NO.502 レビヤタンの頭を砕く

テキスト:詩編74:0 アサフのマスキール
1 神よ。なぜ、いつまでも拒み、あなたの牧場の羊に御怒りを燃やされるのですか。
2 どうか思い起こしてください。昔あなたが買い取られた、あなたの会衆、あなたがご自分のものである部族として贖われた民を。また、あなたがお住まいになったシオンの山を。
3 永遠の廃墟に、あなたの足を向けてください。敵は聖所であらゆる害を加えています。
4 あなたに敵対する者どもは、あなたの集会のただ中でほえたけり、おのれらの目じるしを、しるしとして掲げ、
5 森の中で斧を振り上げるかのようです。
6 そうして今や、手斧と槌で、聖所の彫り物をことごとく打ち砕き、
7 あなたの聖所に火を放ち、あなたの御名の住まいを、その地まで汚しました。
8 彼らは心の中で、「彼らを、ことごとく征服しよう。」と言い、国中の神の集会所をみな、焼き払いました。
9 もう私たちのしるしは見られません。もはや預言者もいません。いつまでそうなのかを知っている者も、私たちの間にはいません。
10 神よ。いつまで、仇はそしるのでしょうか。敵は、永久に御名を侮るのでしょうか。
11 なぜ、あなたは御手を、右の御手を、引っ込めておられるのですか。その手をふところから出して彼らを滅ぼし尽くしてください。
12 確かに、神は、昔から私の王、地上のただ中で、救いのわざを行なわれる方です。
13 あなたは、御力をもって海を分け、海の巨獣の頭を砕かれました。
14 あなたは、レビヤタンの頭を打ち砕き、荒野の民のえじきとされました。
15 あなたは泉と谷を切り開き、絶えず流れる川をからされました。
16 昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。あなたは月と太陽とを備えられました。
17 あなたは地のすべての境を定め、夏と冬とを造られました。
18 主よ。どうか、心に留めてください。敵がそしり、愚かな民が御名を侮っていることを。
19 あなたの山鳩のいのちを獣に引き渡さないでください。あなたの悩む者たちのいのちを永久に忘れないでください。
20 どうか、契約に目を留めてください。地の暗い所には暴虐が横行していますから。
21 しいたげられる者が卑しめられて帰ることがなく、悩む者、貧しい者が御名をほめたたえますように。
22 神よ。立ち上がり、あなたの言い分を立ててください。愚か者が一日中あなたをそしっていることを心に留めてください。
23 あなたに敵対する者どもの声や、あなたに立ち向かう者どもの絶えずあげる叫びを、お忘れにならないでください。”

本日は、「レビヤタンの頭を砕く」としてこの件をさらに見ていきましょう。

テキストを順に見ます。

”1 神よ。なぜ、いつまでも拒み、あなたの牧場の羊に御怒りを燃やされるのですか。
2 どうか思い起こしてください。昔あなたが買い取られた、あなたの会衆、あなたがご自分のものである部族として贖われた民を。また、あなたがお住まいになったシオンの山を。”

レビヤタンとは海竜、すなわち、海に住む恐竜のことです。
これは、伝説上の動物ではなく、かつて生息した実在の動物です。
現在でもいくつも化石が出てきます。現存した全ての動物の中で最強の動物、獣なのです。
そして、それはまた、世界歴史においてナンバーワンの帝国、アメリカの聖書における
別称でもあります。この国主導の偽り、キリスト教破壊のわざは世界の教会を破滅に
陥らせます。この箇所はそのことと関係した聖書箇所です。
そのレビヤタンが起こされ、この神の民が破滅させられるのは、神が「あなたの牧場の羊に御怒りを燃やされる」ゆえです。
神はその民の不信、冒涜に怒りを燃やしており、それゆえ、神の民は
今、偽りものどもの惑わしに苦もなく惑わされているのです。

”3 永遠の廃墟に、あなたの足を向けてください。敵は聖所であらゆる害を加えています。
4 あなたに敵対する者どもは、あなたの集会のただ中でほえたけり、おのれらの目じるしを、しるしとして掲げ、
5 森の中で斧を振り上げるかのようです。”
 

この箇所は現在のトロント、ペンサコーラの悪霊リバイバルをそのまま描写したかの様な
リアルな記述です。

彼等、すなわち、クリスチャンを憎む敵、偽ユダヤが変装した悪霊リバイバリストは
聖所すなわち、キリスト教会の集会のまっただなかで活躍し、あらゆる害を加えています。
害?すなわち、クリスチャンに悪霊を下し、偽りの教理のとりこにしているのです。
「おのれらの目じるしを、しるしとして掲げ」との記述も示唆的です。
何故なら、これらのリバイバルにおいては、ビデオで指摘されているように、
悪霊リバイバリストはお互いに隠れて「サタンの指サイン」を
しているからです。
「森の中で斧を振り上げる」とも暗示的、預言的です。斧を振り上げるなら、木は切り倒され、
倒れます。このことは成就しており、これらの悪霊リバイバリ集会においては
だまされたクリスチャンが続々押しかけ、自ら悪霊により、「倒されている」からです。
いわゆる「霊により倒される、按手により倒される」ことを英語では、「slain in the spirit」と
いいます。意味は「霊において殺される」という意味です。まさしく斧でクリスチャンの木が切り倒されているわけです。

「6 そうして今や、手斧と槌で、聖所の彫り物をことごとく打ち砕き、
7 あなたの聖所に火を放ち、あなたの御名の住まいを、その地まで汚しました。」

「聖所の彫り物」すなわち、多くのすばらしいクリスチャンがこれらの悪霊リバイバルにより既に打ち砕かれており、精神に異常をきたしたり、道徳的におかしくなっています。
また、聖所に火を放ちというように悪霊の火が教会に燃え盛っています。

8 彼らは心の中で、「彼らを、ことごとく征服しよう。」と言い、国中の神の集会所をみな、焼き払いました。”

国の中の集会所とは今でいえば勿論教会のことです。確かにこれらの敵、トロント、ペンサコーラ
の悪霊リバイバルに従事する人々は、世界中の教会を悪霊の火で焼き払いました。
悲しいかな、極東の島国マイナーなキリスト教国においても話は同じであり、盲目で
霊を見分けることを知らない愚かな牧師を始めとして教会こぞって、
悪霊の火に自ら飛び込んでいます。
 
 
 


9 もう私たちのしるしは見られません。もはや預言者もいません。いつまでそうなのかを知っている者も、私たちの間にはいません。”

ここでいう「しるし」とは悪霊のしるしとは正反対のもの、聖霊によるしるし、マーク、
刻印のことなのでしょう。これらは、世界のキリスト教会を席巻した悪霊派により、
あろうことか、「ベルゼブル、悪霊」として、追放されます。そして、
獣の刻印を受けた人々すなわち、悪霊のリバイバルを受けた人しか、「売り買いできない」すなわち、
救いや伝道に携われなくなるのです。
 

「もはや預言者もいません」

これからは、自称使徒、預言者、その実よく預言の外れる、ピーターワグナー、ベニーヒン、
ビルハモンの様に、偽預言者のみ受け入れられるようになります。
正しい神の霊による預言者は、正統的、主流派といわれるキリスト教会からは
受け入れられず、追放されます。したがって、いわゆる正統派といわれるキリスト教世界においては、「もはや預言者もいません」

”いつまでそうなのかを知っている者も、私たちの間にはいません。”
 

これからキリスト教会がかつてのものと異なる似てもって非なるものとなるでしょう。
皆、かつての古き良きキリスト教会はどこへ行ったのか、いつまで、この様に
おかしな状況が続くのかといぶかるでしょうが、しかし、いっったい、「いつまでそうなのかを知っている者も、私たちの間にはいません」という状況になります。
 

”10 神よ。いつまで、仇はそしるのでしょうか。敵は、永久に御名を侮るのでしょうか。
11 なぜ、あなたは御手を、右の御手を、引っ込めておられるのですか。その手をふところから出して彼らを滅ぼし尽くしてください。
12 確かに、神は、昔から私の王、地上のただ中で、救いのわざを行なわれる方です。
13 あなたは、御力をもって海を分け、海の巨獣の頭を砕かれました。
14 あなたは、レビヤタンの頭を打ち砕き、荒野の民のえじきとされました。
 

ここで作者は、神が「海の巨獣の頭を砕」かれる方であることを語っています。
それで、この箇所が語っているのは終末の日、あの聖書に預言された恐竜帝国アメリカの
破壊と冒涜が炸裂する日のことであることがわかります。

そして、その日、神が聖徒の祈りに答えてレビヤタンを打ち砕く日のことであることも
わかるのです。そして、このことは聖書にこの様に明記されているので、
当然ながら、実現します。

さしもの猛威をふるう冒涜の民、冒涜教理もその日倒されるのです。
 

「レビヤタンの頭を打ち砕き」

蛇、竜の頭を打ち砕くということばが暗示するのは、かつてのエデンの園における
蛇と女との争いに関するあの預言です。
 

「創世記3:15 わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。」

この日、レビヤタンの頭が打ち砕かれるのはいわゆる積年の大怨を晴らし、
偽りの蛇の頭を砕くこととも関係するのです。
 

「16 昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。あなたは月と太陽とを備えられました。
17 あなたは地のすべての境を定め、夏と冬とを造られました。
18 主よ。どうか、心に留めてください。敵がそしり、愚かな民が御名を侮っていることを。
19 あなたの山鳩のいのちを獣に引き渡さないでください。あなたの悩む者たちのいのちを永久に忘れないでください。」
 

その日は、大艱難の時代であり、「敵がそしり、愚かな民が御名を侮っている」
日ですが、主につく教会においては、レビヤタンのわざが一掃されることを覚えましょう。
 

”20 どうか、契約に目を留めてください。地の暗い所には暴虐が横行していますから。
21 しいたげられる者が卑しめられて帰ることがなく、悩む者、貧しい者が御名をほめたたえますように。
22 神よ。立ち上がり、あなたの言い分を立ててください。愚か者が一日中あなたをそしっていることを心に留めてください。
23 あなたに敵対する者どもの声や、あなたに立ち向かう者どもの絶えずあげる叫びを、お忘れにならないでください。」”

その日は艱難の日ですが、しかし、愚かな勝ち誇る民もいずれ見るようになるでしょう。
神がその民との「契約に目を留め」、仇をすみやかに滅ぼすことを。
仇とは、もちろん、蛇民族のことであり、その扇動に惑わされる的外れな人々のことです。

まとめますが、聖書は明らかにレビヤタンの殺される日について語っており、また、
黙示録12
章は、蛇、竜が地上に落とされることを語っています。
レビヤタンが主の民により、倒され、敵の働きが主につく教会から一掃される日は
近いのです。

終末における主のみこころを行いましょう。
ー以上ー
  -----------------------------7d632c740164 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream