NO. 434エジプトを食い荒らすいなご(2)

 

 

テキスト:出エジプト10:12 主はモーセに仰せられた。「あなたの手をエジプトの地の上に差し伸ばせ。いなごの大群がエジプトの地を襲い、その国のあらゆる草木、雹の残したすべてのものを食い尽くすようにせよ。」
13 モーセはエジプトの地の上に杖を差し伸ばした。主は終日終夜その地の上に東風を吹かせた。朝になると東風がいなごの大群を運んで来た。
14 いなごの大群はエジプト全土を襲い、エジプト全域にとどまった。実におびただしく、こんないなごの大群は、前にもなかったし、このあとにもないであろう。
15 それらは全地の面をおおったので、地は暗くなった。それらは、地の草木も、雹を免れた木の実も、ことごとく食い尽くした。エジプト全土にわたって、緑色は木にも野の草にも少しも残らなかった。
16 パロは急いでモーセとアロンを呼び出して言った。「私は、おまえたちの神、主とおまえたちに対して罪を犯した。
17 どうか今、もう一度だけ、私の罪を赦してくれ。おまえたちの神、主に願って、主が私から、ただこの死を取り除くようにしてくれ。」
18 彼はパロのところから出て、主に祈った。
19 すると、主はきわめて強い西の風に変えられた。風はいなごを吹き上げ、葦の海に追いやった。エジプト全域に、一匹のいなごも残らなかった。
20 しかし主がパロの心をかたくなにされたので、彼はイスラエル人を行かせなかった。”

本日は「エジプトを食い荒らすいなご(2)」として、さらにこのことを見ていきたいと思います。

順に見ます。

”12 主はモーセに仰せられた。「あなたの手をエジプトの地の上に差し伸ばせ。いなごの大群がエジプトの地を襲い、その国のあらゆる草木、雹の残したすべてのものを食い尽くすようにせよ。」”

わざわいがエジプトに下ろうとしており、いなごが食いつくそうとエジプト
の地に来らんとしています。
これはわざわいであり、裁きです。
何故エジプトの地に裁きが来るのか?
それは、パロ王が神の前に身を低くすることを拒みまた、神から遣わされたモーセ、アロンのことばに
耳を傾けようとしないからです。モーセは律法を代表する、すなわち、みことばを代表します。
また、アロンは祭司であり、神への礼拝を象徴します。
すなわち終末の教会、パロ、大きな家は、もう神に従おうとせず、またみことばにきかず、礼拝を軽んじ、それゆえ裁きに入るのです。

"
13 モーセはエジプトの地の上に杖を差し伸ばした。主は終日終夜その地の上に東風を吹かせた。朝になると東風がいなごの大群を運んで来た。"
 

杖を通してイナゴの害はこの地にやってきました。
杖は人の歩みを助けるものです。それで、これは信仰の歩みを助けるものとして、
教師のたとえと思われます。
そう、いなごの害は教師を通して教会に浸透するのです。

このことばは成就し、教会の牧師を養成する神学校は今、いなご製作所みたいなところになってしまい、
キリストの復活も奇跡も歴史的な事実ではないとか、エキュメニズムは正しいだのの冒涜神学を
本気にしてしまった愚かな牧師を大量養成する場所と変わってしまいました。
そう、イナゴの大群が大量発生するようになってしまったのです。

”14 いなごの大群はエジプト全土を襲い、エジプト全域にとどまった。実におびただしく、こんないなごの大群は、前にもなかったし、このあとにもないであろう。

かつてなく今後もない大規模ないなごの害があることが書かれています。
この大量のいなごの害は今、私達の目の前で起きています。
カルトだのバルトだのの浅薄な嘘つき神学を本気にする愚かな
教団、教会は跡形もなく、信仰を崩されており、愚かなカソリックは文献学がどうのと、
偉そうなことをいいながら、愚かにも聖書を外れ、仏教なんだか、マリヤ教なんだか、わけのわからない
宗教になっています。

福音的な教会においても艱難前再臨説や、第三の波系の嘘つき教理が浸透しつつあります。
 

この地は何故この様なかつてないいなごの害にあったのか?
それは、この教会が愚かにもことばは神といわれた方のことばを捨て、獣法皇や、
嘘つき神学者や、偽預言者ピーターワグナーの妄言に聞き従うことを選んだからです。
彼らは自らの行いの酬いを受けているのです。

”15 それらは全地の面をおおったので、地は暗くなった。それらは、地の草木も、雹を免れた木の実も、ことごとく食い尽くした。エジプト全土にわたって、緑色は木にも野の草にも少しも残らなかった。”

いなごの害のため、この地エジプトの全土は食い尽くされ、「緑色は木にも野の草にも少しも残らなかった」ことが書いてあります。今の教会にあてはめれば、教理という教理が汚染され、食い尽くされ、
まともに食える、受け入れられるものは何もなくなったということでしょうか。
これは、確かに今の教会において成就しています。
全ての教会は、このイナゴの害、偽りの教理の害の下にあるのです。

ですから、我々は、たとえ福音派、聖書に忠実という教会であっても大なり小なり、いなごに
食い荒らされているのだと思うべきなのです。何故なら、聖書がそう述べているからです。
そして、現実を見るなら、それはその通りであり、
福音派、聖書信仰に忠実であると自称している教団、教会も
のきなみ程度の差こそあれ、どれも偽りの下にあり、
あの嘘つき民族が真のユダヤ人だと
信じていたり、艱難の前に挙げられるだのの偽りの教理の下にあります。
やはり、聖書のいうことば、「緑色は木にも野の草にも少しも残らなかった」とのことば、
すなわち、教会という教会は全ていなごの害に会う、このいなごの害を受けない教会など、今の
時代においては、皆無である、そう考えることが正しいのです。

「そんな馬鹿な」「うちはそうじゃないぞ」なんていう人もいるかもしれませんが、
しかし、繰り返しますが、やはり、神のいうこと、また聖書の主張の方が
正しいのではないでしょうか。

”16 パロは急いでモーセとアロンを呼び出して言った。「私は、おまえたちの神、主とおまえたちに対して罪を犯した。
17 どうか今、もう一度だけ、私の罪を赦してくれ。おまえたちの神、主に願って、主が私から、ただこの死を取り除くようにしてくれ。」”

パロはわざわいに会う度にその都度、モーセ、アロンを呼び出し、こう祈ってくれ、
こうしてくれと忙しいのです。しかし、不思議にも自分の歩みは改めようとはしません。

今の時代のパロ、大きな家、教会も同じであり、何かと言えば、
神のみことば(律法= モーセに通じる)や、教会、礼拝(祭司=アロンに通じる)ということばを
持ち出すのですが、しかし、一向にみことばを行おうとも思わないし、主の声に聞き従おうとも
しません。

ちなみにキリスト教書店に行き、キリスト教会で出版されている、本や、新聞、雑誌を見てみれば
確かに今の時代のパロ、教会は何かと言えば、モーセ、アロンを呼びつけている、
名前を声に出していることがわかります。

やれ、「聖書の何とか注解書」だの、「礼拝についての考察」だの、色々な本が出版されているのです。
しかし、それでは、彼らが神のことばに熱心に従っているのかというと、そうではありません。

彼らはすでにカルトやらバルトやらの声に聞き従い、既に「ことばは神である」といわれた方を
嘘つき呼ばわりし、「実際はイエスキリストは奇跡も行わず、神の子でも何でもない。
キリストが神であるとは、ただそう信じている人にのみ、事実であるに過ぎない(?)」などと、わかったようなわからないような詭弁を繰り広げ、ことばなる方を冒涜しています。
この様なカルト男の冒涜にくみする愚かな神学者は、何かと言えば、「聖書のことば」はどうだの、
礼拝の基本はどうだの、といいますが、しかし、だからといって、彼らは信仰に熱心なんだ、
礼拝に熱心なんだなどと思い違いをしてはいけません。

彼らはモーセにも聞かず、アロンにも聞かなかったパロ王により予表される人々であり、
神の前にかたくなになり、ついには裁きに至る人々に過ぎません。

”18 彼はパロのところから出て、主に祈った。
19 すると、主はきわめて強い西の風に変えられた。風はいなごを吹き上げ、葦の海に追いやった。エジプト全域に、一匹のいなごも残らなかった。
20 しかし主がパロの心をかたくなにされたので、彼はイスラエル人を行かせなかった。”

モーセ、アロンが祈った時、いなごが追いやられ、残らなかったことが書いてあります。
その様なわけで、終末の日に生きる私達、教会をおおうあらゆるイナゴ、冒涜教理に心を傷める、
人々が知らなければならないことがあります。それは、いずれ、このいなごは消えていくということです。
もちろん、キリスト教会全てにおいてとはいいませんが、しかし、主につく人々の
教会においては、これらの冒涜教理をふりかざすいなごが消える日が来るでしょう。

この日をさして黙示録は表現を変えてこの様に語っています。

”黙示録12:7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、竜と戦った。それで、竜とその使いたちは応戦したが、
8 勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。”
 

いなご、すなわち、神のことばを蝕む、冒涜教理は、エジプトの国々を食い尽くすでしょうが、
しかし、主につく民にあっては、これらは一掃されることを知りましょう。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー
 
 
 
 
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