No.262 悪魔礼拝者は世界を支配する

”テキスト:ルカ4:5 また、悪魔はイエスを連れて行き、またたくまに世界の国々を全部見せて、
6 こう言った。「この、国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。
7 ですから、もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」
8 イエスは答えて言われた。「『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい。』と書いてある。」”

本日は「悪魔礼拝者は世界を支配する」という題でメッセージをします。

多くのクリスチャンが今の時代を見分けることができず、この世界、世の中を見分けることができない,その理由は彼らが神のことばを本当の意味では信じていないからです。

彼らは神のことばを真実とはせず、「進化論は科学的だ」などと、ちょっと気のきいことを聞くと、惜しげもなく神のことばを投げ捨てる愚かな人々です。その結果彼らにはこの終末の時代を見分ける知恵がありません。「見よ。主のことばを退けたからには、彼らに何の知恵があろう。」エレミヤ8:9と書かれている通りです。

彼らはこのことばを退け、かつてエジプトへ下った神の民のようにこの世に下り、この世の知恵を追い求めています。そのため、今の時代、今の世界を正しく見分けることができなくなっています。

しかし、始めと終わりを知られる唯一の方、主のことばにこそ、この時代を見分ける鍵があることを知らなければなりません。

終末の時代の恐るべきことは、悪魔礼拝者がこの世界を支配するようになるということです。

「そんなばかな」と思う人もいるかもしれませんが、しかし、このことは聖書の中に暗示されています。これを上記テキストから見ていきましょう。

”5 また、悪魔はイエスを連れて行き、またたくまに世界の国々を全部見せて、
6 こう言った。「この、国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。”

ここで悪魔は「世界の国々を全部見せ」た上で、「それは私に任されている」と語りました。
このことに関して主も「それは嘘だ」「偽りをいうな」とは返答していません。

逆にただ、「『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい。』と書いてある。」とだけ答えました。
悪魔を礼拝するということには、反対を述べましたが、彼の「それは私に任されている」ということばには何も反対をとなえませんでした。

ですから、私たちはこの短い記事を通して、この世と悪魔との関係に関して、はっきりとした認識を持つべきです。すなわち、この世とは悪魔の支配する地、悪魔に任されている地なのです。

ですからこそ、「この世を友とする者は神を敵」とすると書かれているのです。
私たちがクリスチャンであるなら、我々は敵の国の中に住んでいるのです。だからこそここには、「永遠の都」がないのです。また、私たちは旅人、寄留者なのです。
 

悪魔はこの世の権力と栄光に関して、それは「私がこれと思う人に差し上げるのです」といいました。

ですから、この世で成功する人には特徴があって、それは、悪魔に「これと思われる」、気にいられることなのです。

このことは、今迄の世界の歴史において、ずっとそうだったのでしょうが、終末の日にもっと、徹底した形で成就するようになると思われます。角笛によれば、またジョンコールマン博士の「300人委員会」kkベストセラーズ:という本によれば、アメリカの大統領を始め、欧米の多くの政治指導者、王族等が「悪魔礼拝者」だということです。

このようなことは我々の常識にあっては受け入れられないことです。またなかなか信じられないことです。

しかし、聖書の中に悪魔が「これと思う人に」この世の栄光と権力が渡されると書いてある以上、私たちはその聖書の記述に基づいてこの世を、世界を見ていくべきなのです。
 

そして、たとえそのような考えが真っ当で健全なキリスト教会の常識(それはこの世の常識、知識に過ぎないのですが)から懸け離れていようと,いまいとただ聖書の言うことが、聖書の言うことのみが正しいことを知らなければなりません。

終末はまさに謎、わなの日のようであり、この世の知者、賢者の知恵が役に立たない日です。また、この世についたクリスチャンの常識が役に立たない日なのです。

黙示録に「耳のある者は...。」と書いてあるように、私たちにもし「耳」があるなら、この世は悪魔礼拝者に支配されているという驚くべきジョンコールマン博士の警告はまさに聖書的な事実であることを理解することができるでしょう。
 

研究者によれば、18世紀に起きたフランス革命は、キリスト教絶滅を目ざした悪魔的な革命であり、
この革命の下で聖職者は、キリストへの信仰を捨てることを「宣言」させられました。
また、その後、ロシアで起きたロシア(共産)革命は、フランス革命の再来であり、トルストイ、ドストエフスキーを生んだ信仰の国、ロシアを神なき牢獄国家、ソ連につくりかえました。

これらの一連のできごとは世界を牛耳る悪魔主義者の計画、実行であることを上記コールマン博士、
また、フリッツスプリングマイヤー(徳間書店「悪魔の13血流」)等の研究者は述べています。彼らは警告を与えるクリスチャンです。

このような考え、世界は悪魔主義者によって牛耳られているとの考えは「陰謀論」と呼ばれ、「健全な」クリスチャンは陰謀論なんかには目をとめないことになっています。

しかし、問題はxx論がいいとか悪いとかの問題ではなく、その考えが聖書的かどうか、神の言われていることばと合っているかどうかです。

繰り返しますが、聖書は明らかにこの世が悪魔の手の下にあり、また悪魔が「これと思う人」すなわち、「悪魔をひれ伏して拝む」ものたちにこの世の支配が与えられることを述べています。また、キリストも決して悪魔のこのことばを否定はしなかったことを見るのです。

悪魔がイエスに向かって「もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」と語ったということは、この世の権力を得ることと、「悪魔礼拝」とが不可分なものであることを明確にあらわします。すなわち、悪魔礼拝者はこの世の権力、栄光を得るのです。

健全な、別のことばでいえば、「盲目な」クリスチャンが決して見ることのできない事実、すなわち、「悪魔礼拝者がこの世界を支配する」というこの事実こそが終末の時代の大きな鍵であることを知りましょう。

彼らがこの世界の今の状態を理解できないのは、聖書を退け、自分の常識と合わないところは、切り捨てているからです。その結果、真実の見えない愚か者になっています。「主のことばを退けたからには、彼らに何の知恵があろう。」と書かれている通りです。

真の知恵はたとえ私たちの常識や考え方と異なっていたとしても主のことばから来ることを知りましょう。

終末における主のみこころを行いましょう。

ー以上ー