NO.522 金持ちは殺す(2)

”テキスト:ヤコブ5:10 苦難と忍耐については、兄弟たち、主の御名によって語った預言者たちを模範にしなさい。
11 見なさい。耐え忍んだ人たちは幸いであると、私たちは考えます。あなたがたは、ヨブの忍耐のことを聞いています。また、主が彼になさったことの結末を見たのです。主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方だということです。
12 私の兄弟たちよ。何よりもまず、誓わないようにしなさい。天をさしても地をさしても、そのほかの何をさしてもです。ただ、「はい。」を「はい。」、「いいえ。」を「いいえ。」としなさい。それは、あなたがたが、さばきに会わないためです。
13 あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。
14 あなたがたのうちに病気の人がいますか。その人は教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。
15 信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。
16 ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。
17 エリヤは、私たちと同じような人でしたが、雨が降らないように祈ると、三年六か月の間、地に雨が降りませんでした。
18 そして、再び祈ると、天は雨を降らせ、地はその実を実らせました。
19 私の兄弟たち。あなたがたのうちに、真理から迷い出た者がいて、だれかがその人を連れ戻すようなことがあれば、
20 罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなたがたは知っていなさい。”

本日は、「金持ちは殺す(2)」としてさらにこの箇所を見ていきたいと思います。
テキストに沿ってみます。

”10 苦難と忍耐については、兄弟たち、主の御名によって語った預言者たちを模範にしなさい。”

さて金持ちに関する記述の後、ここには、苦難と忍耐について書かれています。また預言者について
書かれています。ですから、終末の患難時代の苦難と忍耐は、すなわち、いにしえの預言者の様に
主のことばにつく人々に起きて来るのです。そして、その艱難は金持ち、すなわち怪しいたまものに
惑わされた人々から来ます。

”11 見なさい。耐え忍んだ人たちは幸いであると、私たちは考えます。あなたがたは、ヨブの忍耐のことを聞いています。また、主が彼になさったことの結末を見たのです。主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方だということです。”

かつてのヨブは理不尽な言い分をもって、自分を攻撃、非難する友人のことばに苦しめられました。
同じく、終末の主につく人々も、回りの金持ちクリスチャンによる「お前は間違っている」との非難の
下で苦難を受けるのです。しかし、私達はヨブに対して、「主が彼になさったことの結末を見たのです。
」。最後は、主が弁明してくれることを知りましょう。
ピーターワグナーを始めとする偽りものの「霊の戦い」とかいうヨタ話にすっかり入れ込んでいる、
「たまもの追求型」、聖書的にいえば、金持ち指向の人々は、いずれ、その霊の戦いを、
対人相手、対教会相手に行うようになるでしょう。
他のクリスチャンを悪霊につかれていると攻撃するようになるのです。
その日をさして、主は「家長がベルゼブルと呼ばれる」日として預言しているのです。
いずれこの日は来ることを知りましょう。

”12 私の兄弟たちよ。何よりもまず、誓わないようにしなさい。天をさしても地をさしても、そのほかの何をさしてもです。ただ、「はい。」を「はい。」、「いいえ。」を「いいえ。」としなさい。それは、あなたがたが、さばきに会わないためです。”

終末の一つのキーワードは、「誓う」、契約する、宣誓するということばであることを
知りましょう。

コンピューター、インターネットの世界でもソフトを
入れるとき、すぐ「誓わせ」ます。同じく教会、クリスチャンの間でも誓うことが
行われつつあります。さらに終末に向かってひんぱんにこのことは行われるでしょう。
そして、最後には反キリストとの「契約」「誓い」を愚かなクリスチャンは行うようになるのでしょう。その様な7年間が終末にあることを聖書は預言しています。

嘘つき偽ユダヤは、この「契約」「誓い」を政治的なものだ、中東の7年間の条約だなどとガセネタを流していますが、
そんなものに惑わされてはいけません。

誓うことは今教会でなされつつあります。
たとえば、以前ローザンヌ契約という誓い、契約を世界中の福音派はおこないました。
聖書の「誓うな」とのことばを軽視し、愚かにも悪魔的な契約に同意してしまったのです。
このローザンヌ会議を嘘つき偽預言者ピーターワグナーはさかんに宣伝していますが、
そんな偽りにのせられてはいけません。むしろ、「あの
嘘つきが勧めるのだから、この会議には何か裏があるのでは?」と
思うのが正しい推測です。
 

この会議にば裏があり、「それはevangelism(福音)ではなく、evangelization(
福音化)をすすめるための会議であった」と欧米の研究者は指摘しています。
福音と福音化とは異なるものであり、惑わされてはいけません。

福音とは、個人を救いに導くことであり、かねてから教会が行ってきたことです。
福音化とは、キリスト教的文化、人道援助、支援などを行うものであり、
必ずしも人を救いに導くことではありません。
今世界の伝道団体は、福音化の傾向に向かっています。そのため、
純粋に伝道の働きに入る宣教師などの数は少なくなっています。
逆に飢餓への援助、社会的なボランテイアなど、「福音に」似てはいるが、
しかし、非なるものに若者は従事するようになっています。

それは、あなたがたが、さばきに会わないためです。”

終末の日において、「誓わないこと」を聖書は語ります。
それで、あらゆる種類の「誓い」「契約」に注意すべきなのだということを知りましょう。

「それは、あなたがたが、さばきに会わないため」と明確に書かれています。
それで、聖書のことばを無視し、愚かにも誓う人々は、その日、
神のさばきに入ることを覚えましょう。

終末の日に多くの人が反キリストと「契約を結び」、彼との「誓い」を結びます。
そしてそれは、神の裁きをもたらします。いわゆる「背教」とはこのことをさすのです。
 

”13 あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。
14 あなたがたのうちに病気の人がいますか。その人は教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。
15 信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。
16 ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。
17 エリヤは、私たちと同じような人でしたが、雨が降らないように祈ると、三年六か月の間、地に雨が降りませんでした。
18 そして、再び祈ると、天は雨を降らせ、地はその実を実らせました。”

かつてエリヤの時、雨の降らない三年六か月がありました。
三年六か月との期間は、終末の大艱難の時代と一致しており、その期間の型です。
艱難時代には、また聖霊の雨が降らない時でもあるのです。
しかし、その日、ツアフレフアテのやもめのかめの粉もびんの油も守られたように、
主につく「やもめ」は守られます。
 

”19 私の兄弟たち。あなたがたのうちに、真理から迷い出た者がいて、だれかがその人を連れ戻すようなことがあれば、
20 罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなたがたは知っていなさい。”
 

終末の日は多くの「真理から迷い出た」金持ちが出る時代ですが、しかし、「罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを」私達は知りましょう。
 

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
  -----------------------------7d61193420030 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream