No.479オリーブ山


テキスト:

”使徒1:11 そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
12 そこで、彼らはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムの近くにあって、安息日の道のりほどの距離であった。”

本日は「オリーブ山」という題でメッセージをします。
私達の主が終末に再臨するとは、聖書が明確に語る真理ですが、
それでは、一体、主はどこに再臨するのでしょう?
このこと、
主がどこに再臨するかという、その場所に関して考えるなら、
上記テキストは明らかに「オリーブ山」であると語っていることがわかります。

主がオリーブ山から、昇天しまた同じありさまで、来るという以上、再度オリーブ山に来ると
思った方が正しいでしょう。

さて、オリーブ山ということばにたとえの意味あいはないのでしょうか?
このことを考えてみたいと思うのです。

オリーブ山に関して、マルコ14章では以下の様に記しています。


マルコ14:
26 そして、賛美の歌を歌ってから、みなでオリーブ山へ出かけて行った。”
 

ここで、皆と書かれている人々は、主イエス及び、12弟子達のことです。
彼らは最後の前の日、ゲッセマネの時まで、主に忠実に
ついていた人々です。
ですから、終末の日においても、オリーブ山と関係するのは、クリスチャン全てというより、
終末の日に最後まで、それこそ命の危険を犯してまで、
主に忠実、みことばに忠実な人々、主の弟子達のことであることが想像されます。

さらにオリーブということから考えるなら、オリーブとは、
オリーブ油というように油、と関係しています。
油は度々いうように、聖霊のたとえです。
ですから、この語からの語りかけは、オリーブということばを通して、聖霊に
つく人々を暗示しているとも理解できます。そうオリーブは聖霊に関係しており、間違っても、
トロント、ペンサコーラ、悪霊の第3の波を始めとする、悪霊のリバイバルに参加する人々のことではありません。
 

さて、オリーブ山に主が来られることに関しては実は、
旧約聖書、ゼカリヤ書に預言されています。以下の通りです。

”ゼカリヤ14:4 その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ移り、他の半分は南へ移る。
5 山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたは、わたしの山々の谷に逃げよう。ユダの王ウジヤの時、地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げよう。私の神、主が来られる。すべての聖徒たちも主とともに来る。”

この箇所を見てみましょう。

”4 その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ移り、他の半分は南へ移る。”
 

「その日、主の足は、エルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ」とのことですが、
このエルサレムは地理的なエルサレムのこと、イスラエルの首都エルサレムのことなど決して、
語っていません。今のエルサレムは殺りくと暴虐の町です。またその東の門の前にある、
地理的なオリーブ山のことを語っているとも思えません。

逆にこれは、かつて主の弟子がオリーブ山に集まった様に、終末の日に主の弟子として立つ人々のことを
さすと思われます。彼らはオリーブということばで象徴されるように、聖霊に満たされた人々、聖霊に
導かれる人々です。
 

主の足がオリーブ山の上に立つと語ることにより、聖書がいわんとしていることは何でしょうか?
それは、再臨の主の助け、目的は、ひとえに主の弟子、また聖霊に導かれる人々をめざしており、
彼らこそ、主の目が注がれている人々と語っているように思えます。彼らこそそう
なのです。逆にそうでない人々は、再臨の日に危ない、
さばきに入る可能性があるかもしれません。
 

”オリーブ山は、その真中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ移り、他の半分は南へ移る。”
 

オリーブ山が2つに分かれ、南と北にわかれると記されています。このことの意味あいは何でしょう?
かつて私達は旧約の神の民の国が2つに分けられ、南と北とに分けられていたことを学びました。
すなわち、北のイスラエル国と南のユダ国です。このことはある意味、新約でも行われ、
新約の教会は、2つに分けられ、北のカトリック、南のプロテスタントに分けられるといえます。
ですから、オリーブ山が分けられ、それが北と南に分けられると書くことにより、聖書が語ろうとしているのは、すなわち、オリーブ山、主の弟子は、北、カソリックにも、また南、プロテスタントにも
起きるようになる、そう語っているように思えます。

黙示録7つの教会、どこに対しても勝利者への呼び掛けがあるように、カトリック、プロテスタント、
どちらにもオリーブ山、主の弟子がいるのです。
 
 
 
 
 

”5 山々の谷がアツァル(
のこりのもの)にまで達するので、あなたがたは、わたしの山々の谷に逃げよう。ユダの王ウジヤの時、地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げよう。私の神、主が来られる。すべての聖徒たちも主とともに来る。”
 

アツオルとは残りの者という意味あいがあります。ですから、このオリーブ山とはまた、
終末の日に最後まで、主の前に忠実に「残る」人々と関係があります。
 

「ユダの王ウジヤの時、地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げよう。」

終末の日には、地震があります。もちろん、最近パキスタンで起きた様に文字どおりの
地震も起きます。しかし、それとともにこのことばにはたとえの意味あいもあるようです。
地震は町や家を揺るがすものであり、たとえの意味あいとしては、
終末の日の艱難を意味すると思われます。

その日、キリスト教会に艱難が起き、多くの人々が主を裏切り、みことばを裏切るようになるでしょう。
現在の全ての国の体制や国連はその日に向けて着々と準備されています。
国連主導でガイア神(ルシフアー)崇拝、統一宗教が形成され、これに
従わない者は、宗教的に非寛容な人々として、罰せられるようになるでしょう。
欧米の心あるまた、見る目のあるクリスチャン達はこのことに関して警告を発しています。
アメリカのCutting Edge等のサイトはこのことを語ります。

しかし、主につく人々はこれらの災いから逃れるようになるでしょう。

「私の神、主が来られる。すべての聖徒たちも主とともに来る。」

さて、これらの艱難のまっただ中に主が降りてこられます。これこそ、聖書の預言する、主の再臨です。
 

「すべての聖徒たちも主とともに来る。」

すべての聖徒がくる、このことばは以下の新約のことばと符合します。

”1テサロニケ4:13 眠った人々のことについては、兄弟たち、あなたがたに知らないでいてもらいたくありません。あなたがたが他の望みのない人々のように悲しみに沈むことのないためです。
14 私たちはイエスが死んで復活されたことを信じています。それならば、神はまたそのように、イエスにあって眠った人々をイエスといっしょに連れて来られるはずです。
15 私たちは主のみことばのとおりに言いますが、主が再び来られるときまで生き残っている私たちが、死んでいる人々に優先するようなことは決してありません。
16 主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、
17 次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。”
 

すなわち、終末の艱難の中で殉教した人々とともに主も来られるということを語っているのです。

この聖徒とは、また、以下の訴える聖徒をもさします。

”黙示録6:9 小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。
10 彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを行なわず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか。」
11 すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい。」と言い渡された。”
 

ですから、裁き主である主とまた、艱難時代に殺された聖徒が再臨するわけです。
その後に、始まることは?
勿論、獣とその偽りに従った人々、また聖徒を迫害した人々への裁きが起きるに決まっています。
そう裁きが来るのです。

ですから、私達はしかと知らなければなりません。
艱難時代、艱難時代とおおげさにいい、むやみにサタンの働きを過大視してはいけないのです。
その時はすみやかに過ぎ去り、ほどなく、裁きの
日が来るようになるのです。また、よしんば、艱難時代に殉教したとしてもすぐに
復活するのです。

恐るべき方を恐れ、この方を恐れなければなりません。
裁き主は近く、私達が自らの行いによりさばかれる日が近いのです。
肉体を殺してもたましいを殺し得ないこけおどしの
獣のおどかしにのせられ、永遠の後悔をすべきではありません。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  -----------------------------7d5261233014a Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream