NO.391 ヨエルの軍隊


テキスト:”ヨエル1:
1 ペトエルの子ヨエルにあった主のことば。
2 長老たちよ。これを聞け。この地に住む者もみな、耳を貸せ。このようなことがあなたがたの時代に、また、あなたがたの先祖の時代にあったろうか。
3 これをあなたがたの子どもたちに伝え、子どもたちはその子どもたちに、その子どもたちは後の世代に伝えよ。
4 かみつくいなごが残した物は、いなごが食い、いなごが残した物は、ばったが食い、ばったが残した物は、食い荒らすいなごが食った。
5 酔っぱらいよ。目をさまして、泣け。すべてぶどう酒を飲む者よ。泣きわめけ。甘いぶどう酒があなたがたの口から断たれたからだ。
6 一つの国民がわたしの国に攻め上った。力強く、数えきれない国民だ。その歯は雄獅子の歯、それには雄獅子のきばがある。
7 それはわたしのぶどうの木を荒れすたれさせ、わたしのいちじくの木を引き裂き、これをまる裸に引きむいて投げ倒し、その枝々を白くした。”
 

本日はヨエルの軍隊という題でメッセー
ジしたいと思います。ヨエルの軍隊とは、聖書にはないことばですが、しかし、欧米
において既に存在しています。どういうものかというと:これは聖霊の第3の波系の
教会で提唱されている組織です。この軍隊は、いわゆる聖霊の第三の波系の使徒、預
言者の下に従い、彼等を受け入れない(反キリスト的な)反対者を滅ぼし、抹殺、削
除するということです。

中国共産党の下にも毛沢東の教えを忠実に実践するというこ
とで、すっかり教育、洗脳された「紅衛兵」という名の少年、青年団体が「反対者」
をさんざん、攻撃したことがあります。この「紅衛兵」の聖霊の第三の波版、悪霊版
ということでしょうか。そんな組織があると聞いても「そんなもの、実際には成功し
ない」とたかをくくる人も多いかもしれません。

しかし、聖書黙示録の中には、この
ヨエルの軍隊と対応しているかと思える箇所が厳然と存在します。もしかすると、こ
れは、まさに黙示録的な組織、働き、運動なのかもしれません。そのことを見ていき
たいと思うのです。さて、ヨエルの軍隊という名前から連想できるのは、この組織は
ヨエル書と関係があるのではないかということです。

上記テキスト、ヨエル書を見て
下さい。ここには、ヨエルの軍隊、すなわちイナゴの軍隊が記されています。彼等は
神がその民に与えた良いもの、すなわち、穀物もぶどう酒をも食い尽くします。これ
は災いです。ですから、ヨエルの軍隊とは、神の民への災いの軍隊なのです。さて、
この軍隊、イナゴの軍隊は、実は終末において大きな意味あいがあります。

それは、
他でもないこのイナゴの軍隊が黙示録に記されているからです。今はどんな時代なの
でしょう?私の理解によれば、今は多くの終末の記述が日々実現しつつある、大変な
時代です。すなわち、ノア、ロトの時代ということばは、あの聖霊の第三の波、悪霊
の洪水、悪霊の火の降り注ぎにより、成就しています。また、その流れの預言者の中
には、「高められた預言者は、死に打ち勝つようになる」などと、キリストの復活ま
がいのことまで語られ始めている状況です。恐らく彼等、うさんくさい偽使徒、偽預
言者の誰かが、「復活劇」を演出するのでしょう。

その中で黙示録のあのことば、
「剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣」すなわち、偽復活が盛大に宣伝され
るのでしょう。同じくこのヨエルの軍隊、いなごの軍隊は、以下の黙示録のことばと
符合しており、大変な時代が来たように思えます。この箇所を見ていきましょう。


示録9:1 第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上
に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。2 その星が、底
知れぬ穴を開くと、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上り、太陽も空も、この穴
の煙によって暗くなった。3 その煙の中から、いなごが地上に出て来た。彼らには、
地のさそりの持つような力が与えられた。4 そして彼らは、地の草やすべての青草
や、すべての木には害を加えないで、ただ、額に神の印を押されていない人間にだけ
害を加えるように言い渡された。5 しかし、人間を殺すことは許されず、ただ五か月
の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺したときのよ
うな苦痛であった。6 その期間には、人々は死を求めるが、どうしても見いだせず、
死を願うが、死が彼らから逃げて行くのである。7 そのいなごの形は、出陣の用意の
整った馬に似ていた。頭に金の冠のようなものを着け、顔は人間の顔のようであっ
た。8 また女の髪のような毛があり、歯は、ししの歯のようであった。9 また、鉄の
胸当てのような胸当てを着け、その翼の音は、多くの馬に引かれた戦車が、戦いに馳
せつけるときの響きのようであった。10 そのうえ彼らは、さそりのような尾と針と
を持っており、尾には、五か月間人間に害を加える力があった。11 彼らは、底知れ
ぬ所の御使いを王にいただいている。彼の名はヘブル語でアバドンといい、ギリシヤ
語でアポリュオンという。12 第一のわざわいは過ぎ去った。見よ。この後なお二つ
のわざわいが来る。13 第六の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は神の御
前にある金の祭壇の四隅から出る声を聞いた。14 その声がラッパを持っている第六
の御使いに言った。「大川ユーフラテスのほとりにつながれている四人の御使いを解
き放せ。」15 すると、定められた時、日、月、年のために用意されていた四人の御
使いが、人類の三分の一を殺すために解き放された。16 騎兵の軍勢の数は二億であ
った。私はその数を聞いた。17 私が幻の中で見た馬とそれに乗る人たちの様子はこ
うであった。騎兵は、火のような赤、くすぶった青、燃える硫黄の色の胸当てを着け
ており、馬の頭は、ししの頭のようで、口からは火と煙と硫黄とが出ていた。18 こ
れらの三つの災害、すなわち、彼らの口から出ている火と煙と硫黄とのために、人類
の三分の一は殺された。19 馬の力はその口とその尾とにあって、その尾は蛇のよう
であり、それに頭があって、その頭で害を加えるのである。20 これらの災害によっ
て殺されずに残った人々は、その手のわざを悔い改めないで、悪霊どもや、金、銀、
銅、石、木で造られた、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を拝み続け、
21 その殺人や、魔術や、不品行や、盗みを悔い改めなかった。”

順に見ます。
 
 
 

”1 第五の御使い
がラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。そ
の星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。2 その星が、底知れぬ穴を開くと、穴
から大きな炉の煙のような煙が立ち上り、太陽も空も、この穴の煙によって暗くなっ
た。

ここに「鍵」についての記述があります。鍵は啓示や、知識の門と関係がある
ようです。それでこの箇所が語っている「その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えら
れた」との記述は、新しい啓示が開かれることをさしているように思えます。勿論、
良い意味では無く、悪魔的な目的、惑わし、偽りの目的で啓示の鍵が与えられ、啓示
の門が開くのです。

今、アメリカ第三の波系の教会においてはNew Thingとして新し
い啓示、新しい教えが席巻しています。このみことばとまさに符合しています。「こ
の穴の煙によって暗くなった」と書いてあります。真理が見えず、正しい歩みが見え
ない状態に教会はなるのでしょう。今、これらの異端的な教理を教会にもたらすいか
がわしい連中は、いたけだかに反キリスト的な教理を教会に「強要」しています。
 


の異端的な教え、悪霊マリヤや獣教皇の教会、カソリックとの合同をめざすエキュメ
ニカル運動に反対する者は、「キリストの教えに反している?」などというトンデモ
教理を声高に叫んでいます。何が真理だか誰も見えなくなっているのです。確かに
「太陽も空も、この穴の煙によって暗くな」っています。

”3 その煙の中から、いな
ごが地上に出て来た。彼らには、地のさそりの持つような力が与えられた。4 そして
彼らは、地の草やすべての青草や、すべての木には害を加えないで、ただ、額に神の
印を押されていない人間にだけ害を加えるように言い渡された。”
 

聖書の中では、蛇
はみことばを曲げ、誤らせる存在として出てきますが、さそりは、霊的なものと関連
するようです。ですから、「彼らには、地のさそりの持つような力が与えられた」と
は、霊的な惑わし、霊的な偽りに関する「力」が神から与えられたことが想像できま
す。これは、まさに今起きている、金粉やら銀粉やら、悪霊のいやしやらの「力」で
す。これらは神の許しの下で与えられた力です。

堅く主につかない者、御霊を汚す者
が裁かれる時がまさに到来したのです。これらのイナゴの軍隊、ヨエルの軍隊やら、
セルグループ等の洗脳集団(この運動の裏には、怪しい教会破壊グループが暗躍して
いることを欧米のサイトは警告しています)、の害は、「ただ、額に神の印を押され
ていない人間にだけ害を加え」られることを知りましょう。

すなわち、真の聖霊を受
けていない人々はこれらの軍隊の害を受けます。中国毛沢東の狂信的、殺人的政策を
実行するために洗脳された人々、紅衛兵が用いられました。同じ意味あいで、教会内
の洗脳された大教会学校、ホームスクール、チャーチスクール等(これらは、異端的
な再臨論を展開するユダヤ再建主義者が牛耳っていることを欧米のサイトは警告して
います)を通して洗脳されたイナゴ軍、すなわち悪霊リバイバル大賛成の洗脳済み部
隊が作成されるようになるのでしょう。

”5 しかし、人間を殺すことは許されず、た
だ五か月の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺した
ときのような苦痛であった。6 その期間には、人々は死を求めるが、どうしても見い
だせず、死を願うが、死が彼らから逃げて行くのである。”

「さそりが人を刺したと
きのような苦痛」と書いてありますが、これらの悪霊のリバイバルに惑わされる人々
は皆霊による苦痛を受けるでしょう。

”7 そのいなごの形は、出陣の用意の整った馬
に似ていた。頭に金の冠のようなものを着け、顔は人間の顔のようであった。”

この
ヨエルの軍隊とは、要するに馬すなわち、教会、集会のことです。彼等は「出陣の用
意の整った馬」の様に主につく人々、クリスチャンを攻撃しようと準備します。彼等
は、自分達は神に仕える崇高な軍隊きどりですが、実態は、「主につく人々への迫害
部隊」です。彼等は「神に仕える」つもりで、キリストを十字架につけたかつての盲
目な群集の子孫です。彼等は先祖の罪の升目を満たすようになるでしょう、そして後
には裁きを受けるのです。

「頭に金の冠のようなものを着け」
 

教会の頭は、キリスト
であるべきなのに、これらの盲目な群集はキリスト以外の人を頭におきます。その頭
とは、「霊として再臨したキリストの霊が受肉した(?)」なんていうトンデモない
大嘘こきの偽りもの、あのユダヤの匂いの濃いインチキ使徒、預言者達です。2000年
迄に日本大リバイバルなんていうアドバルーン大外れの外れ大賞、狼少年ピーターこ
とピーターワグナー、何度も大恥をかきつづける懲りないデーモン男、ベニーヒン、
それから2004年日本リバイバルを預言した大口男、ビルハモン等です。

彼等は頭であ
るべきキリストの位置をいつの間にか盗み取り、教会においてキリストの座を占め、
頭となるトンでもない「偽キリスト達」です。彼等は金の頭と表現されます。金は信
仰と関係があります。ですから、これらの「信仰ある使徒、預言者」は、惑わされた
教会において、ちやっかり、頭となり、キリストになりかわるのです。聖霊の第三の
波に代表される新しい波、霊の特徴、目標はキリストの栄光を奪い、偽りものの使
徒、預言者を高くあげるものであることを知るべきです。

”顔は人間の顔のようであ
った。”
 

人間とは聖書的にいえば、ちりから作られ、かつ「神の息」すなわち、聖霊
が吹き込まれたもの、すなわち、クリスチャンをさすもののようです。これらのイナ
ゴの軍隊は「人間の顔のよう」でした。しかし、実態は人間ではないのです。人間の
お面をつけた猿、獣のようなものなのです。別のことばでいえば、彼等はあたかもク
リスチャンの団体、教会のように見える、その様な外見を持っている、しかし、実態
はイナゴ、獣に過ぎないということでしょうか。これは、ほとんどホラー話の様です
が、しかし、実際に起きていることです。

聖霊の第三の波を始めとする偽りをすっか
り受け入れているクリスチャン、教会はもうあるべき、クリスチャンとしての一線を
超えつつあり、既にイナゴ、獣への道へ入り始めていることを知るべきです。もう欧
米においては、この手の教会は既に一線を超えてしまっているのかという情報を我々
は受け取っています。すでにこれらの教会においては、あの悪霊マリヤを拝するカソ
リックとの一致が喧伝され、みそもくそも一緒、悪霊も聖霊も一緒という状態になっ
ています。

”8 また女の髪のような毛があり、歯は、ししの歯のようであった。”
 


の髪は、新約聖書の中で権威と関連ずけて語られています。ですから、彼等は権威に
従う、忠実に従う軍隊、集まりであることがわかります。現在世界中にセルグルー
プ、小集会運動、日本でいえば小牧者運動が広がっています。この運動は信徒一人一
人が積極的に学び、活動するので、良いことずくめのように見えます。しかし、この
終末の時代、何でも「良い」といわれるものは吟味する必要があります。この運動は
実は、たくらみを持った世界的な運動であることを欧米のサイトは警告します。この
運動は欧米に端を発しておりますが、その目的は大教会の中にセルグループ、すなわ
ち、教会内教会とでもいうべき、小さなグループを作り出し、そのグループの教材、
教理、方針等を彼等「たくらみのある人々」が独占し、彼等の息のかかった人にまか
せ、「彼等の意」のままに教会を操ろうというもののようです。

詳しくは説明できま
せんが、「さもありなん」という傾向がこの運動には確かに見受けられます。このグ
ループの中で特に強調されているのが、「権威に従う」ことであり、このことはいず
れ、このグループの人々があのうさんくさい、使徒、預言者に従う日の前備えとなる
でしょう。しかし、それはキリストに至らせるものではありません。「歯は、ししの
歯のようであった」と書かれているように、彼等は獅子、すなわち悪魔につく人々で
あることを知るべきです。

”9 また、鉄の胸当てのような胸当てを着け、その翼の音
は、多くの馬に引かれた戦車が、戦いに馳せつけるときの響きのようであった。”
 


当ては、弓の矢を防ぐものです。彼等ヨエルの軍隊は、多くの非難や批評を浴びたと
してもしかし、それにもめげず、「サタンの意志を」全うするということでしょう
か。また、「多くの馬に引かれた戦車」と書かれているように、彼等ヨエルの軍隊を
始めとする「霊の戦い」をにしきの御旗に掲げる「惑わされた好戦家」であることを
知りましょう。もしかすると彼等うさんくさい戦略家達が発明した「霊の戦い」とい
う概念にも隠れた戦略があるのかもしれません。霊の戦いが神社や、都庁に向かって
いる間は我々には無関係と思うかもしれません。

しかし、いずれ、「霊の戦いが必
要」という潜在意識をすっかりと植え付けられてしまった洗脳ずみの「盲人」のほこ
さきは、「地上をきよめることが必要」などとのKingdom now(王国を今)のトンデ
モ教理とあいまってこれらの偽りの使徒、預言者よりは見えない主に聞き従おうと志
す人々へと向かうことを知りましょう。

これらの人々こそ、「権威に従わない反キリ
ストの霊にやられた人々」というわけです。繰り返しますが、今行われている「霊の
戦い」を始めとする第三の波系の流れていわれていること、標榜されていることがら
は綿密な計算に基づいたシュミレーション行為、練習のようなものです。その日、自
称「訓練された弟子」、神の前には「悪霊に導かれたイナゴ軍」は、すっかり盲目と
なり、主につく人々を攻撃すべく集まるようになることを知りましょう。

”10 その
うえ彼らは、さそりのような尾と針とを持っており、尾には、五か月間人間に害を加
える力があった。

ここでは、尾について書かれています。尾による害があるわけで
す。尾に関しては以下のように書かれています。

”イザヤ9:14そこで、主はイスラ
エルから、かしらも尾も、なつめやしの葉も葦も、ただ一日で切り取られた。15その
かしらとは、長老や身分の高い者。その尾とは、偽りを教える預言者。”
 

ですから
「尾」とは、他でも無い偽預言者のことなのです。「2000年迄日本大リバイバル予言
が大外れした嘘つき男ピーターワグナー」や同じく「2003年日本リバイバル予言が大
外れしたデーモンおじさんことベニーヒン」の様な嘘つき預言者どものことをさすの
です。こんな様な嘘つきどもをバアル崇拝し、信じて、そのあげく悪霊の害を受ける
わけです。

”11 彼らは、底知れぬ所の御使いを王にいただいている。彼の名はヘブ
ル語でアバドンといい、ギリシヤ語でアポリュオンという。”

アバドン、アポリュオ
ンとは「破壊者」という意味があります。ですから、これらの偽預言者への指令は、
破壊者、すなわち教会を破壊する者から来ているのです。だからこんな嘘つき偽預言
者の霊やインチキな教えを吟味もなく受け入れる愚かな人々の教会は破壊されていく
のです。

”12 第一のわざわいは過ぎ去った。見よ。この後なお二つのわざわいが来
る。13 第六の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は神の御前にある金の祭
壇の四隅から出る声を聞いた。14 その声がラッパを持っている第六の御使いに言っ
た。「大川ユーフラテスのほとりにつながれている四人の御使いを解き放せ。」”


の箇所では、「大川ユーフラテスのほとりにつながれている四人の御使い」が解き放
たれることについて書かれています。ユーフラテス川は旧約におけるイスラエル、神
の民と異邦人との境界に流れていました。これは、新約の水の流れ、聖霊の水のたと
えでしょう。この水こそ祝福だったのですが、しかし、終末の日には、聖霊の働きに
害が加えられ、み使いが解き放たれます。ここで解き放たれるみ使いは、前の説の底
知れぬところのみ使いなどと同じような類い、教会破壊の働きを進めるのでしょう

”15 すると、定められた時、日、月、年のために用意されていた四人の御使い
が、人類の三分の一を殺すために解き放された。16 騎兵の軍勢の数は二億であっ
た。私はその数を聞いた。”
 

騎兵の数が2億とは何をさすのか?今迄の流れから理解
するなら、底知れぬところのみ使い、解き放たれた4人の悪霊のみ使いの下の軍隊、
今のことばでいえば、ヨエルの軍隊等の第三の波系の軍隊でしょうか。彼等は騎兵、
戦う者であり、迫害の急先鋒、悪霊注ぎの先兵です。しかも厄介なことには、自分達
は神のみこころを行っていると確信しているのでしょう。その数は2億とは文字どお
りの数と思われます。今の第三の波系の影響の大きさを考えるなら、いかにもあり得
る数字です。今、これらのヨエルの軍隊等の流れの人々は、自分達の決心、意志を表
明するために、「これらの教えを必ず守ります」などと契約に署名したり、誓ったり
しています。聖書の「誓うな」ということばを忘れたのでしょうか?彼等は神に仕え
るために誓ったつもりでしょうが、実は底知れぬところのみ使いとの契約をかわして
いるのだと言うことに気付くべきです。尚、ローザンヌ条約に関しても参加した教会
代表者達は、署名し、契約をかわしています。この条約のいかがわしさもいつか語るつもりです。

”17 私が幻の中で見た馬とそれに乗
る人たちの様子はこうであった。騎兵は、火のような赤、くすぶった青、燃える硫黄
の色の胸当てを着けており、馬の頭は、ししの頭のようで、口からは火と煙と硫黄と
が出ていた。”

「火と煙と硫黄」とは、まさに霊を表すことばであり、これらの軍隊
やグループが、霊を強調するいわゆるカリスマ、ペンテコステ、今でいう第三の波を
始めとした働きであることがわかります。
 

”18 これらの三つの災害、すなわち、彼
らの口から出ている火と煙と硫黄とのために、人類の三分の一は殺された。”
 

ここで
1/3の人類が殺されたことが書かれています。ここをどんな風に理解すべきなの
か、文字どおり1/3の人類が死ぬと理解すべきなのか?あまり確定的なことはいえ
ないのですが、今の感覚ではたとえと思われます。すなわち、人類とは、「神の息=
聖霊」を吹き込まれた人のこと、真のクリスチャンのことであり、彼等は死=すなわ
ち、聖霊を奪われ、悪霊に導かれるようになるのでしょう。
 

”19 馬の力はその口と
その尾とにあって、その尾は蛇のようであり、それに頭があって、その頭で害を加え
るのである。”
 

「尾は蛇のようであり」とはまさにその通りであり、現在成就してい
ることです。尾は上記ことばによれば、「偽りを告げる偽預言者」です。彼等は蛇の
ようだというのです。蛇はエデンの園で人をだまし、命の木への道を妨害した蛇に通
じます。現在、現れている、kingdom now, restoration(回復), reconstruction
(再建主義), dominionism(統治主義)等を語る預言者達はまさに蛇であり、神の
終末のことばを言い換え、曲げて、キリストの再臨を実質変質、無効にし、その教え
を逆手にとって、自分達を「キリストの権威を受けたもの」などと、言い換えていま
す。何でも「キリストの再臨は2段階であり、最初の時のキリストは見えない霊で再
臨し、その霊は(隠れユダヤの)使徒、預言者に受肉する」そうです。

それで、この
(見えないキリスト)を受肉した(隠れユダヤの)使徒、預言者に逆らう者は皆、反
キリストなんだそうです。要はユダヤによるキリスト教支配の実現ということでしょ
うか。全く蛇そのものの狡猾な論理です。

”20 これらの災害によって殺されずに残
った人々は、その手のわざを悔い改めないで、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木で造
られた、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を拝み続け、21 その殺人
や、魔術や、不品行や、盗みを悔い改めなかった。”
 

「手のわざを悔い改めない」と
は己のわざを誇るクリスチャンのことです。悪霊を拝むとは悪霊を下すトロント、ペ
ンサコーラの器を拝することでしょうか。今現在教会内で起きていることです。「
金、銀、銅、石、木で造られた、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を拝
み続け」とは金、銀で形容される信仰の器を拝することです。殺人は人をクリスチャ
ンを憎むこと、盗みはみことばを盗み、勝手な箇所に引用することです。

何かという
と神は愛だという人がいます。確かに神は愛なのですが、しかし、今のような終末の
時代には、他にもいうべきことばがあるはずです。まとめますが、黙示録に描かれた
イナゴ軍、ヨエル書に描かれた終末のいなご軍隊は今既に「ヨエルの軍隊」という名
前とともに存在しています。すでに、もうその「預言された時」に入っているので
す。これから起きることは何か?もちろん、みことばに預言された通りのことが起き
るのです。これを見るものの目は見る故、聞くものの耳は聞く故に幸いです。

終末に
おける主のみこころを行いましょう。
 

ー以上ー