NO.331この王達の時代に

”テキスト:ダニエル2:40 第四の国は鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。
41 あなたがご覧になった足と足の指は、その一部が陶器師の粘土、一部が鉄でしたが、それは分裂した国のことです。その国には鉄の強さがあるでしょうが、あなたがご覧になったように、その鉄はどろどろの粘土と混じり合っているのです。
42 その足の指が一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。
43 鉄とどろどろの粘土が混じり合っているのをあなたがご覧になったように、それらは人間の種によって、互いに混じり合うでしょう。しかし鉄が粘土と混じり合わないように、それらが互いに団結することはありません。
44 この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。
45 あなたがご覧になったとおり、一つの石が人手によらずに山から切り出され、その石が鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕いたのは、大いなる神が、これから後に起こることを王に知らされたのです。その夢は正夢で、その解き明かしも確かです。」”

本日は、「この王達の時代に」という題でメッセージをします。
終末のある「王達の時代に」この世界にキリストの再臨があり、天の神は、「永遠に立ち続け」る国を建てあげることを聖書は語っています。その「王達の時代」とはいつの時代なのでしょう?それを見ていきたいと思います。テキストに沿って見ていきます。

”40 第四の国は鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。

「第四の国は鉄のように強い国です」と書かれているように、強い国です。この国は、
ダニエル7章では、「強い角」(70人訳による)と表現されています。

ですから、要するに「軍事大国」のことをいうのです。今がその時だとするなら、
現在の世界のスーパーパワーといえば、それはただ一つの国、日本に「不必要な」原爆を2発も落とし、今だに悔い改めようともしない、例の国しかありません。

「鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。」

この国を語る時、聖書は、「全てのものを打ち砕く鉄」「強い角」と表現していることを
忘れてはいけません。決して「自由の国」とか、「民主主義の国」とはいわず、獣、「鉄」「強い角」
というように破壊について述べているのです。また、「すべてのものを打ち砕いて粉々にする」とも述べています。

だから、この国主導による「多くの国に対する徹底的な破壊」が始まるのです。
このことは、以下のように、すでに開始されています。

1.湾岸戦争におけるイラクに対するアメリカを先頭とする「多国籍軍」の徹底的な
爆撃、破壊。

2.ユーゴに対するアメリカを始めとする多国籍軍による徹底的な爆弾攻撃。

3.現在(2002年7月)続いているアメリカによるアフガンへの徹底的な爆弾攻撃。今回もアメリカ
主導で多くの国が参加した。

聖書が語るようにまた、この国の象徴である、反キリスト革命、フランス革命の象徴、自由の女神が
示すようにこの国が建てられた本当の目的は、「反キリストの思い」を実現することであり、
また、世界の国々の破壊です。

今までで彼等の永年にわたる下工作は終了し、これからは世界に対して破壊、容赦ない破壊を続けていくようになるのでしょう。

用意とは?

すなわち、

*東西冷戦、共産主義の脅威の旗印のもとにアメリカが核武装することを認めさせる。
しかし、実際は、ジョンコールマン、「300人委員会」kkベストセラーズによれば、
ソ連共産主義とは、ニューヨークの金融家(すなわちゆたや人)により財政支援されてなりたっていたものなのです。そもそも共産主義は、ユタヤ人の発明だし、また、ロシア革命政府とは、90%ゆたや人からなるものです。東西冷戦、共産主義の脅威とは、実は「獣の国が誰はばからず核武装し、十分に
軍事力をつける」ために用意された茶番、つくりものだったのかもしれません。

かつて、ケネデイ大統領の頃は、アメリカのすぐ隣のキューバが共産化し、「脅威!」ということで、
大変な騒ぎでした。
しかし、今はもうキューバはアメリカの属国のようなものなのか、アメリカ国内に収容しては
(嘘がばれて?)都合の悪い、(犯人だと汚名を着せた)アルカイーダの人々を
拘束するのに、キューバが使われたりしています。

*それ以外の国に関しては「核拡散防止条約」等を推進して、核爆弾を作らせないようにする。
他国の軍事に関しては、戦争、核武装は惡だとの世論を国中に起こし、軍隊を弱体化させる。
たとえば、日本でも彼等が扇動する「左派系の人々」を通して、軍事力を持つのは罪、核爆弾を持つのは罪であるとの意識の刷り込みが行われている。

”その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。

先の国々とは、このダニエル2章に記されている第一、二、三の国の事でしょう。
これらは他の箇所とあわせると、それぞれ、バビロン、メデイアペルシャ、ギリシャの国のことで
あることがわかります。

このこと、第4の国(アメリカ)による、第一、二、三の国への攻撃は、既にに行われてています。

過去10年程におきたアメリカ、獣の国主導の戦争はこれらの「第一、二、三の国」に対するものです。

*湾岸戦争:イラク、すなわち、かつてのバビロン、第一の国への攻撃です。
*ユーゴ空爆:このギリシャ、バルカン半島への攻撃は、すなわち、かつてのギリシャ帝国発祥の
地への攻撃、第三の国への攻撃です。
*アフガン空爆:この国はかつてのメデイア、ペルシャ、すなわち第二の国に属します。
この国をアメリカはもう半年以上の長い間、「徹底的な空爆」を行っているのです。

これらのことからもこの第4の国がどの国なのかはもう明白ではないでしょうか。

41 あなたがご覧になった足と足の指は、その一部が陶器師の粘土、一部が鉄でしたが、それは分裂した国のことです。その国には鉄の強さがあるでしょうが、あなたがご覧になったように、その鉄はどろどろの粘土と混じり合っているのです。”

「足と足の指」

ここでこの終末の獣の国に関して、「足と足の指」と書かれています。
足と足の指はそれぞれ別のものです。ですから、この獣の国には、足に相当する
統括する国、支配的な国、及び、足の指に相当する従属的な10
国、それこそ、指のように、指示されたように動く国々があることがわかるのです。
これは、今でいえば、世界唯一の軍事大国アメリカ及び、その指示に従うヨーロッパを中心とする
国々のように見えるのですがどうでしょう。

”42 その足の指が一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。
43 鉄とどろどろの粘土が混じり合っているのをあなたがご覧になったように、それらは人間の種によって、互いに混じり合うでしょう。しかし鉄が粘土と混じり合わないように、それらが互いに団結することはありません。”

この国は一部が強く、一部が弱いということです。

44 この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。”

「この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされ」るとのことです。「その国は永遠に滅ぼされることがな」いとのことです。この一つの国とは何の国のことでしょう?
永遠に滅ぼされることがないというなら、この国こそ、実は聖書がくり返し語っている「神の国」のことではないでしょうか?そしてもしこの国がここで、書かれているように「永遠に立ち続け」るのなら、
これより先の国、この後に建てられる国などないことを我々は知るのです。これが最後の国なのです。

そしてこの国、聖書が語っている我々がめあてとする「永遠の国」は「この王たちの時代に」立つと
聖書が明白に語っていることをとらえて下さい。

私は何をいっているのでしょう?
私はこういいたいのです。
もし、ここでいう第4の国、獣の国が、アメリカ及びそれに追随するヨーロッパを中心とする国々であるというなら、「この王たちの時代に」我々は今いるということです。
そして、聖書が「「この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされ」るというなら、今の時代の我々はこの「一つの国」「永遠の国」「天の神により建てられる国」という国が実現するのを何と見るかもしれないということをいいたいのです。

かつて幕末すなわち江戸時代の終わりに生きていた人々は皆、新しい政府、明治政府が建てられるのを見、またその時代を経験しました。同じ意味あいで、もし聖書のいうことが正しいなら、(もちろん聖書のいうことはいつも正しいのですが)、そして今私達が獣の国をまのあたりに見ているなら、(アメリカは
ダニエル7、8章のいう獣のあらゆる性質を満たしているのですが)私達は、そのすぐ後に建てられるこの永遠の国を見るようになるということを言っているのです。勿論神がその人にそのことを許されればですが。

もし幕末に生きている人々がほんの少し未来のことを見る事ができたのなら、もう侍やちょんまげに象徴される古い政治体制や社会に
いつまでもしがみついているのは、無意味だということを知るでしょう。

徳川将軍様は天下に並びのないものであり、日本国全ての武士、百姓、町人が300年もの長い間、恐れ入ったものですが、ほんの少し、先のことを知る目があるのなら、その人は、
いずれ、時代は変わり、将軍は江戸城を明け渡し、新しい支配者、明治天皇の時代に移っていくことを
知るようになるでしょう。もう、この時代に生きている人々が古い時代の習慣、ちょんまげやら、刀を差すことなどに固執していることは
あまり意味がないのです。何故なら時代が変わるからです。

同じ意味あいで今、終末の人々が知らなければならないことがあります。
それは、いずれこの時代が変わるということです。今、すさまじい勢いで、社会は終末へと、獣の支配へと突き進んでいくようですが、いずれ時代は変わるのだと言うことを我々は知らなければならないのです。

「この王たちの時代」、すなわちアメリカの支配が続く時代に、「天の神」が「一つの国を起こされ」「その国は永遠に滅ぼされることがな」いというなら、今の我々はその国をめあてに備えるべきなのではないのでしょうか?そうです、何はともあれ、これから建てられようとする国に目を移すべきなのです。

今、このアメリカが聖書のいう獣の国なら、我々はもうここでいう新たに起きる「永遠に続く国」のすぐ隣りに来ているのです。幕末の人々は自分ではそれと知らず、今までの日本人が決して経験しなかった時代、
鎖国の解かれた文明開花の時代、明治時代のすぐ隣に実は生きていたように、
終末の我々はこの「永遠の国」のすぐ隣の時代に生きているのかもしれないのです。
そうです、まさに聖書は「この王たちの時代に」という表現でこのことを語っているのです。

ですから、逆に我我が終末に関して如何に多くのガセネタ、偽りにだまされてきたかをも知らなければなりません。ガセネタ?そうです。これらのダニエル書のことばが正しいのなら、
我々の間に広く広まっているあの教え、「千年王国」、すなわち、神の新天新地が始まる前に「千年の王国」があるなどという間延びした教えは全く間違った教えであるということを知らなければなりません。

ダニエル書は明らかに「終末の最後の世代」からすぐ、「永遠の国」へ移ることについて述べており、
この見地から、我々の終末論を再度見直すべきなのです。
わけのわからない盲人の書いたたわごとの黙示録解説や終末論を見直すべきなのです。

”45 あなたがご覧になったとおり、一つの石が人手によらずに山から切り出され、その石が鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕いたのは、大いなる神が、これから後に起こることを王に知らされたのです。その夢は正夢で、その解き明かしも確かです。」”

この人手によらない「一つの石」とはキリストのことであり、ここには、キリストの王国について書いてあるのです。そして、くり返すようですが、このキリストの王国は「この王達の時代に」打ち立てられます。決して遠い先のことではないのです。

この石は、「鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕」きます。何故これらの国は打ち砕かれるのでしょう?それは、これらの国が、
この石、キリストにつく人々を打ち砕いてきたからです。
その日、獣の国は打ち砕かれ、反キリストの支配は崩されます。

その日、この石、岩なるキリストに堅くつく人々に祝福があることを知りましょう。

かつての明治維新、新しい政府樹立の時には、維新の功労者、また天皇の軍隊に加わった人々には、
名誉と昇進が与えられました。逆にこの政府樹立に反対した人々は命を失い、恥を受けました。
その日、この古い徳川幕府、多くのキリシタンの命を奪った政府は倒れ、これに従う人々は恥を受けました。

同じように、その日、この方にあくまで立ち続けた人々にこそ、恵みと誉れがあることを知りましょう。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー