容力を誇る
ベニーヒンを始めとした人々です。

日本のキリスト教メデイアで彼を悪くいう人々はいません。
しかし、聖書は明らかに、「みなの人にほめられるときは、あなたがたは哀れな者です」と語り、
そればかりか、「彼らの先祖は、にせ預言者たちをそのように扱ったからです」すなわち、
こいつら偽預言者だぞとまで語っているのです。

正しく聖書につきましょう。

今は大衆の時代であり、お客様は神様ですだの、カスタマーサービスだの一般受けすることがもてはやされる時代ではありますが、しかし、大事なのは、偽預言者の道ではなく、堅くみことばに立つことです。
いやしがあり、奇跡があり、一般受けするメッセージがあるとしてもしかし、悪霊を注ぐ器などに
ついていくべきではないのです。


27 しかし、いま聞いているあなたがたに、わたしはこう言います。あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行ないなさい。
28 あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい。”

さて、終末に関するいくつもの記述の後に突然の様に「敵を愛する」ことが書いてあります。
終末の日、神の民はそれこそ、敵味方の様に、互いに訴えあうのかもしれませんが、
しかし、主のみことばに立つ人々はそんな時でも主にある歩みをしましょう。
敵である人々、我々を呪い、侮辱する人々があらわれるでしょうが、しかし、
彼らを愛し、憎むものに善を行うことを学びましょう。
何故ならいずれ、彼らも私達も裁きの主の前にたつからです。
 

”29 あなたの片方の頬を打つ者には、ほかの頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません。”

ここでは、上着を奪い取るものについて書いてあります。
この上着ということばにはたとえが使われていると思えます。

上着の意味合いは、どういうものでしょう?
かつて、北イスラエルの最初の王、ヤロベアムの時、預言者アヒヤが真新しい外套(上着)を
裂き、12分した上で、そのうち10切れをヤロベアムに渡しました。
その時から、ヤロベアムはイスラエル12部族のうち、10部族を治めるようになったのです。
ですから上着、外套は、神の民の部族、今でいえば、キリスト教会の教派をさすと理解できます。
従って、上着を奪い取るとは、自分の属する教団、教派から追い出すぞという
脅しと理解できます。しかし、そんなおどしや、揺るがしにのってはいけないのです。
教団を追い出されても主がいれば守られます。
だからこそ、「上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません。」すなわち、
そんなことを拒むなと書かれているのです。

尚、同じ上着という
原語は以下でも使われています。この意味合いは何でしょう?
 

「マタイ24:18畑にいる者は、上着を取りにあとへもどるな。」

ここでも上着=教団、教派と考えると理解できます。自分の教団やら、教会やらにおける
位置やら、会員として残る残らないなどにこだわるなということです。
この悪霊のリバイバルを受け入れないなら、お前を教会から追い出すぞと脅されても
そんなものに引かれたり、惑わされて永遠の命を落とすなという警告なのです。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
 
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