NO.394背教


”テキスト:2テサ2: 1さて兄弟たちよ。私たちの主イエス・キリストが再び来られることと、私たちが主のみもとに集められることに関して、あなたがたにお願いすることがあります。
2 霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。
3 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。”

本日は背教という題でメッセージをしたいと思います。
終末の日に教会において大規模な背教が起こる、そのことを見ていきたいと
思います。

順に見ます。

”1さて兄弟たちよ。私たちの主イエス・キリストが再び来られることと、私たちが主のみもとに集められることに関して、あなたがたにお願いすることがあります。”

ここに書かれているのは、再臨に関する注意です。終末の日に関する、注意書きです。
道を歩いていると、歩道の塀に「ペンキ注意」などと注意書きがしてあります。
何故注意書きが書かれているかというと、ここには危険があるからです。
気付かずに塀にさわると洋服にペンキがついたりして、大変な目にあいます。
しかし、注意書きに目をとめる人は、そんな「災害」から免れます。

同じ意味あいでここに書かれていることは、前もって書かれた「注意文」です。
終末の日に必ず起きてくるある「災害」偽りについて書かれているのです。
そして、この注意書きに目をとめる者は幸いです。

”2 霊によってでも、あるいはことばによってでも、あるいは私たちから出たかのような手紙によってでも、主の日がすでに来たかのように言われるのを聞いて、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。”

さて、どの様な災害、偽りが終末の日に待っているかというとそれは、「主の日がすでに来たか」の様な
偽りが起きてくるというのです。

さあここがポイントです。よくよく目をこらして見てください。
私はクリスチャンになって30年以上経ちますが、このことば「「主の日がすでに来たか」の様な
偽りということばには正直最近まで、ピンときませんでした。あまりこれに類する偽りを見聞きしなかったのです。しかし、しかし、今は違います。この手の偽りが姿をあらわしています。

「キリストは1914年から天において統治している」なんてことをいうエホバの証人の教理など、
この「主の日がすでに来たかの様な」嘘をつく人々のひとつの例です。
彼等、エホバの証人は再臨の予言をし、しかもそれがよく外れることで有名な、そしてユダヤフリーメーソンの影響がおおいに伺われるインチキ団体ですが、あまりにも予言が外れるので、苦肉の策として、
誰も確認できないことをでっちあげたのが、この「1914年からキリスト天において統治説」です。

誰も天にいったことはないのですから、誰もこの話が本当か嘘か確かめようがありません。
「1億光年のかなたにウルトラの星があり、そこにウルトラマンの家族が住んでいる」と
主張しているようなものです。
「そんなバカな」とは誰でも思うのですが、しかし、「じゃあ嘘かどうか確認してみろ」と
いわれても、今の科学では、1億光年の先までロケットでいって見てくることはできないので、
確認のしようがないのです。嘘くさいが、しかし、確認のしようがない話なのです。
 

「西暦2000年にキリストが地上再臨する」といった「目に見えるキリストの再臨」に関して語ると
外れた時、その外れたことが一目瞭然なので、嘘つき達はない知恵を振り絞ったのでしょうか。

似た様な苦肉の策が「よく予言が外れる嘘つきマリヤ」の「ファイテイマ予言」です。
あまり外れるので、予言を公表しないことにしたのです。何年もたってから、実は「当初から
こう書かれていました」などとしらじらしい嘘をつくわけです。

さて、エホバの証人の話が出ましたが、この宗教は宗教の専門家である某民族が発明した
ある意味実験宗教団体であることを知ってください。
この宗教を操る人々はこの宗教を通して、「どの様にして、クリスチャンを洗脳するか」「どの様にして、
目的の教理を人々の心に植え付けるか」を研究しているわけです。

そんなものを研究してどうするのか?
彼等がその様にして、この宗教を通して、実験を重ねている理由は、
それは、終末の日に全世界のキリスト教会を「背教」へ引きづり込むその方策を練っているのです。
エホバの証人も総数何百万人にもなる結構大きな団体ですが、しかし、
彼等を操る某民族の人々が狙っているのは、全世界20億ものクリスチャンを
うまく、操るその日です。何百万人もの人の心を操り、実験をくり返して取得した有効な教理、方法、方策はその日全世界20億人のクリスチャンを操るのに役立つでしょう。

さて、エホバの証人を操る彼等は「1914年からキリストは天で統治している」と主張することにより、
すなわち、「もう主の日が来た」、すでに聖書に預言されているその時になったと主張していることを
覚えて下さい。

そしてこの偽りの教えで「もう主の日が来た」と早とちりし、恐怖によるマインドコントロールをされた信者は、馬車馬の様に偽りの教理の伝道にまい進しているわけです。いわゆる恐怖によるコントロールをされているわけです。

さて、同じ様な嘘、既に主の日が来たかの様な嘘をあの嘘つきども、すなわち、ピーターワグナーを初めとする聖霊の第3の波系の人々が主張しようとしていることを知ってください。
彼等はキリストの再臨に関してこの様な大嘘を語っています。

すなわち
1.キリストの再臨は2回ある。
2.最初の再臨の時、キリストは霊として来られ、勝利者すなわち、
使徒、預言者(ピーターワグナー、ベニーヒン達のこと)の上に受肉する
3.この受肉したキリストを受けた使徒、預言者は、教会においてキリストの権威を帯びる
4.この「キリストの権威を帯びた使徒、預言者」に聞き遵わない者(聖書の教理に堅く立つもの)は反キリストの霊にやられたもの
5.彼等は地上から、削除、抹殺すべきである。

こんなとんでもないことを主張しているのです。「霊で来たキリスト」なんて誰も確認しようがないと思うのですが、「実験を重ね」嘘にたくみなかれらは、自信をもってこの様な嘘を語っているのです。
彼等には勝算があるのです。

”3 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。”

「 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい」と聖書は重ねて、
だまされないことを警告しています。
何故そう書くのか?

それは我々をうまくだますのが、終末の敵の方策であり、またこの様に書かれていてもそれでも
まんまとだまされてしまう人が多いのでしょう。

今は本当に終末に入りつつあるかという時代に思えます。
もう地平線の向こうには、多くの終末の偽りの教理や登場人物の姿が見えつつあります。

「まず背教が起こり」

さて、終末の日に必ず背教が起きることをパウロは特筆しています。
そして、これは主の再臨の前、主の日の前に必ず起きることなのです。

背教とはそもそも何を意味するのか?
読んで字のごとし、教えに背く、キリストの教えに多くのクリスチャン、教会が背く日、
それが背教の日です。
この日を考えるのに、旧約の民の背教を考えれば理解しやすいでしょうか。

かつての神の民は、ダビデ、ソロモンにより始まったイスラエル王国、世界で唯一神に仕える国として、
神への正しい礼拝と祝福のうちを歩んでいました。
しかし、その王朝の終わり頃、この国には背教がまんえんしました。
真の神に仕えるべく立てられた宮の中にさえ、偶像が祭られるようになったのです。
そして、イスラエル、ユダは他国へ捕囚となって連れ去られてしまったのです。

そして同じことが終末の日に新約の神の民の上に必ず起きることをパウロは預言しているのです。
ですから、このことは望ましくはないですが、しかし、必ず、教会の背教は起きると知らなければなりません。

さて、背教はいつ、どの様にして起きるのか?
私が今、理解する限り、聖霊の第3の波を標榜するグループを中心にして
世界的な背教が進むように思えます。

彼等ピーターワグナーを初めとする偽り者どもは、終末には、「ルターの宗教改革に匹敵する、いや
それ以上に大きな変換、パラダイムシフトが起きつつある」などとたわごとをいいつつ教会の健全な教理を
変質させつつあります。

「今までの教えにとどまる者はイエスの改革に反対した律法学者、パリサイ人の様な人々だ」などと、
これらの異端教理への変換をすすめています。

異端教理?
すなわち、携挙はない、それは悲観論者の教えだなどとのトンデモ教理です。

これらの異端教理は好ましくありませんが、しかし、これらはいずれ
世界のキリスト教会を席巻するようになることを知りましょう。
何故そういうのか?それは聖書は明らかに終末の日に背教があることを
語っているからです。そして、聖書がそう語るなら、これは必ず実現するのです。

それで、我々はこれらの「しるしと不思議を行う」偽り者どもに決して惑わされないことに
心しましょう。聖書は終末の日の惑わしを見越したかのように、「 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。」と書いているからです。

私の確信が間違えでなければ、私達はもうすでにこのことばが預言した時代に入りつつあります。
すなわち背教の時代に入りつつあるのです。

背教に関してはっきりと知らなければならないことがあります。
それは、この背教とは、かつてのイスラエル歴史の最後ののアッシリア捕囚そして、
ユダの背信のすえのバビロン捕囚に匹敵することがらであるということです。
かつての日、自分の生まれた国から捕囚されて行った人々は「先祖のゆずりの地」から
捕らえ移されてしまいました。
先祖のゆずりの地とは、教会の歴史にあてはめるなら、歴代のクリスチャン達が主から報いとして
受けてきた永遠の命のことです。

何をいいたいかというと、今この背教に引きづり込まれる人々は「永遠の命」が
危ないということをいっているのです。

嘘つきピーターことピーターワグナーの語る「ルターの宗教改革に匹敵するいやそれ以上に大きな
教会の改革が今行われつつある」なんていう嘘話を真に受けて、
今までの教理を捨て去り、彼等のいうほら解釈やほら預言に聞き遵う愚か者どもは、
実は「先祖のゆずりの地」から捕らえ移されつつあることを知るべきです。

しかし、そうではあっても聖書が「終末に背教が起きる」と語る日、すなわち背教の日、すなわち、
多くのクリスチャンがあるべきところから移され、偽りの教理に聞き遵い、「ことばは神」といわれた方を冒涜する日は残念ながら、いずれ来ることを知りましょう。

そして、さらに残念なことにはその日は思っていたより早そうです。
しかし主につく者はこの邪悪な日においても堅く立ち、自分と自分につく者達のために
雄々しく戦おうではありませんか。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー