NO.381 サタンの策略


”テキスト:2コリント2:11 これは、私たちがサタンに欺かれないためです。私たちはサタンの策略を知らないわけではありません。”
 

本日は「サタンの策略」という題でメッセージしたいと思います。
サタンには終末の日に対して「策略」、「戦略」がある、そのことを見ていきたいと思います。
 

終末の日に関するみことばを見てわかることは、どうもサタンには、終末の日に対して、
戦略がある、そのことです。

戦略ということを考えてみましょう。
織田信長のした多くの戦いの中で有名なのは、「桶狭間の戦い」です。
今川軍が通る、これをそのまま行かせては天下をとられてしまう。
しかし、今川の大軍に対して、織田軍は小数。これをもって、敵に勝つにはどうするか?
ここで、「戦略」が必要になってきます。
恐らく織田信長はこんな風に考えたのでしょう。

ーとりあえず、敵の大将の首をとってしまえば勝ちである。
ーしかし、味方は少ないので、真正面から戦っても勝負にはならない。
ーそのためには、大軍が意味をなさない場所をねらえばよい。
ーすなわちどんな大軍でも小数でしか通れない狭いところでの勝負に持ち込む。
ーこの地は織田の土地なので場所はよく知っている。すなわち、敵が桶狭間を通る時がよい。
狭い所を通る時には、大将の守りも手薄、少人数になるので、その時、一気に襲い、敵の大将の首をとればよい。

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そして、この作戦は見事に成功したわけです。
大胆不適な戦略を立て、それを見事に実行したわけです。
 

さて、これを「戦略、策略」を立てられてしまった今川軍の側からいうなら、
「思いもかけない攻撃を受け」「敵に破れ」「天下を取れなかった」ことになってしまったのです。

さて、終末の日にサタンが策略、戦略を持っているという時、このように思いがけないもの、
不意をつくもの、それゆえ、多くの人がそれに倒され、敗走し、結果として(永遠の)命を失うものであることが想像されます。

そしてみことばもそれを裏ずけているように思えます。
テサロニケの手紙に「人々が平和、無事なり」といっているまさにその日に「滅びが突然襲いかかる」とは、まさにこのサタンの戦略をいっているように思えます。

また主が終末の日は、ノアの時、ロトの時のようである、人々が売り買い、娶り嫁ぎしている
まさにその日、滅びが来るといわれた時、同じようなニュアンス、突然というニュアンスがないでしょうか。そして、このことが多くの人にとって突然である、その理由はサタンの前工作、隠ぺい工作、
惑わしがうまいので、誰も気付かないそんな意味あいが見えるのです。

さて、具体的に終末におけるサタンの戦略、その方法とはどのようなものでしょう?

いくつかの欧米のクリスチャンサイトが警告していることは、終末の全世界的な
教会運動には一定した戦略、方策があるということです。

*エキュメニカル:
一つの彼等、世界の教会を牛耳る人々の方策の一つはエキュメニカル、すなわち、
教会を一つにする運動です。
何故ひとつにするのか?その理由は、彼等、反キリストのみこころを行う隠れた意図を持った人々が
治めやすくするためです。

現在この方策に沿い、日本ではJAE等福音派をまとめた大きな組織が出来ています。ペンテコステ派も同じです。これは全世界的な動きであり、その裏には「戦略」があります。
 

*リバイバル運動:
聖霊の第三の波はすばらしい神のわざという触れ込みですが、実際はこれは悪霊の働きです。
実は、第三の波に限らず、第一、第二の波も調べればどの波も怪しいのですが、
ペンテコステ運動の歴史は改ざんされ、隠ぺいされています。
現在のベニーヒン、ハンター夫妻等のいやし等も脚色され、サクラが用いられています。
また、アフリカでよく「死人を蘇らせる」というラインハルトボンケに関してもやらせ疑惑が度々、噂されています。
しかし、何はともあれ、テレビ、雑誌等のメデイアを占拠している彼等の「宣伝」だけは
アメリカ全土また、世界中に伝わっています。
それにより彼等は何をしたいと思っているのか?

彼等が欲しいのは、これら「ベニーヒン」等の怪しい器こそ、「真の使徒、預言者」だとの
評判です。たとえ100人のうち、10人にその偽りや、怪しい教義や、嘘がばれても、
90人がそう思い込めば良いと思っているように見えます。
要は教会の多数がそう思い込めばそれで用が足りる、目的を達したと思っているのです。
何故なら、彼等はキリスト教会の多数、群集を扇動して終末の日における彼等の
目的を達成しようと願っているからです。

これはアメリカの「戦争」に関する政治戦略と同じ考え方と思えます。
アメリカが今国民にしようとしていることはただ、国民を洗脳し、誤道し、
多数の人に「戦争は必要」と思わせることです。

彼等アメリカを操る人々はイラクに起きていることの何が正しいのか、その真実を知りたいなどと決して思っていません。
ただ、新聞、」テレビ、メデイアを操作して「国民に戦争は必要」と思い込ませればそれで、
勝ちと思っているのです。確かに民主主義、多数決の世界ではその考えにも一理あります。

同じことがキリスト教メデイアに関してもいえます。彼等はただただテレビショー
等を通して「素晴しい使徒、預言者」という虚像を作り上げることを行っているのです。
多数のクリスチャンが「ベニーヒンこそ素晴しい神の働き人」と思い込んでしまえば、
勝ちと思っているのです。

実際は彼を通して真のいやしが起きていなかったり、預言が外れているなどということは
いわないのです。「イメージ」を売り込む戦略があるのです。

そして、これらの偽りの使徒、預言者が全世界の教会を支配するという日を来らせようとしているのです。

彼等が神への真実、真のいやし、真の預言などを真剣に求めていると思ったら大間違いです。
彼等は人からそう思われればそれでよし、勝ちだと思っているのです。

*新しいことがら(new thing)

現在アメリカでは、new thing,
「新しいことがら」ということばがもてはやされています。
教会に新しいパラダイムシフトが起きた、新しい啓示が開かれた、新しい流れ、教えが起きてきたというのです。

これらは皆、みことばを巧妙にすりかえ、みことばを曲げる教えです。
たとえば、キリストの再臨に関する教えを変えて、二段階携挙説とし、「最初の再臨の時、キリストは目に見えない形、霊で再臨する」などというのです。
そして、その目に見えない霊で来たキリストは教会の勝利者である使徒、預言者に「受肉」する、
従って、彼等(怪しい)使徒、預言者は、キリストの権威と力を帯びる、そんな論法になります。

そして、これらの使徒、預言者に聞き従わない者は反キリストである、削除すべき、そのような
トンデモない論調になっていきます。

まだまだいくつもありますが、これらのインチキ教理、偽りをあばくサイトは日本では
ほとんど存在しません。志を与えられた人は、Yahoo! アメリカで、Deception in the church
というサイトを検索してみてください。
有益な情報が多くあります。

いずれにしてもサタンには戦略、方法、図式、計画があること、そして、
この計画はサタンに操られる人々を通して、まさに教会に対して、
実行されつつあること、それを見ていきましょう。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー