No.476 和解


”テキスト:マタイ5:25 あなたを告訴する者とは、あなたが彼といっしょに途中にある間に早く仲良く(和解)なりなさい。そうでないと、告訴する者は、あなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡して、あなたはついに牢に入れられることになります。
26 まことに、あなたに告げます。あなたは最後の一コドラントを支払うまでは、そこから出ては来られません。”

本日は、和解という題でメッセージしたいと思います。

上記テキストに沿って見ていきたいを思います。

”25 あなたを告訴する者とは、あなたが彼といっしょに途中にある間に早く仲良く(和解)なりなさい。”

ここで告訴する、和解することについて書いてあります。告訴、和解とは、
裁判に関して使われることばです。

私は何も法律に触れる様なことはしていない、まして裁判ざたなんて思う人もいるかもしれませんが、
聖書は誰でも一度は裁判、裁きの場に立つことを述べています。下記の通りです。

ヘブル9:27「そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように」
 

それで、上記テキストにある、裁判官とか、下役とは、実は私たち誰もが通過する、
死後のさばきに関することがらであることが想像できるのです。
そして、もしそうであったら、これは例外なく誰でも通過する日のことがら、私もあなたも関係する
日のことであるかもしれない、そのことを覚えてください。

さて、「あなたを告訴する者」とは、誰でしょう?
この告訴するということばは以下の箇所でも使われています。

ルカ18:3「 その町に、ひとりのやもめがいたが、彼のところにやって来ては、『私の<
相手>をさばいて、私を守ってください。』と言っていた。」
 

1ペテロ5:8「 身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの<敵>である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」
 

上記箇所を見る限り、「あなたを告訴する者」とは、要するに我々を裁きの場、死後の裁きの場において、
我々の罪を訴える人をさすように思えます。
具体的には何のことでしょう?
我々を訴えるもろもろの義の律法でしょうか。
 
 

「あなたが彼といっしょに途中にある間に早く仲良く(和解)なりなさい。」

さて、私達には誰でも死後、裁きの時が定められており、誰でも例外なくその場に立たされ、そして私達の様にたたけばほこりの出る、歩みのともなっていない者達はその場で大いに罪を宣告される可能性があるのです。

それで、聖書は、彼といっしょに途中にある間に仲良くなる、和解すべきことをのべているのです。

我々を訴えるもろもろの証書、訴えと和解すべきと語っているのです。「一緒に途中にある間」とは、
すなわち、死後の裁きの座に出る前、私達の命が尽きるその前ということでしょうか。

人には死ぬその前になすべきことがあるのです。
死ぬ前になすべきこと、お墓を用意することか?いいえそんなことをいっているのではありません。
人は死後必ず裁きを受け、それは例外のないことなので、裁きの前、裁判の前に
備えをしておかなければならないのです。

「早く仲良く(和解)なりなさい。」

この和解に関してパウロはこう書いています。
 

”コリント人への手紙第二 5:18 これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。
19 すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。
20 こういうわけで、私たちはキリストの使節なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。
21 神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義となるためです。”

和解とは神との和解であることがわかるのです。
私達はたとえどの様な人生を送ろうと送るまいと、皆等しく、
誰でも死後裁きの座に出るのです。例外なくです。

そして、和解していない人はその場で訴えられ、相応な罰を受けるようになります。

”そうでないと、告訴する者は、あなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡して、あなたはついに牢に入れられることになります。”

もし、私達が神との和解を生きている間受け入れなかったら、その時どうなるのでしょう?
裁判官に引き渡され、裁判官はその人を下役に引き渡し、ついに牢に入れられることが書いてあります。これは、いわゆる地獄のことなのです。そうあの場所、「金持ちとラザロ」の話で金持ちが苦しんだあの場所です。


26 まことに、あなたに告げます。あなたは最後の一コドラントを支払うまでは、そこから出ては来られません。”

和解なしにこの場所で裁きにあう人々は最後の一コドラント、最後の一円を支払うまで、
全ての罪科の罰を受けるようになるでしょう。ほんのささいな嘘も言葉の罪も
全て自前で支払うようになるでしょう。

何と恐ろしいことでしょうか。

この我々が払わなければならない額、罪はどの位の値なのでしょう?
他の箇所では、王に1万タラントの負債のあるしもべについて書いてあります。
1万タラント、日本円で6千億円にもなる額を我々は自前で払わなければならない、それに相当する罰を受けなければならないというのです。

我々は、いかにこの方と和解すべきことでしょうか。

我々はこのことを知っているから、全ての人が死後裁きにあうこと、和解なしに会う裁きが恐ろしいものであるので、全ての人に神と和解することを勧めるのです。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー -----------------------------7d530d83014a Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream