NO.456  時を変える


”テキスト:ダニエル7:23 彼はこう言った。『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。
24 十本の角は、この国から立つ十人の王。彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。彼は先の者たちと異なり、三人の王を打ち倒す。
25 彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。
26 しかし、さばきが行なわれ、彼の主権は奪われて、彼は永久に絶やされ、滅ぼされる。
27 国と、主権と、天下の国々の権威とは、いと高き方の聖徒である民に与えられる。その御国は永遠の国。すべての主権は彼らに仕え、服従する。』”

(ブレントン70人訳)

7:23 And he said, The fourth beast shall be the fourth kingdom on the earth, which shall excel all other kingdoms, and shall devour the whole earth, and trample and destroy it.
 24 And his ten horns are ten kings that shall arise: and after them shall arise another, who shall exceed all the former ones in wickedness and he shall subdue three kings.
 

本日は「時を変える」という題でメッセージしたいと思います。
終末の日、獣の国が「時を変える」とダニエル書に書かれています。このことの意味あいを考えてみたいと思います。

テキストに沿って見ます。

”23 彼はこう言った。『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。”

ここで第4の獣の国について書かれています。獣とは何か?
獣とは人間でなく、人の行いをしません。同じくこの第4の獣も人の行いをせず、
他国への侵略、殺害、戦争を積極的に行います。

今の時代におけるこの獣の國ナンバーワン候補はどの国でしょうか?
誰が考えてもそれは、アメリカ以外ありません。建国以来ほんの200年で、200回以上の戦争、紛争を起こし、
あらゆる国を攻撃、支配、どう喝する国、この国以外にはありません。また全世界の全ての国の総軍事費の40%をも一国で占めている単独覇権国、アメリカ以外ありえないのです。

「全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。」

全土を食い付くすとは、すさまじいどう猛な獣のありさまを語っています。
あらゆる国がこの国の牙の下で犠牲、苦痛を受けることを語っているのです。
たとえば、日本の歴史において、国の国土を蹂躙、破壊した国は世界のどの国でしょう?
アメリカ以上にこの日本を破壊した国はありません。全国100以上の日本の都市は、この
国の爆弾の下で、火の海となりました。広島、長崎に落ちた原爆は30万以上の犠牲者を
出しました。

この様な破壊を日本にもたらしたのは、イギリス、オランダでもまた
中国でもなく、ただ、アメリカのみです。ですから、

もし、私達日本人が自分の歴史から観察して、現在の世界の中で、もっとも
この獣にあてはまる国をいうなら、それは、客観的にいって、アメリカ以外ありえないのです。
そしてそれは日本だけでなく、ベトナム、アフガン、イラク等世界の多くの国にとってそうなのです。
 

”24 十本の角は、この国から立つ十人の王。彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。彼は先の者たちと異なり(邪悪さでまさり)、三人の王を打ち倒す(従わせる)。”

ここで書かれているのは、この第4の国、獣の国の内訳、詳細です。
その内容として;
1. この第4の国は、10の角及び後から登場する1本の角とからできている
2. この後からの一本の角はどうも強いらしく、前からあった10本の角のうち、
3本の角を自分の意のままに従わせる。
3. この10本の角はどれも邪悪ではあるが、彼等と比較しても後から出てきた
1本の角の方がずっと邪悪さではまさっている。
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ここで書かれているのは、まず古くから存在するヨーロッパ
の国々が10本の角と形容されていることです。
そして、これらの10本の角の後、すなわち歴史的に新しい国として、現れる1本の角
アメリカの姿です。このアメリカこそ、第4の獣と称される、終末の特別な獣の国の
主体、本体、中心であることをこの箇所は語っています。すなわち、
後から出てきたこの新しい一本の角が横柄にも、横暴にも、以前からある10本の
角に影響を与え、支配するのです。そのうち、3本の角、すなわち10のうち、
3国は、アメリカにひたすら、服従、いいなりであることが書かれているのです。
このことは、成就しており、3本の角、英、独、仏はアメリカ
のいいなりです。たとえば、アメリカ大統領ブッシュのプードル犬と揶揄される英国首相
の姿にこの3本の角の預言の成就を、端的に見ることができます。

これらの聖書のことばは文字どおり我々の目の前で成就しているのですが、
悲しいかな、クリスチャンの目は閉ざされ、何も見ていません。
逆にEUに反キリストが出るなどとの的外れな解釈にうつつをぬかし、
時を知ろうとしません。

”25 彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。”

ここでいう、「彼」とは、文脈の流れからは、この一本の角と理解できます。
ですから、くり返しますが、アメリカこそ、これから起きる終末の
艱難時代、聖徒迫害の張本人、黒幕であることを知らなければなりません。
アメリカはキリスト教国だなどと勘違いしてはいけません。
この国こそ、またこの国に関する預言こそ、ダニエルの知恵と悟りをもっても、「悟れなかった」と
いわれた特別な国であり、終末の獣の国を特定することは難しいのです。
その国を自分は一見してすぐ判別できるなどと思ってはいけないのです。
(ダニエル8:27 「しかし、私はこの幻のことで、驚きすくんでいた。それを悟れなかったのである。」)

アメリカは単純なキリスト教国ではなく、その実体はユダヤ化、バビロン化された
キリスト教の国であり、終わりの日のキリスト教変質、教会破壊、聖徒の迫害のために
特別に備えられた国なのです。このことに関する多くの記事をアメリカの主につく
多くのクリスチャンが書いており、それはインターネットで(今は)参照できます。私達の
この国に関する理解はこれらの多くの文献によっています。
 

「彼は時と法則を変えようとし」

ここで法則と書かれたことばは実は律法をさす単語であり、すなわち、獣の国は
神の律法を変えようとするのだということは以前見ました。
このことは今、さかんに行われており、聖書の律法に従って、同性愛に抗議
したクリスチャンは、この獣の国において、逮捕、投獄されました。

さてそれでは「時を変える」とはどういう意味なのでしょう?
私は今はこの様に理解しています。

すなわち、彼等は時計を変更して、
「終末」をさす、時計の針を変えて、「終末の50年前」または、「終末の
100年前」などと実際の時間と異なる表示を人に示しているのではないか、
そう思っているのです。
実際の時刻は8:00丁度の時間であり、もうその家の主人が会社で出かける時間なのに、
時計の針を密かに巻きなおし、8時15分前とか、8時
30分前などに変更しておけば、御主人は安心してお茶を飲み、ゆっくりとし、結果として
会社に遅刻してしまいます。

同じことを獣の国はめざし、実際はもう終末なのに、その時をクリスチャンが正しく理解できない様に、
誤解するようにしむけ、終末の供えができないように役に立たない様にしむける、
それがすなわち、「時を変える」ことだと思われます。時計を変更され、時を変えられ、
その結果、門を閉められ、結婚式に間にあわない、「愚かな花嫁」達を量産すること、
それが、獣の計画ではと思われるのです。

さて、このことがもしそうだとして、時を変えるとは、具体的には
どうするのでしょうか?タイムマシンみたいに時間を旅する
機械を使うのでしょうか?

もちろん彼等はタイムマシンを使うわけではないのですが、
しかし、確かに「時を変え」ています。
どのようにしてでしょうか?

聖書に「蛇」はもっとも知恵のある動物であることが書かれていますが、
もっとも知恵のある民族、自分達をプロトコールの中で、「蛇」と語る人々は、
時を変えるすべを心得ています。

時を変えるにはどうすればよいのか?
実際の時や時間を変えることは人には不可能です。
しかし、みんなが「時が変わった」「まだ
その時ではない」「(実際は終末なのに)まだ終末ではない」と
錯覚させることは可能です。
みんなが錯覚すれば、結果として、「時を変える」ことに成功したことになります。
知恵のある蛇、人をだますことにたくみな某民族は「人を錯覚させ、
今の時を理解させない」ことに全力を尽くしているのです。
彼等は確かに「時を変えようとしており」それは、成功しつつあります。
 

世界で起きているあらゆるできごとは「時を悟らせない」
方向で起きていることをしらなければなりません。
アメリカはとっくの昔に某民族の手に握られ、ローゼンタールによれば米国の大統領も、
ルーズベルト以来、誰も彼も皆、「彼等の許す」人しか、大統領になれない
様になっています。すなわち、もうすでに「支配された時代」に
入っているのですがこのことは、人にはわからないようになっています。
時がまだ来ていない様に、時計の針は戻され、人々が錯覚するように、
大統領選ごとにわざとらしい、選挙が行われています。
はじめから、否もう何年も前から、誰が大統領になるかは、
決まっているのですが、大衆がそれを悟り、今の時を知ることがないように、
わざとらしい選挙の大騒ぎが行われているのだそうです。

ついでながら、いずれ、女権拡張の彼等のラインにのっとり、
ヒラリークリントンさんが、初の女性大統領になるとの噂を何年も前から聞いています。
これは別に予言しているわけではありませんので、あたりはずれという問題ではないのですが、
何かの参考ということで書いておきます。しかし、
もしそうなれば、この国が確かに「支配されている」「全ては計画されている」ことの
証拠になるでしょうか。

キリスト教会にも同じ手法が使われており、世界のキリスト教会を牛耳る人々は、
クリスチャンが今の時を悟らない、知ることができないようにすることを最重要課題
として扱っているように思えます。

聖書には、終末の時を知ることができるように、暗い時を示す星の光として、
預言があると書かれているのに、一体どのようにして、クリスチャンをだますことができるのでしょうか?実際はもうその終末であり、預言はそれを裏ずけるのに、「まだまだ」と
人々に錯覚させるにはどうすればよいのでしょうか?
 
 

その方法はガセねた、すなわち偽情報を出すことです。
具体的には、終末の預言について、偽りの「解釈」を掲げ、
それを大規模に教会に宣伝、浸透させるという方法です。
そしてそれらの偽りの「解釈」には共通の特徴があり、
それは、時を変えることに関係しています。
具体的には、「終末はまだ先だ」「まだまだ、時のしるしは起きていない」
と思わせるものが多いのです。

たとえば、アメリカで何百万部も売れているというレフトビハインドシリーズ
の本などはその一貫です。レフトビハインドシリーズは艱難前携挙説に沿った
小説であり、終末に関する「彼等の書いた筋書き、ストーリー」に沿ったものです。
ヨーロッパに反キリストが出るだの、イスラエル国が終末の鍵だの、ありとあらゆる
一連のガセネタが網羅されています。

これらのヨタ話は以下の様に人々の心を惑わし、実際の時を理解させず、
根拠のない、偽りの安心を与えます。

*ヨーロッパに起きる反キリスト説:
実際の反キリストの国、獣の国はアメリカであり、この国の実情を見れば、
終末が近いことは一目瞭然。しかし、ヨーロッパ統合、その後、反キリストが起きるなどと
いう教えにひっかかると、まだまだヨーロッパは統合もされていないので、時はまだ先と錯覚する。

*「荒らす憎むべき者が聖なるところに立つ」とは、エルサレム第3神殿に反キリストが立つこと
という説:
この教えもクリスチャンの理解を鈍らせ時を知ることができないようにしています。
いまだに神殿の影もできていないので、神殿に反キリストが龍野は立つのはまだまだ先として、
クリスチャンの時間感覚を鈍らせています。
しかし、「読者よ悟れ」とのことばがいうように、このことばの意味しているのは
その様な物質的な神殿をさつとはいえないと思われます。我々は
聖書を字義通りにしか読めない愚か者の轍に従わず、かえって悟らなければならないのです。
教会の聖なるところ、講壇にはすでに荒らす憎むべき者、怪しい器達がたっており、このことばは
すでに成就していると思う方が妥当なのです。

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ですから、上記の様に、この預言、獣が時を変えるとのことばはキリスト教会において成就しており、多くのクリスチャンは、偽物のタイムテーブル、異なる時間をさす時計を与えられていることを知るべきです。

それらの大多数のクリスチャンに与えられたタイムテーブルによれば、
まだまだEUの統合も実現していないこの時代は、終末までだいぶ時間があることになりますし、あわてたり、恐れたりする必要もないことになります。
そしてこれらのトンデモ教理はスコフールド注解やら、日本の聖書の欄外に注として書かれます。
ローマが終末に復活するだのとのヨタ話や、レフトビハインドなどの空想、妄想、
異端教理小説により、これらは大きくクリスチャンの間に広がっていきます。

”聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。”

もうすでに聖書が預言した獣の国は登場しており、この国は世界を席巻しかつ、さかんにキリスト
教会の変質を行ってています。また律法をも時をも変えつつあります。
この国に関する預言は正確に成就しているのです。
ですから、後の預言、「聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。」との
預言もいずれ、正確に成就すると思ってよいのです。
全てのクリスチャンと名のつく人が迫害されるわけではありませんが、「聖徒」と呼ばれる
敬けんな人々は、迫害に入ります。しかし、その
時は限られており、神により2000年以上前から定められており、それは3年半に過ぎないことを知りましょう。
全ては神のみ手にあり、神の許しがなければ一羽のすずめさえ落ちず、
また艱難の時もやってこないのです。
それゆえ、神は、主につく人々のためには、「苦難とともに脱出の道を備えて」おられることを
知りましょう。
 

”26 しかし、さばきが行なわれ、彼の主権は奪われて、彼は永久に絶やされ、滅ぼされる。”

この獣の国、アメリカは世界を席巻しますが、しかし、その最後、行き着く先は
裁きです。そして何と「永久に絶やされ、滅ぼされる」のです。
これはアメリカの裁きであり、またこの獣の国を操る獣民族の運命でもあります。
この様に聖書には、今世界に並ぶ者のない単独覇権国となった、暴虐な国アメリカ、
及びこの国を用いる獣の民の未来が預言されています。

この様な明確な預言を理解することもせず、(できず?)、
自分達は世界で一番知恵のある民族だなどと勘違いしている人々を私はやはり、
愚か者、世界一愚かな民族といわざるをえません。

”27 国と、主権と、天下の国々の権威とは、いと高き方の聖徒である民に与えられる。その御国は永遠の国。すべての主権は彼らに仕え、服従する。』”

”いと高き方の聖徒である民”とは、艱難時代の中でも忠実であったクリスチャンのこと、また
蘇る聖徒達のことです。彼等にその日、国と、主権と、天下の国々の権威が与えられます。
だからその日、逆転が行われるのです。獣に惑わされ、反キリスト的な器を拝したり、
また獣の国アメリカ主導の怪しいキリスト教ムーブメントに従っていった人々はその
日、獣とともに裁かれるでしょう。
しかし、艱難時代にあっても最後まで、イエスとそのみ言葉に忠実だった人々はその日、誉れを受けるのです。そう、その日は逆転の日です。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
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