第三の波運動は非カリスマ派の現象であるとの嘘

 

 
 
 
 
 

 それでは、第三の波は大きなカリスマ運動の一部と見て正しいか。第三の波に同化する多くの者が、聖霊のバプテスマについて書き、話す際、通常のカリスマ派用語を避けるのは事実だが、第三の波の教師で語義の違い以上に意味があると思う者はいても、少数だ。したがって、Wagnerの、カリスマ運動と第三の波の
 区別は言葉の相違にすぎないようだ。事実、第三の波の教説や説教の多くは標準的なカリスマ派の教理を反映している。その中核は感覚的体験への執念や、異言、癒し、預言的啓示、知識の言葉、幻などの使徒的賜物への没頭だ。ペンテコステ派やカリスマ派と同様、第三の波の支持者は恍惚的な体験、神秘的現象、奇蹟的なカ、超自然的な不思議を積極的に求める一方、伝統的な霊的成長の手段である祈り、聖書研究、御言葉の教え、従順における忍耐、信者の交わりを強調しない傾向がある。

第三の波は、Wagnerが示唆するようには、ペンテコステ運動やカリスマ運動の「行き過ぎ」を避けることができなかった。反対に、第三の波は、初期のペンテコステ運動やカリスマ運動の極めて悪い誤りや極めて迷惑な過激派にまでその手を広げた。「Kansas City Prophets」がその一例だ。Wimberの本
には、第三世界から来た同じような例でいっぱいだ。(wimberがかつて関係した)カリフォルニア州コスタメサ市のカルヴァリー・チャペル(calvary Chapel)の牧師のChuck Smithは、ある研究者に、「John Wimberは、ペンテコステ派の常軌を逸した教理を採り入れた」と言う。この評価はほぼ真実だろう。

 最近、私たちの教会の役員が、カリフォルニア州アナハイム市にあるWimberの「Vineyard教会」を訪れた。その夜、彼らは現実の修羅場を目撃した。Wimberは、突然、全員に異言を話させようとした。婦人たちが床の上で激しくけいれんし、一人の男性が緊張状態であお向けに倒れ、その周りには、何百人という人が踊り、走り、叫び、椅子の上に立ち上がっていた。

 明らかな逆の証拠にもかかわらず、第三の波の弁証家は、第三の波運動を非カリスマ派の現象として売り込み、驚くべき成果をあげている。疑うことを知らない教会や教団は、印象的な学歴を誇示する多くの第三の波の教師に門戸を開き、講壇を渡している。第三の波は目下、破壊的な津波のようにうねり、混沌と混乱を残している。

 第三の波をカリスマ派ではないと宣伝する努力は、第三の波の教理に浸透している、抜け目のないプロモーション様式と煙に巻く話法様式に対応している。事実、第三の波の特徴はすべて、調べてみると、虚偽の約束だ。

ジョン ウィンバーの集会

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